【合格体験記】岡山理科大学 獣医学部 獣医学科 合格 松原叶実さん(杉並学院高校)~岡山理科大なのに、愛媛にあるの?日本で6つしかない私立獣医学科。そのベールに包まれたキャンパスライフ。獣医合格の秘訣は、熱い”動物への思い”です。全国から獣医志望者を引き寄せる岡山理科大の魅力に迫ります。

松原叶実さん

杉並学院高等学校

岡山理科大学 獣医学部 進学

 

(インタビュー時 大学2年生)

―お久しぶりです。あらためて獣医合格、おめでとうございました。獣医志望ということで、家を離れて進学するにあたって色々と悩んだこととか大変なこともあったかと思いますが、実際に1年半過ごしてきて、率直な感想はいかがですか。

 

はい、ありがとうございます。やっぱり東京とか大阪とか栄えている場所に住んでた人にとっては、遊ぶ場所がないなという感じじゃないでしょうか。(笑)

 

松原さんが1年間過ごした恵比寿校 受付

 

―なるほどなるほど。アクセスは岡山駅からどんな感じなんですか。

 

獣医は今治なんですけど、今治駅から徒歩10分ぐらいです。

 

 

―そうでした!岡山理科大は、あとから獣医学部を作って、獣医学部は愛媛県今治市でしたね!失礼いたしました。実家に帰る時はどういうアクセスですか。

 

飛行機で、松山空港から成田です。

 

恵比寿校 教室  

 

―学校の近くは本当に何もないんでしょうか(笑)?

 

遊ぶ場所って言ったらイオンモール・・・(笑)あとは松山がちょっと栄えているので、そっち側へわざわざ行ってという感じです。ショッピングモールとかがあるので、お洋服を買いに行ったり、あと、今治にはケンタッキーが無いんですけど、松山にはあるので、みんなケンタッキーを食べに行ったりします。

 

 

―岡山理科大学の学生は、ケンタッキーを食べにわざわざ松山まで出かけるわけですね(笑)揚げ物は中毒性がありますからね。松原さんは今2年生ですが、学年は何人ぐらいですか。

 

だいたい130人ぐらいです。

 

 

 

1つ下の学年は何人ぐらいですか。

 

1つ下は大体120人から130人の間ぐらい。ちょっとだけ少ないです。

 

 

―同じ学年で辞めちゃった人っていますか。

 

あぁ、います。

 

 

―わかるんですか、それって。

 

結構試験の時とか出席番号順に並んでるんで、その時に、あっ抜けちゃったんだみたいな。留年とか、進級できないっていうのはあんまり無い感じなんですけど。でもやっぱりコロナとかの影響があって、辞めちゃう人はいました。

 

 

 

 

―なるほど。じゃあ130人ぐらいで入ったけど、120人ぐらいになってるのかな。

 

大体それぐらいです。

 

 

―そうか。でも結構、部留まり率いいですね。やっぱり獣医ですね。ある薬科大学では、半分いなくなるっていう時期が結構続いたんですよ。3年生でようやく本気の薬学部者が揃うみたいな。それに比べたらね。医学部でもやっぱり辞める人は45人いたりするので、全然いい方なんじゃないですかね。松原さん自身はいかがですか。念願の獣医に行って、やっぱり良かったですか。

 

はい、良かったと思います。 

 

 

 

 

―すばらしい!じゃあ具体的に、学生生活とか、目指してきて良かったなーっていうのをいくつか挙げられますか。

 

まず、岡山理科大学の創られた理由っていうのが、産業動物の獣医が少ないのでその獣医を育成すること。そしてもう1つの目標みたいなのが、ライフサイエンスといって、医療的な、獣医の動物だけじゃなくて、動物実験とかをして人間の医療に役立てる分野があるんですけど、そういうことができる獣医を育てるというのがあって、1年生でも入りたい時期から研究室に入れるんですよ。それに入っていて、たまたま私は生化学、ライフサイエンスの分野をやったんですけど、その研究内容が、認知症に効く薬を探すみたいなもので、細胞とかに元々ある薬をかけて、その細胞が壊れたらもしかしたら効くかもしれない、これは効かないかもしれないという研究をしました。そういうのは多分他の大学だったらあまり無いんじゃないかなと思います。

 

 

―なるほど。今聞いたライフサイエンスというのは、獣医学科のカリキュラムの1つなんですか。

 

