布川さん 明治大学農学部生命科学科1年
インタビュアー:川浦(数学科スタッフ)
一会塾の先生方は、生徒にすごく密接に関わって、受からせようという熱意が伝わってくる授業をしてくれました。きつくて大変な時もあったけど、すごくやりがいがありました。
今は、生物好きにとって最高の環境で学び、もっと深めてみたいというものも出てきて、
今後は医療に関わる研究や、他にも色々やりたいことがあるので、色々見て、色々なことに触れていきたいです。
(川浦) 小学校の頃って今思い返してみると、どんな少年でしたか。
(布川) そうですね、部活は陸上部に入っていました。小学校4年生から陸上部に入っていて、それでずっと6年生の夏ぐらいまでやっていました。種目は幅跳びです。
(川浦) 幅跳び、すごいね。
(布川) 小学校5年生ぐらいからは、中学受験に向けて勉強し始めました。
(川浦) 中学受験するにあたって塾に行ったと思うんだけど、どんな塾に行っていたの。
(布川) 栄光ゼミナールです。
(川浦) 栄光ゼミナールね。それはいつから行っていたの。
(布川) 小学校4年生か5年生。
(川浦) 小6まで行ってという感じなんだね。
(布川) はい。
(川浦) 何を勉強していたの。英語と算数。
(布川) 英語はないです。算数と国語と理科、社会。
(川浦) じゃあ、小5、小6って、結構塾にずっと行っていたの。
(布川) 最初は週3回ぐらいで、6年になってからは毎日行っていました。
(川浦) 中学校はどこだっけ。
(布川) 専修大学松戸中学校。
(川浦) すごい勉強をして入ったわけですよ、中学校に。
(布川) はい。
(川浦) 中学に入ってから、勉強ってどうでしたか。
(布川) ちょっと中学受験のところで、ヒストリーがあるんですけど。
(川浦) ヒストリー、どうぞ。
(布川) 実は中学受験はほとんど落ちちゃって、獨協中学に行く予定だったんですけど、専修大学松戸中学校に繰り上げで何とか入って。入った当初はみんなより劣っていたので、すごい劣等感を抱いていて。
(川浦) 入った当初はね。
(布川) 入った当初は。それで中学の最初は、ずっと勉強していました。
(川浦) そうなんだ。その結果、どうだったんですか。
(布川) その結果、結構学年では上の方に。
(川浦) すごいね。
(布川) 中学2年生の時が一番勉強していて。
(川浦) 中2がピーク。
(布川) その時に校内で2位とかだったんですけど、それがピークですね。
(川浦) それはすごいね。それがピークで、中3の時は。
(布川) 中3の時にクラス替えがあったんですけど、中3のクラス替えが選抜クラスと、選抜じゃないクラスに分けるようなクラス分けで、選抜クラスに入れたんです。それに入れたはいいんですけど、入ったことに満足しちゃって、そこから下降の一途をたどり始めて。
(川浦) 下降して、高校では上がらなかったの。
(布川) 高校であんまり上がらなかったです。下降して、そのまま途中で水平に行った感じで。
(川浦) ということは、中学の時はどちらかというと、前半戦はすごく前向きに勉強をして、後半は何か少しだれちゃったみたいな。
(布川) そんな感じです。
(川浦) 高校はどうだったの。高1。
(布川) 高校で陸上部に入っていたんですけど、それがすごくきつい部活で。
(川浦) 中学の時は、部活は何かやっていたの。
(布川) 中学でも陸上部をやっていました。それの延長で、また。
(川浦) そういうことか。
(布川) すごいきつい部活で、本当に週6日あって、あまり勉強はしていなかったです。でもすごく楽しい部活の生活を送っていました。
(川浦) なるほどね。だいたいそんなものじゃない、高校生って。
じゃあ、部活と勉強のパワーの割合は8割が部活、2割ぐらいが勉強という感じ。
(布川) そうですね。
(川浦) 高校の時は、どこか塾に通われていたんですか。
(布川) 高校2年生から、東進ハイスクールに行っていました。
(川浦) そこでは何をやっていたんですか。
(布川) 数学と英語です。
(川浦) 数学と英語、いい感じですね。分かりました。いろいろ紆余曲折ありまして、高3の時はどこを受けたの、受験は。
(布川) 受験は医学部しか受けていないんですけど。
(川浦) 医学部だけ。
(布川) はい。医学部だけ受けました。
(川浦) ちなみに医学部を受けようと思ったのって、どこのタイミングだったの。
(布川) 高校の2年生ぐらいからです。
(川浦) じゃあ、別に小学校とか中学校から、絶対医学部という感じではなかったの。
(布川) はい。中学校から考えてはいたんですけど、実際に受けようと決めたのは、高校2年生、3年生ぐらいですね。
(川浦) 中学の時に思い浮かべていたのって、ガンガン行っている時。
(布川) ガンガン行っている時ですね。
(川浦) そのまま行こうということだったのね。それで高3は医学部だけ受けたと。それで紆余曲折ありまして、一会塾に来ていただいたわけなんですけれども、一会塾に入ったきっかけというのを教えてもらっていいですか。
(布川) きっかけは高3の時に落ちてしまって。それで、医学部に行けそうで、且つ近場の予備校を探していて、そんな中で一会塾を見つけました。それで、母と一緒に面談に来たんですが、その時対応してくれたのが山口先生、本当にすごく温かい感じを受けて、母もそれが気に入ってしまって、ここにしようよって。他のところも見たけど、やっぱり違うなという感じで、ここに来ました。あとは川浦さんが数学の担当で、僕は数学が苦手だったんですけど、何となく合うような感じがして、ここに決めました。
(川浦) ありがとうございます。今ちょっと振り返ってなんですけど、一会塾についてはどんな感想を持っていますか?
