【合格体験記】岐阜大学 応用生物科学部 生産環境科学課程 現役合格(学校推薦型選抜Ⅱ)山本真菜さん カリタス女子高校 「~志望理由は、動物に関わる仕事に興味を持ったから、中でも大型動物に関わる仕事に興味を抱いてのことでした。岐阜大学は動物について幅広く学べて、様々な資格を取れるので選びました。高1から目指していた第一志望なので、合格した時は信じられなかったです~」
山本真菜さん
岐阜大学 応用生物科学部 生産環境科学課程 現役合格(学校推薦型選抜Ⅱ)
カリタス女子高校
【その他の合格大学】
北里大学 海洋生命科学部
日本獣医生命科学大学 獣医学部 獣医保健看護学科
~岐阜大学を選んだ理由は、動物に関わる仕事に興味を持ったから、中でも大型動物に関わる仕事をしたいから。岐阜大学では動物について幅広く学べて、様々な資格を取れるので選びました。高1から目指していた第一志望なので、合格した時は信じられなかったです~
―第一志望合格おめでとうございます。発表を見た時の気持ちはいかかでしたか?
ずっと前から目指していて、自分がそこに入れるなんて思っていなかったので信じられなかったです(笑)
―入試方式は推薦で、共通テストを受けて、2月4日が試験日、そして2月12日に結果が出たんですよね。共通テストは英数理の3教科5科目。何パーセント取れたんですか。また推薦入試の出題について教えてください。
☝推薦の定員
☟一般入試(前期日程・後期日程)の定員はこちら
岐阜大学 学校推薦型選抜Ⅱの配点 共通テストと2次試験の配点比率は325:700でおよそ3:7の割合で2次重視型
数学ⅠA |
数学ⅡB |
理科①② |
リーディング |
リスニング |
調査書 |
面接 |
小論文 |
|
配点(1025点) |
50 |
50 |
100 |
100 |
25 |
100 |
300 |
300 |
共通テストは72%ぐらいで、2次試験は面接と小論文でした。小論文は、4題あって、そのうちの1,2が隣の学科(応用生命科学課程)と共通で、3は隣の学科用で、4はうちの学科用(生産環境科学課程)なんですけど、4は『琵琶湖の溶存酸素量』についてでした。1は、『コロナ禍における食糧問題の深刻化』みたいな出題で、2は、何かの鳥の尾っぽの長さと生殖行為の関係性みたい内容でしたね、グラフも多くて大変でした。今回は字数制限は無かったんですけど、過去問では字数制限が30~120字とか。記述式生物みたいな感じですね。理系の知識がある上で、それを論述する力が必要だと思います。
実際の出題された問題(2021年入試) 応用生物科学部 生産環境科学課程 『琵琶湖の溶存酸素濃度』の問題
―とても難しそうですね。赤本に載ってるのですか。
載ってないです。オープンキャンパスに行くともらえるんですけど、高2の時に行ってもらったのと、あと去年はコロナで行けなかったので、電話で問い合わせたらもらえて、2年分持ってました。
―きちんとオープンキャンパスまで行って手に入れていたんですね、さすがです。ということは、志望校を決めたのは高2ですか。
高1ぐらいから、なんとなく漠然と考えていて。もともと動物に関わることをやりたいって小学校の頃から思っていて、なんとなく理系に行くことは決めていました。それで、高1の時に家族旅行で和歌山アドベンチャーワールドに行ったんですけど、そこが結構気に入って、例えばここで働くとしたらどういうところに行けばいいんだろうと調べたら、そこと共同研究をしていたのが岐阜大学だったので、興味を持ちました。それで調べていったら、幅広い動物について学べて、あとフィールドワークが多くて、いいなと思って。で、高2でオープンキャンパスに行って決めました。
―家族旅行が人生の転機になったんですね、面白い!小学校から動物に興味があったと。図鑑とかよく見てたのですか?
結構動物園とかよく連れて行ってもらっていて。あと、小さい時にたまたまサービスエリアのイベントで「獣医になろう」みたいなのもありましたね。そういうきっかけがあったり、小さい頃だとイルカのショーとか、色々なことに触れて、職業として興味を持つようになりました。
―サービスエリアでそんなイベントがあったんだ。(笑)
―動物に興味があるっていう人は結構いても、志望学部までそれを選ぶ、研究の道に進むという人は意外に少ないと思いますが、山本さんの場合、その道の中でも獣医とかではなかったんですね。
最初は獣医だったんですけど、手術などで切ることに抵抗がありました。あと家畜じゃなくて大型動物に関わることがしたいと思っていました。だったら学芸員とかの方がいいのかなと。動物園とか博物館で展示方法を仕切れる学芸員任用資格という国家資格があって、その資格をここの学部で取ることができるんです。あと家畜人工授精師の資格も取れるので、そうすると畜産にも関わることができるし、検疫官とかにもなれるんですよ。
―偉いね。そこまで調べて。きっと真菜さんは面白い人になりますね。将来、えっ、そんな職業あったの!?っていう感じの。
そうかもしれませんね(笑)どれになるかはまだ全然わからりませんけど。
―試験は2月4日ということでしたが、願書はいつ。出願条件とかありましたか。
12月でした。条件は無くて、評定平均とかも関係なく、ただ共通テストである程度取ってないとNGですね。
―推薦入試の配点って覚えてますか。
共通テストが325点で、面接・小論文が300点ずつ。ただ、面接・小論文が6割以上いっていなければ、共通テストが何点であっても不合格になります。
入試要項にある配点
―小論文はある程度書けましたか?
