慶応義塾大学 経済学部 現役合格 高橋志保さん(頌栄女子学院)

   



Q1.  数ある予備校の中から、一会塾を選ばれたのはなぜですか?決め手はどこでしたか

私が受験を意識し始めたのは高校1年の冬です。通っていた学校ではこの時期に文系と理系を選択する必要があり、私は文系を選びました。しかし、国語が苦手だったため、大学受験までには苦手を克服しなければならない状況に。とはいえ、国語からずっと逃げてきた私は、勉強をいつ始めればいいのか、どのように進めればいいのか全く分かりませんでした。そこで、塾の必要性を考えるようになりました。


時間に余裕のある冬休みを活用して、大学受験の塾探しを開始しました。映像授業ではサボってしまう可能性があると考え、一人ひとりをしっかりと見てくれる少人数制の対面授業を探しました。また、通いやすさも重要視し、家から近い武蔵小杉駅周辺の塾を条件にしました。その中で見つけたのが一会塾です。


ネット検索で情報を知り、すぐに体験授業に参加しました。体験授業では数学の授業を受けましたが、これまでの知識をどう活かして問題を解くかを丁寧に教えていただき、授業がとても楽しいと感じました。一会塾は理系や医学部に強い塾というイメージがありましたが、文系の生徒も少数ながら在籍しており、国立大学や慶應義塾大学、早稲田大学に進学している実績を知りました。

私は文系数学が得意だったため、一会塾で数学をさらに伸ばしながら、苦手な国語を基礎からしっかり学べると考えました。この塾なら志望校である慶應義塾大学の入試で戦える力をつけられると確信し、一会塾への入塾を決めました。


Q2.  中学・高校生活について教えてください

私は中高一貫校である頌栄女子学院に通っていました。帰国子女が学年の二割という英語を身近に感じられる環境でした。帰国子女と関わる機会が多かったため、文化の違いを肌で感じ、多文化共生を身近に感じることができました。将来の幅広い進路に合わせ、高校二年生で文系と理系を選択します。私は志望校であった慶應義塾大学総合政策学部の試験科目に合わせて、文系を選択しました。文系を選択した時に文系数学という英語、数学、そして国語を中心に受験科目を決めました。学年のうち、文系は7割、理系が3割だったと思います。割合として文系は多いです。しかし、英語、国語、社会の私立文系に的を絞っている生徒が多かったので、文系数学はほとんどいませんでした。

部活は手芸部と水泳部に所属していました。中学校の頃は全部で週4日ほど部活がありました。勉強は英語と数学は授業に合わせて予習復習をし、テスト前に全科目のテスト範囲を復習していました。学校での成績は平均だったと思います。基礎から積み上げていく必要のある英語と数学は、基礎基本に抜けがないように気を付けていました。私が中学三年生の時、2月頃に新型コロナウイルスの大流行が始まりました。学校での部活動は長い間規制され、特に生徒同士の距離が近くなる水泳部の活動はなかなか再開できなかったです。高校生活で泳ぐことができたのは、片手で数えられるくらいでした。新型コロナウイルスで増えた自由な時間は、特に勉強することはなく推し活をしていました。特に、登校日数が少なかった高校一年生の春学期は、課題をぎりぎりに済ませる生活でした。学校があってもなくても勉強量は変わっていなかったと思います。学校生活が始まってからも、塾の課題をやることだけが多かった気がします。高校2年生からは文系理系に分かれ、勉強に真剣に取り組んでいる人が増えました。高校2年は部活の最高学年であり、体育祭の運営学年で、さまざまな行事を運営します。一年をかけて次第に勉強に重きを置いていく雰囲気がありました。高校3年生にもなると、勉強を教えあうように、受験一色でした。学年全員で受験に向かって切磋琢磨しました。

新型コロナウイルスによって行事は減ってしまいましたが、それぞれがやりたいことに集中できる楽しい中高生活でした。


Q3. 現在、大学での授業の形態や内容、また課外活動で楽しいこと、高校との違いなどについて教えてください。

慶應義塾大学経済学部では、1年生の間は基礎教育科目、経済学の基礎科目、数学、語学を中心に履修します。基礎教育科目は自分の興味に合わせて選択できるので、人類学や社会学など、高校では扱わなかったような現実に近いテーマを学ぶことができます。自分で授業を選ぶ分、興味のある内容ばかりなので、楽しく取り組めるのが特徴です。

経済学の基礎科目は、300人規模の大教室で行われる講義が多いです。数式を使いながら経済理論を学び、

「こういう条件のとき、理論に当てはめるとこうなる」という思考方法を身につけています。まだ抽象的な内容が多いですが、3年生以降のゼミではデータ分析に応用できるので、今は基礎固めだと思ってコツコツ進めています。