(布川) 沢山あるんですけど、3つ選ぶとすると、まず第一に、やっぱり先生方がすごく密接に関わって、受からせようという真剣さがすごい伝わる授業をしてくださるところですね。
(川浦) なるほど。
(布川) 2つ目は、環境がいいことです。少人数なので、大人数の授業と違って、ちゃんと個人を見てくれるところですね。先生方が一人一人に声かけをしてくださって、どういうところがだめだとか具体的なアドバイスをしてくれるんです。そこはすごい良かったですね。
(川浦) あとは何かありますか?
(布川) 3つ目は勉強のおおまかなやり方とかを、ちゃんと指導してくれる。例えば時間の使い方であったり。
(川浦) 時間の使い方ね。
(布川) 基礎的な学習のやり方というか、それまでできていなかったことというか、何ていうんですかね、ちゃんとした勉強のやり方を教えてくれるみたいなところが、すごい良かったですね。
(川浦) 今3つ聞いた中で、先生というキーワードが出てきまして、色々な先生がいらっしゃったと思うんだけど、良かった先生というのかな。布川君がそう思うエピソードはある。
(布川) 全員良かったんですけど、佐藤悠太先生はすごい。
(数学科 佐藤悠太先生)
(川浦) 悠太先生ね。
(布川) お世話になりました。
あと、川原先生のおかげで苦手だった化学をすごい克服出来ましたし、また仲野先生の数学は、本当に鍛えられたなと思いますね。
(化学科 川原先生)
(川浦) どう鍛えられたの。
(布川) 言葉で言いづらいんですけど、数学のやり方を、考え方を教えてくれるというところが、すごい勉強になりましたね。
(川浦) なるほどね。授業とかは、全般的にどうでしたか。きつかった。
(布川) きつかったですね。きつかったですけど、毎日大変でしたけど、やりがいはありました。
(川浦) やりがいはありましたか。ありがとうございます。じゃあ、ちょっと受験勉強のことを聞きましょうか。
(布川) はい。
(川浦) 何か得意な科目と苦手な科目って、どうしてもあると思うんですよ。それぞれの勉強方法というか、得意な科目なら得意な科目なりに、こういう工夫をしましたとか、苦手な科目は、こういうふうに克服しましたとか、何かそういうのがあれば聞かせてもらいたいんですけど。得意な科目って。
(布川) 得意な科目は生物です。
(川浦) 生物ですよね。生物ってどんな勉強をしていたんですか。
(布川) 自分は好きだったので、勉強をしているという感覚はあまり無かったんですけど。
(川浦) まあ、そういうことだよね。
(布川) 好きであればできると思います。結構資料集をぱらぱら見て、こういうことが面白いなとか、色々発見をしながら見ていると楽しいです。
(川浦) 生物は高橋やすし先生だったと思うんですけど、今その授業を受けている人に向けて、こういう勉強をするといいよって何かアドバイスはありますか。
(布川) 高橋やすし先生から、たぶんプリントを大量にもらうと思うんですけど、それを毎週ちゃんとやれということですかね。それでもう、基礎は絶対完璧になるので。あとはマーク先生にも教えてもらったんですけど、マーク先生の問題で応用をやって、どう考えるのかとか記述式で押さえるポイントだったりとか、そういうことをやっていくという感じですね。
(川浦) なるほどね。じゃあ、ちょっと苦手な科目にいきましょうか。苦手な科目は。
(布川) 数学です。
(川浦) 数学ですね。これはどんな工夫をしていましたか。
(布川) 工夫ですか。
(川浦) 工夫というか勉強方法でも。
(布川) 勉強方法は、もう基本的な問題を忠実に沢山解くということですかね。ここに入った時点で感じていたんですけど、あんまり数学のセンスというか、そういうのが自分には無いと思っていたので、とにかく色々な問題に当たって、標準的な問題を、手がスラスラ動くようになるまで解くということを意識しました。
(川浦) なるほど。それで実際、効果が出たなと実感したことってありますか。
(布川) 実感したことですか。河合の記述模試とか、現役の頃は全然できなかったんですけど、こう考えるのかとか、この問題はやったことがあるなとか、何かこの形は見たことがあるぞというのが多くなりましたね。
