大野早希子さん
東京薬科大 薬学部
玉川聖学院高校
【その他の合格大学】
帝京平成大 薬学部
帝京大 薬学部
「一人一人を細かく見てくれた一会塾は私にとってやる気を注入してくれる空間でした。授業の質は高く、必死でついて行こうとしていました。仲間の存在も大きかったと思います。毎日塾に来て最後まで頑張れました。1年間お世話になりました。」
入塾したきっかけは何でしたか?
もともとは自由が丘の大手予備校や、目黒にある個別指導塾などに通っていたのですが、いよいよ受験学年になる段階でもう少し自分に合うところはないかなと思っていました。そしたら母が調べてくれて高2の冬に入塾しました。最初は化学の体験授業を受けました。「これ受けたら受かるかもしれない」と直感で感じました。今まで化学はどちらかというと得意な方だったのですが、「今まで勉強してきたこと、全てがつながった!」という感触を受けたことを今でも良く覚えています。入試でも習ったのと同じ問題がバンバン出て来て化学はとても自信がつきました。
大野さんを担当した化学科 川原講師
◆高校生活はいかがでしたか?
6年間とても楽しかったです。中3、高1、高2と海外へ行くチャンスがありました。また高校からは「人間学」という科目が週2回あって生命の尊厳や、人生のあゆみ方などについて深く学ぶチャンスがありました。外部からの先生が来ることもあり、刺激を受けました。
◆薬学部を志望した経緯について教えてください。
身内が医療系の仕事についていたこともありますが、高校の「人間学」の授業の中で安楽死について学んだことがきっかけでした。そこから学校の課題で職業インタビューという宿題が出たのですが、それで医療系のお仕事をやっている人のインタビューなどを行って決めていきました。
◆数学の授業はいかがでしたか?
同じ時期に入塾した薬学部志望の子ほか2人と同じ授業だったのですが、みんなで乗り切ろうという雰囲気で復習テストを頑張っていました。先生はノートの取り方や復習方法も含めて細かく指導してくれたので苦手な数学も乗り切れました。
数学を担当した数学科 一瀬講師
◆学校推薦型選抜・総合型選抜(旧AO)入試担当 高橋講師からのメッセージ
「大野さんの薬学部推薦指導は、入塾された当初より一緒に考えながら積み上げて参りました。指導のポイントとしましては、
・あなた自身や家族が薬に助けられた経験はあるか?
・なぜ薬を学ぼうと思ったのか?
(薬学部で学ぶ上で知っておきたい基礎用語はじめ、新薬の開発はどのようにされるのかの講義を交えた上で)
・医療人として大切な資質とは何か?
・薬を通して健康や命を守るということはどういうことか?
・薬剤師に向いているあなたの長所、短所、アピールポイントは?
・最近の気になるニュースは?
・今までの人生で嬉しかったこと、悲しかったことは?
(すべて推薦入試の書類や面接などで想定される問題)
その他、社会薬学、新興感染症、パンデミックについてなど。特に新型コロナウイルス感染症に関しては、毎回ニュースを基に動向を追い考えていきました。
このように現役生が薬学部に合格するためには、薬学の知識を深めながら志望理由をしっかり固めて、それを普段の学習の動機付けにも生かすことが重要です。大野さんの場合は持ち前のやる気とガッツで、なんとか間に合いましたが、なかなかこうはいきません。高2生の夏前ごろにはスタートしたいところ。薬学部を志望する皆さんは少しでも早いスタートを切ってほしいと思います。 」
東京薬科大は第一志望でしたか?
はい。主要な薬科大のキャンパスツアーは一通り行ったのですが、東京薬科が一番自分に合っていると思いました。キャンパスの雰囲気や、研究内容などを調べてともて気に入っていました。自分は安楽死の授業をきっかけに、緩和医療に関することに興味を持っていました。病気を薬で治すことには限界もあるので、今は、薬以外の部分でも何か自分にもできることがあるのかについて勉強したいと思っています。
~進路指導スタッフより~
薬学部は、推薦の定員が多く、11月が最初の入試になる人が多いのですが、大野さんは良く調べていて感心しました。また、塾では、友達より遅れているという意識が強くその分、とても頑張っていたと思います。薬学部の情報は、薬学部大学生に相談しながら決めていました。第一志望へ合格されて本当に良かったです。