語学や数学も必須科目で、経済学を深く学ぶために欠かせないスキルを磨いています。海外の論文を読むための英語や、理論を理解するための数学といった形で、実用性のある内容が多いです。ただ、教授によって成績評価の基準が大きく異なるので、授業選びは少し運の要素も感じます。大学生活で一番驚いたのは、1学年の人数が1000人以上いることです。高校時代の少人数制に慣れていたので、大教室での授業は最初は少し戸惑いました。でもその分、いろんなタイプの学生と出会えるのは新鮮です。サークル活動もとても充実していて、体育会のように本格的なものから、ゆるく活動するサークルまでさまざまです。高校の部活をイメージしていたので、活動が自由すぎるサークルに最初は驚きましたが、自分に合った雰囲気のものを選べるのはありがたいです。

アルバイトにも取り組んでいます。自分でお金を稼ぎ、どう使うか考えるのは新鮮で、社会に一歩踏み出した感覚があります。周りには起業に向けて動いている人、留学を目指している人、インターンで経験を積んでいる人などが多く、刺激的な環境です。やりたいことが明確で、積極的に行動する学生が多いのが慶應らしさだと感じます。

慶應の良いところは、自分のやりたいことに自由に挑戦できることです。その分、大学内だけで完結しがちなので、外部の人と関わる機会を意識的に作ることも大切だと思います。大学生活を充実させるためには、入学前から「自分がやりたいこと」を考えておくのが大事です。この自由で幅広い環境をどう活かすかは自分次第なので、ぜひいろいろなことに挑戦してみてください!


Q4.  一会塾での受講科目について教えてください。また特に印象に残っている授業はありますか

受講科目高1(Ⅲ期)

高校数学ⅡBC 高2(通年)
高校数学ⅡBC 高校

総合国語高3(通年)

受験数学ⅠAⅡB

受験現代文

受験古文

共通テスト総合国語(夏期のみ)

早慶小論文(夏期から)

個別指導:小論文(受験直前)

英語は得意だったため塾では受講せず、日本史も学校の教材を中心に独学しました。日本史を使用する受験校が一校だけだったため、自分のペースで進めることができました。
どのクラスも緊張感があり、毎回集中して真剣に取り組むことができました。その中でも特に印象に残っているのが、高3の数学と国語の授業です。
数学の授業仲野先生の数学は厳しい授業でした。生徒一人ひとりに番号が振られ、トランプを引いて当たった生徒が予習してきた問題に答えながら授業が進む形式でした。私は初回の授業で3回も当たり、そのおかげで先生にすぐ名前を覚えてもらいました。
取り扱う問題は質が高く、予習にかなりの時間が必要でした。また、復習時も一つ一つをしっかり理解するのに膨大な時間がかかり、自分のものにするまでには苦労しました。それでも、時間をかけた分だけ確実に力がついたことを実感しました。厳しさとともに学びの大きさが印象に残っています。
国語の授業国語の授業では、生徒が予習してきた記述問題の解答をすべて匿名で印刷し、生徒全員に配布して授業中に採点する形式でした。自分が的外れな回答を書いていたときはとても恥ずかしく、正直嫌な思いをしました。その経験が逆に悔しくて頑張る原動力となり、次第に正答率が上がっていきました。先生の指導を通じて、自分の弱点を克服する力が養われたと思います。
一会塾の授業は厳しさがある分、確実に実力がつくものばかりでした。特に数学と国語の授業は、努力の成果を実感できた貴重な経験として心に残っています。

   


Q5. 受験勉強や学習計画について教えてください

大学受験への行動をし始めたのは高校一年生の冬です。ちょうど文系と理系の選択をしなければいけませんでした。それに先立って、志望校を決めることにしました。興味のある分野から、文系と理系の両方を学ぶことのできる学部を考えていました。そこで、慶應義塾大学の総合政策学部、環境情報学部を志望校とすることにしました。私は数学が得意だったので、数学と英語と小論文の三亜目で受験をすることを決め、それぞれの試験範囲を調べました。数学の試験範囲に数がなかったため、文系を選択し、文系数学を中心に受験をすることを決めました。

私が通っていた頌栄女子学院は私立文系に強く、数学は弱いので、文系数学という選択は厳しい戦いになると考えました。なので、高校2年生の終わりまでに英語と数学の偏差値が70を基準として目標を立てました。もし偏差値が足りなかったら、私立文系に切り替えようと覚悟を決めました。結果として偏差値70 を超えたので、そのまま文系数学で受験に挑みました。

