【2025年】順天堂大学 医学部 医学科 現役合格 S.Kさん(渋谷教育学園渋谷)

順天堂大学 医学部 医学科 現役合格

S.Kさん(渋谷教育学園渋谷)

数ある予備校の中から、一会塾を選ばれたのはなぜですか?決め手はどこでしたか

元々は別の塾で数学と英語を教わっていたのですが、数学が思うように伸びず、その原因を分析したところ、集団塾で自分が先生に相談・質問するという行為が得意ではなく、悩みの発見や解決が難しいというところが問題点としてあるなと考えるようになりました。そこで、少人数体制で丁寧に指導してくださるような塾のほうが私に合っているのではないかと思い、両親に相談したところ、知人が一会塾に通って医学部進学をしたということで、一会塾の存在を知りました。実際体験授業に行ってみて、先生と生徒の距離の近さや、生徒同士で教えあっていたり、先生に質問がしやすかったりする環境に魅力を感じ一会塾に入塾を決めました。


中学・高校生活について教えてください

渋谷教育学園渋谷中学校・高等学校に通っていました。渋谷教育学園渋谷の特徴は、部活動・課外活動・ボランティアなどの活動や、文化祭・体育祭などのイベントなど、学業以外の物事がとても充実しているというところにあります。私は中高6年間競技かるた部、高校3年間は軽音楽部にも所属していました。兼部をしている人が多く、学業との両立を皆器用に行っているなという印象があります。高校2年次には文化祭の装飾部署長として幹部の活動を行ったほか、1年間社会貢献活動教育の一環として企業の主催するプロジェクトに参加し、企画展などを開催していました。高校3年次も有志で文化祭に参加し、忙しいながら充実した時間を過ごしました。これらの活動はすべて、医学部受験の面接においてとても役に立ちました。自己PRや高校時代のエピソードなどでは困ることがありませんでした。

このような活動が忙しい分、受験勉強に本腰を入れることができるようになったのは少し遅かったかなと思っています。高3になると、理系の数学は発展・応用・標準の3つ、英語は学年全体(海外大学受験者は除く)Standard,Advanced1,2,Highlevel1,2,3の6つにクラスが分かれます。理系数学発展は6~7割程度が東大志望、残りの2~3割が医学部、1割が東京科学大志望といった割合でした。英語・数学ともに授業中で扱う問題などが違い、各学期のテストごとにクラスが変動するので、数学発展、英語H3クラスにいられるように心がけていました。周りの受験勉強のスイッチも高3になって部活を引退したころから本格的に入り始め、上のクラスに在籍していたため常に周りの友達からいい刺激を受けながら勉強することができていました。


進学先の大学・学部を選んだ理由について

小学生の頃に急に視力が落ち、眼科の通電治療に通い始めた時から眼科の先生をかっこいいなと思うようになり、漠然とした憧れを持っていました。中学生の時は特に将来の夢について改めて考え直す機会のないまま過ごしましたが、高校1年次に高校のクラスメイト、そして祖母をがんで亡くしたことをきっかけに、医師として患者さんのQOL向上に貢献し、その人の望む生活を少しでも支えられるようになりたいと思い、医師になることを決意しました。

順天堂大学は、医学部の中でも特に国家試験合格率の高さと留年率の低さが特徴的な大学です。その背景として教員と生徒との距離の近さ・教員による熱心な教育があると知り、6年間学び続ける場所として魅力を感じました。また、順天堂大学医学部に通っている知り合いの方から、附属病院の多さとそこで積むことのできる経験の豊かさなどの話や、部活や寮生活といった学業以外の魅力的な話を聞いて、充実した大学生活をおくることができるだろうと思い、順天堂大学への進学を決めました。


一会塾の授業で特に印象に残っているものは何ですか?(科目・講師名・具体的な内容)

高校3年次は数学ⅢCα、物理α、小論文の授業を受けていました。どの授業も大変でしたが、楽しく授業を受けることができました。

一番印象に残っている授業は真木先生の物理αの授業です。高校ではとりあえず公式を覚えて、問題集で実践して、、という学校のテストのその場限りの勉強をしていて、まったく本質のところをわかっていなかったんだと、真木先生の授業を受けて気づかされましたし、授業の解像度の高さに毎週驚いていました。公式一つにしても原理的なところから、導出を自分で手を動かしながらやったり、真木先生のわかりやすくかつ面白い説明を受けたりと、物理に関してつけるべき地盤を整えるのにとても助けになりました。授業自体も5~6人と少人数なので、わからないところがあればすぐに聞くことができるし、演習の時間も先生が回ってくださるので、緊張感を絶やさず集中して授業に臨むことができました。真木先生オリジナルの授業ノート・問題集は受験直前までで一番使い込んだと思っています。医学部の過去問や有名問題の網羅性が非常に高く、過去問で困ったところはすぐに類題を見つけて解き直しが可能なので、効率的に勉強することができました。


受験勉強で苦労したこと、それをどう克服しましたか?