そうです。多分他の大学ではライフサイエンスはあっても、臨床の先生が多いと思うんですけど、岡山理科大学は結構医学部とかの先生が来ていて、医療も獣医もできますという先生が多いので、創薬とか生化学の分野では結構いいんじゃないかなと思われます。

 

 

 

―岡山理科大学の獣医学部は単体で愛媛にあって、そこに1学年120人ぐらいて、1年生と2年生しかいないんですね。

 

獣医学科が120人ぐらいで、獣医保健学科が大体90人とか。

 

 

―じゃあ全体では200人ちょいぐらいの人が同じキャンパスにいるんですね。

 

そうです。

 

 

―おそらく両学科共通したおすすめの研究分野、もしくは科目名がライフサイエンスなんですか。

 

えっと、臨床分野、大動物、ライフサイエンスみたいな感じで、1つのくくりとしてライフサイエンスがあります。

 

 

―臨床分野の中にも大動物、ライフサイエンスがあるのですね?

 

臨床の中に大動物もあって小動物もあって、ライフサイエンスは臨床にも含まれるんですけど、研究にも含まれます。

 

 

―で、そのライフサイエンスというキーワードにまつわる医学部の先生とかが結構いたりする。それで、普通の獣医学科では無いような研究、創薬とか、認知症の薬の研究とかが含まれるというわけなんですね。面白いじゃないですか!先生は例えば高知大学とかから来てもらっていたりするのかな。それともそこに住んでいるのかな。

 

住んでいると思います。出身の大学とかは、ばらばらなんですけど、結構多いなと思うのは北海道大学の人で、あと東京大学の人もいたりとか、もともとは医学部で教えていて、ここができたから呼ばれましたみたいな感じです。

 

恵比寿校 4月初めのイベントの様子

 

 

 

―なるほど。優秀な先生方が引っ張られてきて教えていると。松原さんのように他の地方から出てきて通っている人の方が多いですか。

 

そうですね。もともと今治に住んでいる人は多分学年で2人か3人ぐらいしかいません。

 

 

―そうだよね。1つの地域から獣医志望がそんなにたくさん出るわけではないだろうしね。偏差値で言うと、50後半ぐらいあるのかな今。松原さんが受けた時も、未知数ではあったけれども高かったと思うんですよね。獣医学科は男女差ってどうですか。

 

 

大体同じぐらいなんですけど、多分女子55%ぐらいですかね。

 

 

★叶実さんの1週間のスケジュール。毎日、授業と自習とテストを1年間続けました。叶実さんは化学受験でした。

 

 

医大生が質問や学習相談にのってくれます

 

相談にのってくれるメンバーもたくさんいて安心です。

 

 

―獣医保健はどうですか。

 

保健は女子の方が多いですね。

 

 

―獣医保健学科は、獣医学科に届かなかった人が多いんですか。

 

そういう子が多いですね。でも1年目で保健に入っておいて、獣医と同じカリキュラムで必須科目だけ違うので、2年目に学科変更の試験があって、それで入ってくる子もいます。

 

 

 

―ほー、そんなルートがあるんですか。

 

もう一度1年生からやることにはなるんですけど、同じような科目をとっているので、1年生の科目は獣医の必須科目だけ取ればいいみたいな。

 

 

 

 

―学科変更の試験は何月ぐらいにあるんですか。

 

多分推薦入試と同じ時期です。去年もその前も数名程度ですが、いらしたみたいです。

 

 

―岡山理科大の獣医学科は新しい大学ですが、今一番上の学年って何年生ですか?

 

4年生です。

 

 

―その学科変更の試験科目って受験と同じなのかな。

 

国語、数学、英語、理科が生物か科学か。多分推薦と内容は同じだと思います。

 

 

―なるほど。そうですか、4年生がいるんだったら、獣医師国家試験の流れとか、先輩がいるからいいね。情報が下りてきやすいですね。

 では、松原さんはあと4年半頑張って、国家試験を受けて、獣医になっていくわけですね。頑張って下さいね。

 

はい、ありがとうございました。

 

 

 

獣医学科 合格先輩はこちら

日本大学 生物資源学部 獣医学科 後藤晴香 先輩

日本大学 生物資源学部 獣医学科 和田梓 先輩

日本獣医生命科学大学 獣医学部 獣医学科 北澤新太 先輩

獣医学科の入試要項閲覧サービスはこちら(医学部入試研究所みらい)

 

2021年は、麻布大学 獣医学部 獣医学科への推薦合格者が出ております。すでにインタビューは終了、後日体験記を公開予定です。

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