文理選択をした際、すでに英語の塾には通っていたので、すぐに数学の塾を探し、一会塾に入塾しました。ここからは科目別に学習計画を記載しようと思います。

<英語>

基本的に塾の予習復習をしていました。周りの受講生のレベルが非常に高かったので、ついていくだけで精一杯でした。

英語の要素は単語、文法、国語力の三つです。何か一つ秀でたものを作ろうと、英単語の暗記に注力しました。

とは言ったものの、物覚えは悪い方でした。単語の暗記は苦手なので、範囲となった単語を1週間後、2週間後、3週間後、5週間後、そして10週間後に復習していました。高校2年の冬までに単語を一周して、受験期までもう一周しました。二週目も、1週間後、3週間後、5週間後、そして10週間後に復習しました。10週間後の復習でも間違えた問題はルーズリーフに書いて、その単語を覚えるまで毎日ルーズリーフを復習していました。暗記はとにかく復習あるのみです。気合で頑張っていきましょう。英単語が分からなければ文法、国語力があっても英文は読めないので、英単語が得意になったことは大きな強みでした。

英文法は毎週課される範囲を勉強していました。長文読解と過去問を解いたときに文法を復習し、抜けている部分があれば補っていきました。

国語力は国語の時間に勉強していました。私は国語が苦手だったので、英語の偏差値は70ほどで頭打ちになってしましました。英語の長文でも国語の勉強という意識を持って取り組んでいたら、もっと英語が得意になっていたかもしれないです。

<数学>入塾するまで、学校での数学を予習復習していました。定期試験では満点を目指していました。なので、入塾時点で数学の基礎はついていました。入塾してからは、受験のテクニックと演習問題を積み重ねていきました。

  • 扱った問題集青チャートⅠA:マーク3つ以上の問題だけ解きました。応用問題を確実にとるために、抜けを補うために使っていました。高校1年の1~3月にかけて解きました。

青チャートⅡB:マーク3つ以上の問題だけ解きました。応用問題を確実にとるために、抜けを補うために使っていました。高校1年の3月~高校2年の6月で解きました。問題の場所から、単元、解き方が予想できちゃうため、問題を一枚一枚切ってばらばらにして、ランダムに解いていました。

1対1対応の演習ⅠA:全問解きました。高校2年の夏から冬休みにかけて解きました。3学期の前には終わらせるのを木曜にしていました。力が付きました。 11対応の演習ⅡB:全問解きました。高校2年の冬から高校3年の6月に解きました。高校3年のゴールデンウィークまでに解き終わったらすごいと言われ、そこを目標にしていましたが、達成できなかったです。ギリギリ5月いっぱいかかっても終わらず、6月のはじめにさっさと終わらせました。力が付きました。

1対1対応の演習をやっているだけで、数学はずっと得意になりました。これ以来、数学の演習は過去問しかやっていないです。

授業は復習を真剣にやっていました。予習も頑張りましたか、わからない問題をずっと考えてしまうと他の科目の勉強ができなくなってしまうので、15分悩んでわからなかったらあきらめていました。復習は真剣に行っていました。解き方がいくつかある問題は全ての解き方を理解、記憶し、同じ問題が出たら完璧な回答を作れるようになるまで復習しました。授業の翌日には復習し、間違えた問題は次の日に復習、また間違えた問題は翌日に……と、解けるようになるまで復習を繰り返していました。最後は解き方を暗記してしまうことが多かったです。その場合は、本当に答えにたどり着けるか、解説を見ないで自力で解いて政界にたどり着けることを確認するようにしていました。

授業で扱った問題、自由課題、過去問、すべてをこのレベルで復習すれば、塾でトップに慣れると思います。友達が高校3年の授業の自由課題(授業で扱った問題の類題集)を解いていないと聞いたときは、目からうろこでした。

<国語>高校2年までは全然勉強していないです。学校のテストを前日に丸暗記するぐらいです。

高校3年から、本気でやり始めました。

現代文

→毎週の予習復習をしていました。どうしてこの回答にたどり着くのか、その思考回路を説明できるようにしていました。

古文

→夏休み前までは文法しかしてないです。夏休みに単語を100個だけ覚えました。入試はこの100個の古文単語で戦いました。夏休みの後は授業で扱った文章を予習復習していました。わからない単語、文法を確認、暗記しました。