過去問で練習していたので、結構書けたと思います。題目が興味関心にぴったり合っていたというわけでもないんですけど、小学校等でわりと文章を書かされていたという経験も役立って、そんなには困らなかったです。
―倍率は今年どうだったかわかりますか。
志願者が例年より少し増えて55名の受験、定員が15名なので3.7倍ぐらいでした。
―この学部には3つの学科がありますが、この生産環境科学課程の特徴はありますか?
動物園とかにいる展示動物も、家畜とかの作業動物も、どちらも扱っています。あと岐阜大学は、海の哺乳類も扱います。普通イルカとかクジラの勉強をしたかったら、水産学部で8割は魚の研究という世界になるんですけど、ここでは陸の動物を中心に勉強しながら、そういう研究もできるというのが大きなポイントです。
―うん、大学の広報レベルに詳しいですね(笑)。その内容って志望理由とかで書くチャンスはあったんですか。
志望理由書はありました。300字で。その志望理由書と調査書と、推薦書で100点あります。
―そうなんですね。北里大学も受けていて、海洋生命科学部。これは結果はいかがでしたか?
共通テスト利用で合格しました。
―日本獣医生命科学大学は獣医学部獣医保健看護学科が合格。
これはどんなことをする学科なんですか。また、ここを受けた理由は。
今度国家資格になる獣医保健看護師という資格が取れるということと、それが取れる大学の中でここが最高峰だったので受けました。
―受かったときは、迷ったんじゃないですか。
そうですね。でもやっぱり第一志望は揺るがなかったです。
―高1の時に一会塾の体験授業に来てくれましたが、きっかけはありましたか?
1期生に知り合いがいて、母同士が仕事仲間で。それで教えてもらいました。それで体験に来て、山口先生の英語を受けて、すごく感じがよかったので。
―そうだったんですね。ありがとうございます(笑)。小中高はカリタスですが、学校では高2から文系理系に分かれましたか。
はい。でもなんとなく高1から分かれてますね。高1で社会を日本史か地理を選択しないといけなくて、理系の子は地理を取るので。
―理系の中で、医学部、薬学部志望ってどれぐらいいましたか。
医学部は知ってるだけでですけど5人ぐらい。薬学部は結構多くて8人ぐらい。だけど看護がもっと多くて10人ぐらいしょうか。
― 一会塾では、高1は英語と数学の2科目。数学の先生が、1年時と3年時で一瀬先生でしたね。どうでしたか、数学力はつきましたか。
はい、数学は特に力がつきましたね。1年の時の授業アンケートみたいなので「数学が苦手なので頑張ります」と書いてたぐらいなんですけど、最終的に共通テストでは8割越えだったので、おかげさまで生物の次ぐらいまで伸びました。
(※山本さんの共通テストの点数、生物:86点、数学ⅠA:72点、数学ⅡB:83点 )
山本さんを担当した数学科 一瀬講師
―英語についてはいかがでしょうか?
単語を全然やってなかったので反省しています。でも長文読解を塾でずっと取っていたので、それは困らなかったです。前半読んだところはほぼ合っていました。でもそれでギリギリ通ったという感じです。
―リスニング難しかったんじゃないですか。
一番悪かったです。
―そっかそっか。いやぁ、でも、良かったですね。すべてがうまく行く人はいません。少し失敗したのもあって、でも得意なところがちゃんとできて。岐阜大学に合格したのはやっぱり情熱があって、面接・小論文も一生懸命努力して結果を出したということですよね。じゃあ、一会塾に通っての思い出などありますか?
授業が楽しかったです。数学のクラスとかいつも盛り上がっていましたね。
―学校は、去年の初めしばらくはコロナの影響で、休校だったりオンライン授業だったと思いますが、その期間、通学時間が0ということで、受験勉強に影響はありましたか?
学校がなかった分については、スタッフの関(せき)さんから数学を先に固めるようにと言われていたので、6月ぐらいの時期にとにかく数学をやって、そしたらその後は数学の授業の復習以外は、特に何もしなくても、偏差値60ぐらい取れていました。
山本さんを担当したスタッフ 関(せき)
―すばらしい。じゃあ6月に関さんに言われて数学を詰めてやったのが、効果があったと。
そうですね。その後やらなくても大丈夫になったのは結構大きかったですね。
―良かったです。今日は山本さんのいろんな経験を聞けて、とても参考になりました。岐阜大学を今後、検討する人がいたら相談にのってもらっても良いでしょうか、今日はありがとうございました。
はい、喜んで!こちらこそ、ありがとうございました。
岐阜大学 その他の合格者はこちら☟