齊藤 陽先生

齊藤 陽先生

医師を目指したきっかけや、受験生の時に感じたことなど、現役の医師としてお話を伺いました。

一会塾顧問医師 心臓血管外科医 齊藤 陽Akira Saitou

日本大学医学部卒、日本大学医学部第2外科に入局、のちに日本大学総長となる瀬在幸安教授のもとで外科医としてのスタートを切る。消化器外科・呼吸器外科・心臓血管外科・救命救急センター・麻酔科などで研鑽を積む。多種多様な手術経験を積み、外科専門医となる。「出会った人みんなを喜ばせたい!」をモット―に患者さんの治療にあたる熱血医師。先生曰く、「心臓血管外科医は、心臓疾患における最後の砦、自分が最終責任者となる分、大きなやりがいと醍醐味がある。」マラソンとウィスキーをこよなく愛する2児の父でもある。2017年に目黒外科を開院する。

先生の実家はお医者さんではないとお聞きしましたが、
なぜ医師を目指されたのですか?

小学校の時に祖父が急性大動脈解離という病気になり、救急車で病院に運ばれました。医師からは緊急手術をしなければ命は助からないが、手術をしても生還できる確率は1%と宣告されました。突然大切な家族を失ってしまうかもしれない。幼い自分にとっては計り知れないショックでした。「神様、お願です。僕はいい子になります。勉強も一生懸命します。家の手伝いもします。何でもします。だからおじいちゃんを助けてください!」祖父は1%の生還者となりました。助けてくれた先生が神様に見えました。この時、こういう大人になりたいと思いました。

中学高校時代は部活も活発にされていたそうですが、
どんな受験生でしたか?

中学入試の時は危機感のかけらもなく受験直前でもファミコンをやっているようなのんきな受験生でした。そのせいで受験校を落ち続けようやく1校にひっかかったんです。うまくいかなかった中学受験が悔しくて中学に入ってからは勉強を最優先して学年のトップを取りました。しかし途中で、部活に入って頑張っている友人にトップの座を奪われ、同じ土俵で頑張ってこそのトップだと思い、部活に入り直して頑張りました。その友達とはいいライバルで卒業まで2人で学年1位を争い続けました。今にして思えば挫折が当時の頑張りを支えてくれたのだと思っています。

心臓血管外科医という専門分野を選ばれた理由と、
医師ならではのやりがいや苦労話をお願いします。

最後の砦の心臓血管外科医は、自分が治療を完結させなければならない、治療がうまくいったかどうかの結果がその場で出てしまうという厳しさがあります。それだけにやりがいも多く、また結果に伴う責任の重さも大きいと思います。

先生の経験に基づいて医師として不可欠な素養をお教えください。

寝食を忘れて困っている人の助けになりたいという献身性。様々なことにチャレンジしてみたいという好奇心&情熱。最後までやりぬくど根性!いつでもどこでも寝られること(笑)

最後に受験生へメッセージをお願いします。

世界には貧しくて学校に通うことができない子どもたちがたくさんいます。夢や目標に向かって頑張ることができるみなさんは、実は大変な幸せ者なんです。人生は選択の連続です。迷った時はつらい方を選びましょう。きっと良いことがありますから。

現役医師と直接話して受験生のモチベーションを上げる

一会塾では現役医師による演説会等を行っていきます。熱く情熱的な齊藤先生のお話に感動した生徒が残って質問しています。講演内容に涙する生徒も。志とやる気を大切にする教育を一会塾は目指しています。

一会塾に深くかかわる先生たち

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