漢文

→夏休みに漢文の文法を最低限だけ覚えました。特に漢文の授業はなかったので、過去問演習で解いたぐらいです。ほとんど国語と漢字からの類推で解いていました。

小論文

→文章を書くのが苦手なので、小論文が苦手なことが分かっていました。春から現代文の授業で扱った文章の要約を毎週講師に持って行って、添削してもらっていました。夏休みから小論文の授業を取り、小論文に必要な知識を付けました。個人的に小論文の出てくる重要語句を一冊覚えましたが、正直あんまり役立たなかったです。夏休み以降は毎週慶應義塾大学の環境情報学部、総合政策学部の過去問を解いて、添削してもらっていました。冬休みに個別授業を3回とりました。小論文を見てくれる先生を探すことが大切です。

国語は苦手だったので足を引っ張らないことを意識していました。受験校は記号問題中心なので、何とか記号問題を克服しました。国語の解説に記載されている回答への道筋を自分の頭でできるようになれば、国語が解けるようになるのだと思います。

<日本史>高校3年の6月から勉強を始めました。それまでは赤点ギリギリの一夜漬けでした。趣味で徳川家15代全員の名前を言えたぐらいです。

6月:簡単に日本史の流れを教えてくれる参考書を5回音読しました。

7月:参考書の音読の続きと、東進の日本史の一問一答の3を一周しました。

夏休み以降:教科書全体を5回音読しました。受験校に流れを聞く問題が出されないと知り、11月頃に音読をやめました。東進の日本史の一問一答を暗記していました。3、2を3週間で一周しました。夏休みが開けてから、3、2をミスがなくなるまで一周しました。がついている問題を一周しました。そうしたら11月の頭になっていました。それ以降は星がついている問題で、間違えた問題に付箋を貼って、その付箋をなくすまで毎日ちょっとずつ暗記していました。

それと、学校で配られた時代ごとの重要語句、流れのまとまったプリントを暗記しました。このプリントがとっても役立ちました。単語帳で覚えた単語をここで整理していました。

単語の記憶ばかりやっていたので共通テストは72でした。かなり低いです。慶應商学部にしか日本史を使わなかったので、単語だけで乗り切れました。

一応共通テストの前に化学基礎と物理基礎の過去問と類似問題を4年分ときました。化学は高校2年生まで勉強していたので46点をとれましたが、物理は公式も覚えていなかったので半分もいかなかったです。

過去問は、夏休み明けから週に一度、慶應義塾大学の総合政策学部、環境情報学部を一回分ずつ交互に解いていました。

塾の授業がなくなった冬休みから毎日どこかの過去問を一日一校分解いていました。

早慶の学部は10年分、それ以外は5年分ときました。

共通テスト前2週間は共通テストの過去問を解きました。

過去問は、問題を解いての復習も大切ですが、戦略も大切です。どの科目で何割とるか、実力から何割とれるのかを把握します。その計算ができ、合格できると確信したら、合格可能性はぐんと高くなると思います。


Q6. 一会塾の学習環境について教えてください

授業は緊張感が適度にあるところがいいです。あと、毎週のテストがある授業が多いこと。予習復習をさぼれなくなります。どの授業も受験学年である高校3年になると緊張感が高まります。気が緩まなくてちょうどよかったです。予習復習を完璧にやっていれば、力が付きます。本当に質が高いです。たまにレベルの高さにきつくなることもあるので、適度に休憩しながら頑張っていきましょう。レベルが高い学校を狙うなら、本気で全部に取り組んでください。講師も教材も質が高いです。

自習室があるところもいいところです。朝一番に自習室に通っていました。外にすぐ出られるところも良かったです。眠くなったら、廊下に出て立って科書を読んでいました。たぶん白い目で見られていたと思います。

塾のスタッフは、受験生になるとあんまり話しかけてこなくなります。これは私の場合だけかもしれませんが。精神的に困ったときには頼りになるので、勉強に集中できました。

塾の立地が良かったです。駅から近いです。駅から塾までが遠いと、通うのが億劫になってしまう怠け者の私には、とてもありがたかったです。


Q7. 受験当日のことは覚えていますか

はい、少しだけ覚えています。緊張しました。でも、いい緊張だったと思います。適度に緊張していたので試験に集中することができました。普段は8時に起きていたので、試験日に6時に起きるのがきつかったです。どうしても眠かったので、お昼休憩時に寝ていました。慶應義塾大学経済学部の受験日はさすがに緊張して寝られませんでした。どうせなら全部の試験で寝たかったです。試験問題あまり詳しく覚えていません。明治大学の商学部の試験を受けたとき、素敵なおじさま教授が試験担当だったことは覚えています。

大きな教室で試験を受けることが多かったです。冷えるので、防寒対策はしっかりしていくのがおすすめです。私は防寒対策をあまりしなかったので、どの試験日も足が冷えていました。


  


