慶應義塾大学 医学部 帰国生入試対策(外国人留学生 入試対策)

慶應義塾大学は、創立当初から「世界に目を向けた教育」を掲げ、帰国生入試の導入や国際交流の拡充を通じて、海外での経験や多様な価値観を尊重し続けている大学です。
帰国生入試の開始と発展
- 慶應義塾大学では、海外で教育を受けた受験生の多様な学歴背景を尊重し、能力や適性を多面的に評価するため、1979年4月から「帰国生対象入学試験」を開始しました。
- この入試は、帰国生やインターナショナルスクール出身者が日本語で授業を受けたい場合に利用でき、全学部で実施されてきました。2024年度で一部学部(SFC)は終了。
- 受験資格には「海外の現地校またはインターナショナルスクールに最終学年を含め2年以上在籍し、卒業または卒業見込みであること」などが含まれます。
- 必要書類や選考内容は学部ごとに異なりますが、書類選考、筆記試験、面接が中心で、IB・SAT・A-Level等の統一試験やTOEFL iBT/IELTSの外部英語資格提出も求められます。
- 国際医療福祉大学 医学部の帰国生/留学生特別選抜とは異なり、2回目の受験はできません。
この制度は、帰国生の多様な経験や語学力、国際的な視野を積極的に評価し、日本の一般的な高校生とは異なる強みを活かせる仕組みとなっています。
慶應義塾大学における海外見聞重視の伝統
創立者・福澤諭吉と国際的視野
慶應義塾の創立者・福澤諭吉は、3度にわたり欧米に渡航し、現地での見聞をもとに『西洋事情』などを著し、西洋の知識や制度を日本に紹介しました。 福澤は欧米の教育制度や社会制度を実地に学び、「実学」と「独立の精神」を教育理念の根幹に据え、日本の近代化と国際化を強く志向しました。
慶應義塾大学における国際交流の伝統と現代の展開
慶應義塾大学は創立当初から国際交流を重視し、1881年には日本で初めて外国人留学生(朝鮮からの留学生)を受け入れ、1890年にはハーバード大学から主任教師を招聘、1899年には教員の海外留学制度も設けました。
1964年には全国の大学に先駆けて「国際センター」を設立し、海外大学との交換留学や短期研修プログラムなど、国際的な人的交流を積極的に推進しています。 現在も世界各国の大学と協定を結び、学生や研究者の派遣・受け入れを行い、グローバルな視野を持つ人材育成に力を入れています。
慶應義塾大学 創立の目的と医学部設立
慶應義塾大学は福澤諭吉によって設立されたことは有名ですね。福澤は慶應の設立にあたり、以下の言葉を残しています。
「慶應義塾は単に一所の学塾として自から甘んずるを得ず。其目的は我日本国中に於ける気品の泉源、智徳の模範たらんことを期し、之を実際にしては居家、処世、立国の本旨を明にして、之を口に言ふのみにあらず、躬行実践、以て全社会の先導者たらんことを欲するものなり」 (福澤諭吉)
慶應義塾大学 医学科設立の経緯
~北里柴三郎と慶應義塾大学医学部の関係~ 慶應の医学部って北里柴三郎がつくったというのは本当?
1917年に慶應義塾が医学科を設立するにあたり、北里柴三郎は「福澤先生から受けた恩顧に報いるのは、この時である」と設立委員会の中心となり、自ら初代学科長(後の学部長)に就任しました。この際に慶應の特色として予防医学教室を設置し、公衆衛生の教育に力を入れました。さらに、1920年に附属病院が開院する際には、北里が初代病院長に就ました。十年余の在職期間中、給与その他一切の報酬を固辞し、報恩の精神を貫き、無償でその任にあたりました。(慶應義塾大学 医学部HPより抜粋)
2026年4月入学生 募集要項におけるスケジュール
・出願期間 2025/7/4~7/15
・第1次選考合格発 9/9(火)10:00
・第2次選考 9/28(日)
・最終合格発表 9/30(火)10:00
2025年入学者 入試結果
志願者(男/女/) | 第1次選考合格者 | 最終合格者 | |
帰国生 | 15(2/13) | 7(1/6) | 2(0/2) |
留学生 | 7(4/3) | 3(3/0) | 0 |
書類選考(提出書類) ※書類は慶應義塾大のHPからダウンロード
A. 出願書類チェックリスト
B. 入学検定料収納証明書
C. 入学志願表
D. 入学志願者調書
E. 統一試験の試験成績評価証明書(SAT Reading Test / GCE A Level / IB最終試験6科目 数学と自然科学系科目を含んでいること)
F. 高等学校成績証明書
G. 高等学校卒業証明書(または卒業見込み証明書)
H. パスポートのコピー
I. TOEFL iBT / IELTS Academic Moduleの結果
+
・(該当者のみ)外国の出身高等学校の推薦状
・志望理由書
・エッセイ

志望理由書フォーマット


エッセイ フォーマット


一会塾で対策できること
1)出願書類のサポート ・・・6月下旬~7月初旬にかけて実施予定。出願締切の間際は大変込み合いますのでお早目にお申込みください。
慶應義塾大 医学部専用 志望理由書・エッセイの内容指導(3回セット)
受講料:塾生(90分3回実施:56,430円)、塾外生(90分3回実施:59,400円)
慶應義塾大 医学部に詳しい講師による指導を行っております。(最大3名までお受けしています)
2)9/28(日) 第2次選考対策・・・7月から対策を行います
・総合問題対策 数学個別指導
・模擬講義対策 本番シミュレーション会を実施
・面接対策 過去受験生のレポートを基に対策します
≪一会塾の対策講座(対面 / オンライン)≫
<総合問題> 90分×3回~ (1回につき19,800円:塾外生の方、塾生の方:18,810円)
昨年の受験生の試験内容のレポートを踏まえて慶應の求める数学の水準にて個別指導を行います。6月下旬開始!
<模擬講義> 90分×最大3回実施予定
7月末、8月末、9月末に実施予定
昨年の受験生のレポートに基づき、予想問題を作問。受験生や医大生とともに本番に近い状態での模擬訓練を行う。
<面接> 90分×2回~ (1回19,800円:塾外生) 講師が提出書類を事前に把握、昨年の面接テーマ踏まえて本番を想定して慶應を知り尽くした講師が特訓します。
