【合格体験記2022】国際医療福祉大 医学部 医学科 R.Yさん Korea Kent Foreign School ~韓国から日本の医学部へ。国際医療福祉に逆転合格、最後の決め手は志望理由と面接対策でした。インターから日本の塾を上手に使いこなした経緯をインタビューしました。~

R.Yさん

国際医療福祉大 医学部 医学科 第2回 帰国生特別選抜 

Korea Kent Foreign School ⇒ 桐光学園

 

【その他の合格大学】

関西医科大学 医学部 特色入試

 

―お名前と進学先を教えて下さい。

 

R.Yです。進学先は国際医療福祉大学 医学部医学科です。

 

―おめでとうございます。

 

ありがとうございます。

 

―出身高校はどちらですか?

 

高2の6月までは、韓国にあるKorea Kent Foreign Schoolっていうインターナショナルスクールで、その後、桐光学園に通いました。

 

―インターの方は、韓国のどちらにあるんですか?

 

ソウルです。

 

―都会にあるんですね。ありがとうございます。

 

―まず一会塾を知ったきっかけを教えてもらってもいいですか?

高校時代に友達が通っていたので、少し名前はお聞きしていたのですが、その後、国際医療福祉大学の一次合格をもらって、面接の準備をどこでしようかなと思って、ネットで調べているうちに、姉が見つけてくれました。

 

 

 

 

―なるほど。ネットで検索した時に、見たのは国際医療福祉大帰国枠の合格体験記でしたか?

 

多分そうです。

 

―高校を卒業されてから、予備校に通われていたということですが、そこで推薦対策は受講されなかったんですか?

 

はい、大手の予備校に通っていたのですが、1月後半、私立の面接が近づいてきた時に、冬期講習みたいな感じでの面接の講座はあったんですけれど、私が受けた時期(11月)にはなかったです。

 

 

一会塾 1F 受付とラウンジ

 

 

―国際医療福祉大学を第一志望にした理由は、志望理由書に書いて下さってるとは思うんですけど、どんな感じで書きましたか?

 

私は、韓国生活も長いですし、インターナショナルスクールに通っていたので、国際医療福祉大学では英語で授業を受けられるっていうのと、アクティブラーニングみたいな、授業に積極的に参加する形式での授業だという点もインターナショナルスクールと似ていて、馴染みやすいのかなと思いました。 

 

 

成田は公津の杜にある国際医療福祉大学 医学部

 

 

―それって言うのは、やっぱり調べたりして国際医療福祉大学を見つけて、説明を聞いたのですか?あるいは、パンフレットとかで調べましたか。

 

それもありますし、オンライン説明会も参加して、説明を聞いたりしました。

―ずっと韓国にいらして、それで日本の高校に編入して、医学部を目指していると。医学に興味を持ったのはいつ頃ですか?

 

2~3年ごとに、日本と韓国を行ったり来たりしていました・・・

 

 

―きっかけはご両親とかではないんですか?

親は医療従事者ではありませんでしたが、やっぱり専門的な職がいいなとは思ってはいました。たまたま姉も医学部に行ったっていうもあって、少しずつ医学部を目指し始めたって感じです。

 

 

―Yさんのおうちは2人とも女医さんになるってことが今ほぼ確定したのですね()。それってご両親がお医者さんでもない限り珍しくないですか?

 

そうですね。そう思います()

 

―何となく志望が固まってきて、インターの時には、高校生くらいからもう医学部に行きたいって思っていたんでしょうか?

はい、それで、高校の編入試験の時もそういう感じで面接しました。

 

 

 

 

―高校のときにすでに、志望理由を医学部志望にされたんですね。

―韓国のインターで習っていたことと、日本の高校の授業の進め方の違い、たとえば、日本ではみんな数学とかバンバン進んでいくと思うんですけれど、そのあたりは大丈夫でしたか?

 

私が日本の高校に戻るっていうことは決まっていたので、そのインターに通っている時に、数学はAPプログラムを受けていました。

 

 

AP。これは日本語で訳すと何ですか?

