一会塾武蔵小杉校スタッフの新保です。
先日、一会塾ではメディベイト(メディカル・ディベイト)を実施しました。
一会塾のメディベイトは「人として医師医学者としての資質」や「高い倫理観」「コミュニケーション能力」の3つを総合的に養うことを目的としており、毎年2回実施しています。
武蔵小杉校舎では、「医者を志すものとして、命の重さとは?」というテーマで議論をしました。
このテーマに対して皆さんは答えを出せますでしょうか。大人でも明確に自信を持って答えるのは難しいと思います。
そんなテーマに今回参加者は自分の考えを話して、相手の意見を聞いて議論して答えを出していきました。限られた時間の中で意見交換をして3分間の発表ができるようにするのか、医大生にフォローしてもらいながら懸命に考えている様子を見ることができました。
各グループともに「医者を志す者にとって、人の命の重さとは平等である」という解答を出していましたが、その結論に至った経緯がそれぞれ異なっていました。
皆それぞれが「なるほど、こういう考えもあるのか」と実感してくれたと思います。
このテーマを通じて、自分の根幹となる価値観を作り上げると同時に、他人の価値観を理解し互いに共有できるようになれたらと願っています。
また、特別ゲストとして、医師の方にも来てもらいました。
講師の宮下先生と対談形式で、大学を卒業してからの心境の変化や実際に患者さんと向き合って感じたことを赤裸々に語っていただきました。その方にとって人の命の重さについて自身の考えも発表してもらっています。対談後の質問回でも大いに盛り上がりました。塾生にとって今しかできない貴重な経験だったと思います。
そろそろ10月に入り、受験勉強も佳境を迎えます。過去問対策、出願のための志望理由書の準備等忙しくなりますが、自分の目標に向かって頑張ってください。