講師自己紹介:松村 純(担当:英語)

Q1.講師をはじめたきっかけを教えてください

ロシア人の女性に恋をして(映画で出会った女優さんですよ)、ロシア語科に。ロシア語を勉強しつつ、同時通訳者に憧れて日英の同時通訳学校に。通う中で、自分は通訳者には向いていないと痛感。たまたま大学3年時に受けた留学試験に運良くパス。カナダの首都のオタワ大学に。人との関わりに興味があったので「カウンセリング」を専攻。2年で帰国し母校のカウンセリング研究所に勤めた後、英語教育に目覚め、予備校と大学で教えることになった次第。

Q2.どんな授業を心がけていますか

こちらが楽しく授業を行うのが一番。こちらが楽しければ、相手も楽しくなる。先日扱った英文に、”Death ends a life, not a relationship” というのがあった。この簡単な7words の中にどれほどの想いが詰まっているかを語った。日本語と英語で。若くして逝った友、先日旅立った我が母。悲しい体験だけれど、授業は楽しかった。皆も楽しんだと思う。クラスの誰もが共感できたから。生徒が後で言っていた。「英語の授業だけれど、英語の授業じゃないみたい」やはり楽しい授業が一番です。もちろん、英文はしっかり読み、設問にも答えましたよ!誤解のないように!

Q3.授業を進めていく中で大切にしていることを教えてください

    • 講師が英語的に内容的に「面白い!」と思える英文、学生が興味を持つと思われる英文を使った授業。
    • 生徒が「分かった、納得!」と思える授業。
    • 英文の大枠から理解し、細部の理解に進む授業。
    • 生徒の知的好奇心をくすぐる授業。
    • 英語が不得意な生徒には、文の構造自体を徹底理解納得してもらう授業。
    • 生徒も講師も楽しいと思える授業。

    Q4.授業をしていて楽しいと感じる瞬間を教えてください

    生徒の「分かった、納得!」という表情、言葉。B君は以前暴走族の一員。父親が連帯保証人をしていた友人が多額の借金を残して死去。一家離散の危機に。ある弁護士に助けられ、自分も弁護士になろうと一念発起。けれど悲しいかな、家に金がない。そこで、新聞奨学生となり受験勉強を始めた。一心に勉強はするが、何せ勉強というものをしたことがない。何をやっても「わからん、わからん」困って助けを求めに来た。「ともかく理解できぬところは質問しに来い」と言ったのが運の尽き。出講のたびに捕まって質問責め。そのしつこいこと。ある時、関係代名詞の質問を持ってきた。彼曰く「関係代名詞って、何すか?」まず主格関係代名詞を説明。2回で理解。所有格関係代名詞も何とかクリアー。目的格関係代名詞でストップ。3回説明してもまだだめ。4回目別な説明の仕方で再挑戦。結果は?彼曰く「何だ、てーしたことじゃねーじゃん」中学以来初めて関係代名詞を理解した瞬間!この時の感動はまだ胸の中にある。

    Q5.この生徒は「伸びる(た)!」と感じる生徒さんの「特徴」(具体的な「指導例」等もあれば)を教えてください

    A君に初めて出会ったのは、新学期開講の一日目。教員室に響くような「失礼します!」という挨拶とともに姿を見せた。英語力は中学2年前半。年齢23歳。柔道で鍛えた体が逞しかった。彼は高校卒業後警備会社に就職。派遣された学校で宿直の退屈まぎれに読んだ生徒の忘れ物の数学の参考書で、数学に目覚めた。志望は数学科。私は言った。「テキストはこの学校のものと、こちらで指定したもののみ。分からないところは徹底的に質問すること。理解できた英文は徹底して音読すること」彼はそれを実行した。実に素直だった。柔道で培ったガッツがあった。ひたすら勉強した。特に音読の徹底ぶりは凄まじかった。自分に甘えるところがなかった。英語の偏差値4月の34が12月の試験では65になっていた。受ける大学に片っ端から合格した。立命館大にも東京理科大にも受かった。6戦して5勝1敗。1敗は早稲田大学。彼は自分の可能性を自分で開花させたのであった。

    Q6.一会塾の良いところはどんなところですか

    一会塾はスッタフと生徒たちの結びつきが極めて強い塾。スタッフと生徒の間に壁がなく、お互い気軽に話がはずむ。暖かい関係だから、質問するときもためらいなくできる。大手予備校ではあまり見られない光景。小人数なので、一人一人の生徒の個人情報をスタッフが熟知している。そこから適切なアドバイスが生まれる。時に、かなり厳しい言葉が向けられるが、その言葉には相手を思う気持ちがあふれている。いい塾だと思う。

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