大学レベルの授業を高校でやるっていうことだと思うんですけれど、資格として、単位を取っていきます。IBと似ている感じだと思います。

 

※AP・・・Advanced Placementの略。APプログラムともよばれる。SATと同じく、米国非営利団体のカレッジボードが提供するカリキュラム、およびテスト。高校生を対象に大学初級レベルのさまざまな教科がある。アメリカ系の大学に有利とされているAPはイギリス系の大学に強いとされる国際バカロレア(IB)とともに世界的に認知されている。

 

 

APカーキュロスっていうのを、私は10年生の時に受けていました。一緒に受けていた人達はみんな12年生とかだったんですけれど。日本の数学でいくと数Ⅲの微積の部分なので、まあまあ、数学はついていけたかなって思います。

 

―韓国のインターでは、韓国の人もいるし、外国籍の人もいる感じですか。

 

はい。半分くらいアメリカ国籍を持っている韓国人で、その他には東南アジアの人が多かったです。

 

1学年は何人くらいいるんですか?

そんなに多くなくて、小さい学校だったので、30人くらいです。

 

 

一会塾の教室 1クラス平均8名

 

 

―学年ごとに授業があるんですか?

大学みたいに色んな学年が混ざって自分で取る感じです。

 

―じゃあ、あんまり年齢を気にせずにやるっていう風土があったんですね。

R.Yさんは、韓国語ができるし、英語もできるし、数学も・・・・そこそこものにしていて、「あと問題は理科だ」みたいな状態でしたか?

 

数ⅢはさきほどのAPですでにやっていたのに比べて、日本の数学ⅠABの方はあんまりやっていなかったので、特にⅠAが一番苦手でした。

 

国際医療福祉大の医学部 帰国枠の試験(数学、理科)は、すべて英語で出題される。2021年の入試は大問は6題でⅠAから2題、ⅡBから2題、Ⅲから2題と偏りなく出題された。いずれも一般入試の問題よりも解きやすく、高得点が狙える試験となっている。日本語の参考書で勉強したものを英語へ変換する訓練が必要。

(2021年 受験者レポートより 医学部入試研究所みらい 調べ)

 

※↑日本留学生試験より抜粋

 

 

―なるほど、医学部を受験するにあたって、一応、国公立も視野に入れていたと。学費の関係もありましたか。国公立だけでは危ないので、私立も当然受けることになると思いますが、私大医学部を選定する基準を教えてもらえますか?

 

英語がやはり得意だったので、英語の配点が高い大学。私立で、例えば、東邦大学とか昭和大学を受けました。

 

―もう1つ、関西医科大学を受けに行かれたということですけれど、英語枠っていうのがあって、どういう試験だったか覚えていますか?

高3の時には調べていなくて、浪人した後に、父が調べてくれて知ったんですけれど、適性試験みたいな感じでしたね。あんまり、数学・理科関係ない感じでした。

 

―就職試験に近い、知能テストみたいな

 

そんな感じです。長文が多くて、理科でも長文の読み取りで選択肢を選択するとか。

英語もそんな感じで、長文が多かったです。

 

入試データ:関西医科大学 医学部 推薦型選抜入試

定員:①特別枠(10名) ②一般枠(10名) ③特色選抜(7名)・・・①は専願、②③は併願可

③はさらに、英語型、国際型、科学型に分かれており、R.Nさんは英語型で受験

出願期間  11月1日~11月20日(2021年)

試験日 1次:12月12日 2次:12月18日

合格発表 12月23日

試験科目 

1次:小論文(50分) 適正能力試験(130分、数理的問題、英文問題を含む)

2次:面接(個別、段階評価)

 

―筆記試験の全体像はどんな感じでしたか?

時間は分かれていました。1時間目は日本語の小論文で、A4見開き1枚くらいの文章を読んでから、それについての小論文を書くのと、その後、英語・数学・理科・・・と続きます。

 

―それ全体で適性検査って言う名前だったっていうこと?

そうです。はい。

 

 

 

―理科は生物・化学選択ですか?

いえ、物理・化学でした。物理の問題はあんまり出なくて、基本の穴埋め問題がありましたね。

最後の部分、原子の穴埋めが出ました。結構、物理は簡単でした。

 

―簡単だったと。全体的に医学部の一般入試よりは解きやすかったんですか

私がたぶん、読解問題とかの方が得意だと思うので、たぶん高3の時受けても受かったかな、みたいな感じはしました。

 

 

―わー、本当に・・・向いてる試験だったんですね。

 

そうですね。

 

―12月にあったんですか?

 

はい、12月です。

 

―採用枠って若干名ですよね?きっと。

 

そうですね。14人くらいが最終合格したと思います。

 

―英語の資格は何か必要だったの?

必要なのかわからないですけれど、私は出願の時に、持っている英語の資格は全部書きました。私は、英語の資格はとりあえず色々持っていたので。

 

―一会塾での2次対策を受講の際に、志望理由やお持ちの資格についてのアンケートの方に書いていただいているとは思うのですが、英語の資格はどのくらいでしたか?