Q8. 大学・学部志望動機について教えてください

私が慶應義塾大学を志望した理由は、中学受験を共にした友人の影響です。彼女は中学受験で慶應義塾中等部に進学しましたが、そのとき、私は自分が彼女に負けたような気がして悔しさを感じました。その悔しさがきっかけで、「いつか慶應義塾大学に入る」と決意しました。結果として、今ではその友人と仲良く同じ大学に通っています。

慶應義塾大学の中でもSFC(総合政策学部・環境情報学部)を志望した理由は、文理融合を掲げている点に魅力を感じたからです。この世界の仕組みは、経済や法律による制度やシステム、そして理工学の技術による物資の生産が組み合わさって成り立っています。何か大きなことを成し遂げるには、文理のどちらか一方ではなく、両方の知識が必要だと考えました。その壁を越え、横断的に学べる環境があるSFCは私にとって理想的な場所です。

また、経済学部を志望した理由は、「お金」という道具がこの世界の中心にあると考えたからです。人間は一人では力が限られており、協力し合うことで初めて大きな目標を達成できます。その際、お金があれば効率よく他人の力を借りることができます。夢を実現するためにはまず、お金についての知識を深めることが重要だと考えました。こうした理由から、経済学部も志望しました。


Q9. 進学先の過去問の特徴や対策と本番での感触について教えてください

慶應義塾大学経済学部の過去問の特徴英語と数学の一部分を採点し、それらの合計点が一定ラインを超えたものが残りの英語、数学、小論文を採点され、合否が決まる。とにかく、どこでどの程度とるか、バランスが重要です。

<英語>最初に採点される前半部分は英語長文だったと思います。レベルは高いです。受験者層が東大文系や国立大理系なので、慶應義塾大学の商学部、SFCの2つの学部より難易度が高い印象です。記号問題なので、英語力のある人からしたら解ける問題になっています。ここで取れないと前段階の採点で不合格となります。発音の問題がたまに出ます。私は発音問題を捨てていました。この長文は、早慶レベルなら少し難しくはあるけれども普通に解けると思います。

後半部分は英訳と英作文です。私は英訳を対策していなかったのでここで落ちると思っていました。偶然、私が受けた年に英訳部分が記号問題になっていました。記号問題であったので前半部分と同じように解けました。完全にラッキーでした。記念受験のつもりでしたが、もしかしたら受かるかも!と思いました。英作文は学校で何回か解いていたので英作文には慣れていました。でも、得意というほどではなかったです。当日の感触は可もなく不可もなくといった感じでした。英語全体として7割とれた気がしていました。英訳が記号問題に変更されたのは大きかったです。

<数学>最初に採点される前半は穴埋め問題です。たしか第3問が解き終わらなかったです。時間で問題を区切っていたので途中であきらめたのは英断でした。後半部分は記述問題です。傾向として第6問は数の公式を利用する微分、積分の問題が出ます。私は数を勉強していないので、公式が載せられていると言っても過去問では毎回上手に利用できず解けなかったです。本番は運よく数の公式を使わない、数ⅠAⅡBで解ける問題だったので解けました。体感数学7割で合格はできるかなという感想でした。

<小論文>慶應義塾大学経済学部の小論文は、小論文という名の国語の問題です。基本的に2問で一つが文章の要約、もう一つが短い意見文です。一問目の問題は国語と同じように解きました。二問目は単なる自分の意見ではなく、経済学の視点から見た自分の意見を記入しました。ABのどちらが良いかという問いに対し、どちらかと言えばAが良いが経済学的にはどちらも良くはないという回答を書きました。吉と出るか凶と出るかはわからなかったですが、合格したので良かったのだと思います。

当日の帰り道、英語も数学も悪くなかったのでもしかしたら受かるのではないかとは思いました。しかし周りの受験生のレベルは高いので、8割がた落ちるとも思っていました。



Q10. 今、受験勉強を振り返っての感想はいかがですか

六年間をかけた大学受験で慶應義塾大学経済学部に合格できた自分を褒めたいと思います。おめでとう、自

分。受験生だった当時はつらかったですが、現在楽しく大学生をやっています。なんとか受験を乗り越えられて安堵しています。

一つだけ受験に後悔があるとするならば難しい挑戦をしなかったことです。当時は一橋大学、ましてや東京大学なんて自分には無理だと思っていました。自分の中で慶應義塾大学の受験が自分の最難関の限界だと思い込みがありました。大学進学をして、東京大学の受験に挑戦した友人を見るとかっこいいなと思います。自分の限界を自分で作ってしまわないで、果敢に挑戦することを心掛けていこうと思います。

慶應義塾大学での生活を楽しんでいきます!

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