受験勉強ではたくさん苦労をし、悩みもたくさんありましたが、その中でも特に苦労したのは

①物理化学の点数の底上げ

②過去問演習の効率よい復習方法の模索

の2つです。まず一つ目についてですが、とにかく物理化学の点数が思うように伸びない日が続き、不安を抱えていました。高3夏時点で共通テスト模試で60~70点ほどしか取れておらず、秋になっても点数があまり伸びていませんでした。共通テストの過去問を10年分ほどといて問題に慣れていくうちに、思ったより基礎的な部分で抜けがあると再認識したり、問題の傾向や頻出のものなどがつかめてきたりしてようやく点数が上向きになりました。最も大事にしたのは演習➡復習の数を重ねることです。呑み込みがあまりよくないほうだという自覚があったので、目を背けずに量を積み重ねることで克服することができました。二つ目についてですが、直前期の過去問演習をどれほど有意義なものにするかというところの手段の模索に苦労しました。私自身の特徴として、ノートまとめなど、わかりやすく図解やノートを作ることが得意なものの、丁寧にやりすぎて時間がかかるという大きな欠点がありました。過去問をただ解いて直すだけでは身にならないので、なるべく丁寧に復習したいという気持ちと、過去問演習と復習で時間を使いすぎて一日が終わってしまうことは避けたいという気持ちとで葛藤していました。自分の中で必要そうな情報をより細かく取捨選択するよう心掛けたり、早く書く技術を磨いたり、ノートを丁寧に書こうとする自分の完璧主義的な部分を少し抑えたり、、といった小さな努力からこの苦労を克服しました。志望順位の高い大学については、丸一日使って過去問と復習をする日を設け、メリハリをつけて勉強するようにしていました。


成績が伸びたきっかけや勉強方法の工夫を教えてください。

各科目で伸びた時期やきっかけが異なるので科目ごとに説明したいと思います。

現代文・古文・漢文 ➡ この3教科に関しては中学のころから好きな教科だったので学校の試験などに合わせてコツコツ勉強をしていました。そのためあまり伸びた時期のようなものはなく、共通テストに向けて演習を始めてからも当時の積み重ねのおかげで困ることはなかったなと思っています。共通テストに向けて12月ごろからは毎日15分くらいを使って単語や区形の復習をするようにしていました。

数学 ➡ 一会塾で数ⅢCの授業を受講していたのですが、その授業で数Ⅲの単元の一周目が終わった時から伸びを実感するようになりました。回転体や非回転体の体積計算が苦手だったのですが、授業の予習の時にできる限り考え抜いて、授業で自分の間違いや正しい解法を知り、復習の際にどうして正解にたどり着けなかったのかというプロセスの部分からしっかりと見直すという方法を繰り返すうちにだんだんとできることが増えていきました。

英語 ➡ 使用していた単語帳の単語を9割以上覚え終わったときと、直前期に洋書購読を始めたころの二回で大きな伸びを実感しました。直前期に行った洋書購読は、アクティブボキャブラリーを増やすのにとても役立ちましたし、勉強の息抜きにもなるのでとても効果的だと思います。

物理 ➡ 一会塾で真木先生の授業を受講していたのですが、その授業の度に少しずつ伸びていったなと感じています。学校で1周したのを追いかけるように高3の授業で力学からやり始めたのですが、先生が単元の順番を力学→電磁気→波→熱としてくださったおかげで、力学の復習と電磁気の勉強を夏休みの期間に行うことができたのが一番ありがたかったです。そのおかげで多くの時間を割くことができました。勉強方法としては、とにかく真木先生の問題集を解き進め、わからないところは講義ノートを参照して何周もする、といった方法をとっていました。

化学 ➡ 共通テストの過去問を解き始めた12月ごろからようやく伸び始めました。理論、無機、有機と学校で順番に習っていくうちに昔やっていたことが頭から抜けていたり、必要な知識が入っていなかったりという問題を、共通テスト演習でアウトプットの練習を重ねていくうちに解決していくことができました。共通テストぐらいのレベル感の問題で演習を積むのが私にはあっているなと感じたので、志望校の過去問と並行して、本試追試ともに10年ずつほど解きました。


メンタル面や生活リズムなどモチベーションを維持するために意識していたことはなんですか?