TOEFL iBT106点でした。

 

―素晴らしい!

 

でも、そのインターに通ってた時に取ったので、今はちょっと下がってるかもしれないですね。

 

―英検は?

 

1級です。TOEICは受けていないです。

 

―十分ですね。

 

 

―それでこの12月の試験は合格されたんでしょうか?

はい、一次合格して、その次の週にまた新幹線に乗って大阪行って。

 

―そっか、大阪だよね。

 

で、面接受けて、受かりました。

 

―年内に合格は出たんですか?

 

けっこう早かったと思います。1~2週間以内に出たと思います。

 

―それでは、いよいよ国際医療福祉大についてお聞かせください。国際医療福祉の第2回帰国枠は2次試験を通過したあと、補欠合格でしたか?

私は不合格って出ました。

 

 

国際医療福祉大 医学部 キャンパス 

 

 

―不合格から繰り上がったんですね。それは一般入試でも起こっていることかと思います。1次試験に行かれている状況で相当に、数が絞られていますしね。

 

はい。

 

―想定外に辞退した人が出たんでしょうね。

 

そうですね。

 

―関西医科の合格はもらっている状態のまま、普通に、そのままその他の入試に臨んでいる。ということは、国際医療福祉大は全く当てにしていなかったんですね。

 

はい(笑)もう、まったくの想定外でした。(国際医療福祉大は)一般入試も受けなかったです。やっぱり、関西医科が受かっちゃったので、国際医療福祉大と比べると(そのときは)関西医科大の方がいいかなって気がしちゃったので。(国際医療福祉大は)新設だし、自分が有利な方に、考えただけなんですけれどね(笑)

 

国際医療福祉大 医学部 キャンパス 

 

 

―なるほど、なるほど。プラス思考でね。

 

まあ、いいでしょう、これでみたいな。

 

―そしたら、関西医科大に行くつもりのまま、3月末ごろに、電話がかかってきたの?

はい。3/31日でした。ちょうどその日の朝、友達とディズニーランドに行っていたんです(笑)

 

―まったくー(笑)あるあるですな。

 

で、ほとんど着いた頃に電話が来て。もう、電話がくるなんで、全く考えていなかったです。

 

―ちゃんと出たのね!

 

出ました。

 

―良かったねー!

 

はい(笑)私、実はあんまり電話に出なかったりするんですけど、ちょうど携帯を見ていて、「なんか千葉県から電話がきた」みたいな。

 

―見知らぬ番号みたいな(笑)

 

千葉県成田市って出たので「なんだろう」って思って、出たら繰上合格の電話だったんです。

 

―電話をかけてきたのは、女性?男性?

 

男性でした。

 

―坦々と?

 

坦々と。でもけっこう、切羽詰まっていた感じでした。1時間以内に答えて欲しいと。

で、すぐに家族に電話して「どうしよう」みたいな。

 

 

 

 

―友達と一緒に行ってたの?

はい、友達と。

 

―友達もびっくりしたんじゃない。

 

友達と落ち合った時だったので、電話しながら会って。「なに?なに?」みたいな(笑)

 

―ひゃーー。

 

―この時、お父さんお母さんのご意見は?

 

最初にまず姉が結果を見て、「(国際医療福祉に)行った方がいいじゃん」って。もう、絶対に行って欲しいって。

 

―大学は関東がいいよっていうのもあったのかな?

それもありましたし、(国際医療福祉大の授業スタイルなど)私に環境が合っていそうというのと、学費も安いので。

 

―なるほど、そういう展開になったんですね()

 

 

―一会塾での指導の様子を教えてほしいんですけど、一会塾を選んだ理由は先ほど聞いた通りで、やはり面接試験については不安だったんでしょうか。

 

はい。面接は特に、指導をこれまで受けたことがなかったので、準備をちゃんとしなきゃいけないと思って色々検索して探しました。

 

 

―それで原田広幸先生に見てもらうことになって、一回目の授業はいかがでしたか?オンラインでしたね?