(川浦) やったことがあるね。分かりました。
ではちょっと話が変わりまして、大学に入ってからのことを聞きたいんですけど、まず大学生活はどうですか。何かサークルに入ったんですか。
(布川) ボランティアサークルに入りました。
(川浦) おお。どういうボランティアですか。
(布川) 基本的に子供たちと関わるボランティアなんですけど、地域の方たちと一緒に。地域の団体があるんですけど、その団体と協力して様々な活動をしたり、イベントを作っていくという感じですね。
(川浦) この1年のうちで、具体的にどんな活動をしましたか。
(布川) 埼玉の和光市に行って、そこの団体の方々と、野菜を使って食育をテーマにしたイベントをしました。
(川浦) 色々なお子さんがいるの。
(布川) 小学生ですね。
(川浦) 大学の授業はどんな感じですか。
(布川) 本当に人によるんですけど、僕はめちゃくちゃ忙しいです。
(川浦) どう忙しいの。
(布川) 取っている科目が多いのと、あとは教職関係のプログラムを取っているので、それで結構忙しいです。
(恵比寿校のメンバーと布川さん)
(川浦) そうだよね。色々たぶん生物系が多いんですよね。
(布川) そうですね。だいたい生物系です。
(川浦) やっぱり多いですよね。どうですか、授業を受けていて。知らないことがいっぱいあるのか、どうなんだろう。
(布川) 知らないことも、沢山ありますね。
(川浦) 生物も色々な方向があるんでしょう。
(布川) あります。本当に色々あります。
(川浦) 何となくどういう方向の研究をしていきたいとか、どういう風に考えていますか。
(布川) 今のところ、もちろん医学部を目指していたので、医療に関係があるような研究をしたいなと思っていて。研究内容だと、ちょっと詳しくなっちゃうんですけど、いいですか。
(川浦) 全然どうぞ、大丈夫です。
(一会塾の卒業生のパーティーで)
(布川) エピジェネティクスってDNAとかがあるんですけど、それの状態とかを、あるDNAの状態によって形質が変化するということをやりたいなと。
(川浦) なるほどね。その研究室の意中の先生が、もういるわけね。
(布川) はい。
(川浦) 入れそうなんですか。
(布川) いや、分からない。ほかにも色々。
(川浦) 倍率が高そうですよね。
(布川) いや、そんなに高くはないんです。
(川浦) そうなの。
(布川) 他にも色々やりたいことがあるので、色々見て。今のところそれを勉強したいなという感じですけど、もっと色々なことに触れたいです。
(川浦) なるほどね。結構そういうことを学びたい塾生とか、他にも色々な受験生がいると思うんですが、そういう人たちに今の自分の大学のよいところを、広報宣伝部長になったつもりで、ちょっとお話してもらえますか。
(布川) 大学のいいところは、まず自然が多いところですね。
(川浦) 自然が多い。
(布川) はい。周りが山に囲まれているので、虫とか。
(川浦) キャンパスってどこでしたっけ。
(布川) 神奈川県の川崎の方にある生田です。
(川浦) 生田キャンパスですね。でも農学部、結構優秀な人がいっぱい来ますよね。
(布川) そうですね。結構多いですね。
(川浦) 農学系の中でも生物、バイオとか、そういうのを極めたい人が行くところですよね。
(布川) 専門的な人も沢山いますし、普通の人もいますし、そういう色々な人の話を聞けるのがいいですね。
(川浦) 入ってよかったなと思うことってありますか。
(布川) 家からちょっと遠いので疲れるんですけど、だけど生物が好きな人にとっては、すごくいい環境です。授業で生物ばっかりやりますし、先生たちも生物の、各植物だったり動物だったり、微生物だったりの各専門の先生がいて、すごい興味がわくような授業をして下さいます。
(川浦) 今のDNAって、ちょっと僕は分からないんだけど、やっぱり大学の授業を受けて、あらためてこういうことをもうちょっと深めたいみたいな、そういうものも出てきた。
(布川) 出てきました。
(川浦) これから2年になって、どんどん専門的な勉強をしていくと思いますが、ぜひ頑張って、引き続きご活躍ください。
(布川) ありがとうございます。