朝型の生活をするように心がけていました。直前期は、朝5:30~6:00の間に起きて、共通テストもしくは大学の過去問を1つ解いてから朝ごはんという流れを欠かさずに行っていました。朝ごはんを食べながらニュースを見て母と話をする時間が好きだったので、朝はそのために頑張ろうと思って早起きをしていました。夜は必ず日付が変わるころには寝るようにしていました。

メンタル面では、自分で抱え込みすぎないようにすること・周りと切磋琢磨するという意識を持つこと、の二つを特に意識してモチベーション維持をしていました。両親や一会塾のスタッフの方々など、自分の弱みを見せることのできる存在があったので、話すことで気持ちを切り替えられるように何かがあったときはすぐに周りの人に話すようにしていました。周りと切磋琢磨するという意識を持つことは、自分と周りとの差など、相対的な位置に敏感になりすぎないようにするのに役立ちました。なにかと競争意識が芽生えてしまいがちですが、精神衛生上それはよくないだろうと思っていたので、周りの友達からいい刺激をもらって切磋琢磨しようと思って過ごしていました。


試験で志望理由書や面接があった方は、対策はどのように行いましたか?

一会塾で志望理由書・面接対策を3回受講しました。一対一で対策の授業をしてくださるので、1回目は志望理由書添削+面接の概要や頻出内容の説明、2回目は志望理由書・自己PR添削+面接練習、3回目は面接練習といった流れで行いました。

国際医療福祉大学を受験していたため、面接対策は主に国際医療福祉大学のものでやってもらっていました。国際医療福祉大学の面接は自分のことだけでなく、時事ニュースや医療ニュースへの知識・関心も求められる難しいものなので、しっかりと対策したことがほかに受験した大学の面接の際にも活かされたなと感じています。時事ネタの対策については、朝ニュースを見るとともに、両親に協力してもらい、日本経済新聞と朝日新聞の記事の切り抜きをしたノートを作ってもらっていました。医療ニュースなどの記事をまとめてあるノートで、勉強の空き時間や実際の面接会場の待ち時間などに読むようにしていました。

1次の発表から2次面接までの間は、一会塾の過去に受験された方の体験記や、過去の面接の質問集などに目を通して自分ならどう答えるかを考えたり、家族の前で実際に受け答えの練習をしたりしていました。一会塾で面接対策を受講した際に先生から自分の緊張するときの癖などを教えてもらっていたため、その癖をなくすことを意識して練習をしていました。 面接日の前日はかなり緊張してしまって面接以外の勉強にあまり集中できなかったので(笑)、それなら完璧な面接になるようにしよう、とほぼ丸1日を面接対策に割いていました。


講師やスタッフとはどのように関わっていましたか?(メンタルケア・勉強の進 捗確認など)

週に1回佐藤雄一郎先生が過去問の進捗などを確認する面談をやってくださっていました。相談事などがあった際はその時に言ったり、直前期は自宅で勉強していたので、他愛ない話をしたりとメンタル面でとてもお世話になりました。


塾のサポート体制(質問対応・面談・weekly、monthlyテスト等)はどのように
役立ちましたか

monthlyテストは、それぞれの範囲の定着度の確認や、周りと比べた際の自分の出来の把握をするのにとても役立ちました。ちょうどいいペースでテストがあるので、気が緩むことなく勉強ができましたし、いい緊張感を持てるのでありがたかったです。特に物理のmonthlyは、解くスピードと正確性のどちらもが要求される難しいものだったので、その対策をしているうちに自然とスピードも身につくようになりました。

面談や質問対応は、いつでも丁寧にしてくださりとても助けになりました。直前期はずっと自宅で勉強していたので塾に伺う機会が少なかったのですが、すぐに予定を合わせて面談などの対応をしてくださったので、自分の勉強のスケジュールの中にうまく面談などを組み込むことができました。


最後に受験勉強全体を振り返って感じたことを教えてください

受験勉強をしている間は、自分のやっていることに自信がなくなってしまったり、周りとすぐ比べてしまったりと、メンタル面で不安定になってしまうこともありましたが、家族や友達、塾の先生方などのサポートのおかげでやりきることができました。

医学部の受験は、各大学で大幅に出題傾向が違ったり、面接も特徴があったりと、ただ勉強するだけでは超えられない壁のようなものがあると感じています。一会塾ではそのような壁を乗り越えるための知識や情報をたくさん知ることができ、医学部受験に全く詳しくなかった私にとってとても大きな支えになりました。

直前期は特に、貴重な1日を何をして過ごすかを意識して過ごしていましたが、とにかく朝方の生活を定着させられたことがその日の充実度を挙げる一番の契機になったと思っています。毎朝朝ごはん前に過去問1つやる生活、とてもおすすめです。

振り返ると、どの出来事も無駄ではなかったなと思えるので、たくさん試行錯誤しながら勉強・面接対策ともに全力でやりましょう!

※校舎未定の場合は武蔵小杉校へご相談ください。

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