 

そうです。そのときは、最小限の話す内容のアドバイスをくださいました。あとは気になる本とかニュースとかの話題で、ちゃんと決まっていなかったのでそれについても教えてもらいました。

 

 

面接・小論文指導 原田広幸講師 ↑詳しくは写真をクリック

 

―出願書類はもう準備できていたから、本当に面接の練習だけでしたよね。この意見でいいのかというのを、確かめたかった。

 

確かめるというよりは、明確に話すことが決まってはいなかったので、(1から)形を作って、ストーリーに組み立てて行くといった感じで進めていただきました。

 

↓志望理由の組み立てを考える準備シート 詳細アンケートの記入が最初の課題

 

 

―オンライン形式で授業を受けたのはどうしてですか。やっぱりコロナ関連の問題で。

 

いや、多分先生の方のスケジュールの問題でした。() 私は塾に来て、校舎で受けていました。

 

※一会塾では、この期間に2次対策の受講希望の電話が多数、同時期に入るような状態でした。

 

―そうでしたか、直前期で忙しい期間でしたね。二回目の対策授業はいかがでしたか?その時は対面で。

 

はい。二回目はもっと詳しい内容とか、姿勢や入るときのしぐさなども教えていただきました。

 

―そういった面接の作法は受けてみていかがでしたか。

 

思ったよりしっかりしなきゃいけないな、という風に感じました。() ちょっと甘く見ていた部分はあったかもしれないです。

 

―実際に指導を受けて本番を迎えて、心持ちは変わりましたか。

 

はい。授業で習った内容は、実際に国際医療福祉大だけじゃなくて関西医科の面接で使えたりして、大いに役立てることが出来ました。

 

―では、帰国枠の入試についてお聞きします。第一回、二回の筆記試験の方は赤坂の方で受験されています。英語、数学、理科二つ、英語は普通に筆記と英文エッセイですね。印象覚えていますか。

 

英語は解きやすかったです。正誤問題とか基礎的な問題も多かったので。割と解けたかなとは思いました。

 

 

↓専用対策コースで実施する予定の本番そっくり模試 4択の英文法15題とアンダーライン正誤判定が25題出題される。帰国生の基本的な英文法力が試される。

 

 

 

 

―あとの数学と理科は全部英語で出るじゃないですか。そちらはいかがでしたか。

 

英語での問題というのはあんまり気にならなかったです。確か、化学だけ少し問題文が長くて、ちょっと時間かかったりしたんですけど。でも、カタカナとか学校で習いますし、似てる部分もあるのですぐ頭の中で変換できたかなと思います。

 

 

―そこは問題なかったと。インターでの生活も長かったですし、英語への反射神経が良いのでしょうね。ではお聞きしますが、医学部の一般入試の問題より国際医療福祉大の帰国枠の問題の方がズバリ易しかったですか。

 

難易度的には易しいと思います。数学と化学は特にそう感じました。

 

―英文エッセイですが、内容が『日本の医学部を出るのと、海外の医学部を出るのではどう違うか』といったものでしたね。書けましたか。

 

政治的・社会的な内容よりかは書きやすい方だとは思いました。両方それぞれ良いという方向で書ききりました。

 

 

―その結果、残念ながら不合格でしたが、331日に繰り上がったと。

 

はい。良かったです。

 

 

―二次の時点で、一次を通過して残っていたのは何人でしたか。

 

私が面接にいた時にいたのは四人です。

 

―最初百人くらい受けてそんなに少なくなるなら全員補欠にしておいて欲しかったですね。()

 

ほんとに。() 

 

―最後に、大学に入った印象はいかがですか。

 

今の所は、まだ始まったばっかりなので、医学的な内容はあんまりしてなくて、英語の授業がすごく多いです。でも結構楽しいです。普通に授業聞いてノート取るとかじゃなくて、話し合ったりペアワークをするのがメインで、声を出す場面がすごく多いです。教室の雰囲気も椅子で動き回れる広々とした感じで、毎回新しいパートナー見つけて行くような。

 

―すごく早くみんなと仲良くなれそうですね。

 

国際医療福祉大 医学部 キャンパス 

 

 

そうですね。オリエンテーションでみんなの名簿が配られるんですけど、出来るだけ多くの人と話して、それを埋めていくっていうアクティビティがありました。オリエンテーションの五日間の期間で新しい人どんどん見つけて行くっていう。

 

―語学学校みたいな感じですごいフランクなんですね。じゃあ一般入試受験で入った人とも垣根を越えて仲良くなれますね。

 

はい、でも100人以上いるので、まだ話したことがない人もいるんですけど。

 

―一会塾の他の合格者のメンバーとも知り合えましたか。

 

はい、もう知り合いになりました。()

 

―留学生はいかがですか。

 

20人くらいいます。コロナの問題はありつつも、みんなこっちに来れていて良かったです。

 

―なるほど。それではこれから本格的に医大生として始まる学校生活が楽しみですね。

 

―本日は貴重なお話、ありがとうございました。

 

こちらこそ、ありがとうございました。

 

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