合格体験記(既卒) 会津大学 コンピューター理工学部 新井孝章さん(藤嶺学園藤沢)

新井孝章さん 会津大学 (藤嶺学園藤沢高等学校)

物理受験のつもりで臨んだ防衛大学の1次試験。当日、実は化学受験で申し込んでいたことが発覚。

しょうがないと覚悟を決めて挑んだ結果、まさかの1次突破。そこで培った?度胸で、その後の第一志望・会津大学にも見事合格。

インタビュアー: 佐藤(数学科スタッフ)

   

 

(佐藤) 藤嶺学園藤沢は中高一貫高ですよね。中学受験をしたんですか。

 

(新井) はい。そうです。

 

(佐藤) 小学校のときに行った塾は。

 

(新井) 江田にある小さな塾です。

 

(佐藤) じゃあ、少人数みたいな感じで。

 

(新井) そうですね。

 

(佐藤) 小5、小6ですか。

 

(新井) 小6の、たぶん半年ぐらいだと思います。

 

(佐藤) そんなので、受験をして。

 

(新井) その前は、わりと大手の塾に行ってたんですけど、逃亡劇をはたらいて。

 

(佐藤) 逃亡した。どうしたの。

 

(新井) 行くのが嫌すぎて逃亡を図って、そこから塾を変えようかとなって、その江田の塾に。

 

(佐藤) 塾長1人で見るような、小さな塾ですか。

 

(新井) だいたいスタッフの方が、56人ぐらい。

 

(佐藤) なるほど。半年移って、成功したんですか。

 

(新井) まあ、成功かと言われたら。

受かったのが、立正と藤嶺だけで。あんまりそんなに偏差値は高くないんですけど、どちらも同じぐらいで。どっちに行くかとなって、藤嶺になりました。

 

(佐藤) じゃあ、藤嶺学園藤沢は、どんな中高一貫高ですか。

 

(新井) 茶道と剣道が必修である学校で、学校選びのときに体験で茶道をやって、ああ、いいなあと思って、それで最後に立正と藤嶺を選ぶときに、藤嶺の方に行こうかなと思いました。

 

(佐藤) 茶道を体験でやって、いいなと思った。意外なコメントです。何がよかったの。

 

(新井) 心を落ち着けられる環境でお茶を楽しむというのが、すごくいいなと思って。

 

(佐藤) 肌に合ったんだ。

 

(新井) あと、その時は中学の茶道部の方々がお手伝いに来ていて、自分の将来像じゃないですけど、どういうふうになるのかというのが見られて、かっこいいなと思って。

 

(佐藤) それで入ってみて、部活とかやったんですか。

 

(会津大学の1年先輩、林さんもお祝いにかけつけてくれました)

 

 

(新井) はい。部活も茶道部に入りました。

 

(佐藤) 必修というのは、授業の中にあるということ。

 

(新井) はい。そうです。

 

(佐藤) さらに部活でもやる。すごく好きだったということですね。

 

(新井) そうですね。

 

(佐藤) じゃあ、外国の方に日本の茶道について、説明できたりするんですか。

 

(新井) 歴史の方はあれですけど、作法とか、どういう気持ちでやっているかというのは、お伝えできるんじゃないかなとは思っています。

 

(佐藤) じゃあ、茶道の魅力について少し話してください。

 

(新井) まず、心を落ち着けられる環境に、まず自分の身を置けると。その中で、お客として自分が立ったときは、自分以外にもお客さんがいて、その方達への気配りというものを考えなきゃいけないし、逆にお茶を振る舞う方に立つと、お客様に楽しんでいただく、優雅と言ったらあれですけど、そういう時間を過ごしていただくために、どういうふうに気配りをするかみたいな。本当にそういう気配りの空間というか、いわゆる日本の心が表れるようなところなので、茶道というのはそういうのを学ぶのにいいものなのかなと思っています。

 

(佐藤) 素晴らしいですね。

勉強面では、中学校3年間はどんな風に。

 

(新井) 中1の間は、もう最下位でしたね。111人いて、111位とか。

 

 

(武蔵小杉校 新自習室)

 

(佐藤) それでどうしたの。

 

(新井) 本当に英語とかまったくできなくて嫌だなと思って、そこから勉強をちゃんとやるようになって、中2の時には111人中30位ぐらいまで。

 

(佐藤) えっ、すごい。おめでとうございます。(笑)

それは自習だけでやったの。塾に通ったりしたの。

 

(新井) 英語だけ塾に通いました。それ以外は全部自分で。

 

(佐藤) そうしたら、総数で110分の30ぐらいになった。

 英語は、どこの塾に通ったんですか。

 

(新井) 英語はアイリスという個人塾ですね。

 

(佐藤) そこでは、どんなことをやったんですか。

 

(新井) 学校でやる内容に沿って文法とか。

 

(佐藤) 中1から。

 

(新井) 中2から始めて、中3の終わりぐらいまで。

 

(佐藤) じゃあ、高校3年間はどうですか、勉強面は。

 

(新井) 中3から高1に上がる過程で特進クラスというのがあって、そこは国公立や難関私大を目指すところで。そこに入ろうと思って勉強を頑張っていたんですけど、入れなくて。勉強は嫌だなと思って、1回挫折しかけました。だけど、その後指定校で大学に行けるというのを知って、学校の勉強は頑張ってやっていました。

 

(佐藤) 指定校を見据えて、学校の勉強を頑張っていたと。

2から理系に進んだんだ。

 

(新井) そうです。

 

(佐藤) 指定校では、どこを目指していたんですか。

 

(新井) 理科大です。

 

(佐藤) 理科大を目指していたんですね。理科大は留年率が高いらしいですよ。

 

(新井) はい。

 

(佐藤) どこか塾に行っていたんですか。

 

 

(武蔵小杉校 新自習室)

 

(新井) 多摩進というところです。小さなところで。

 

(佐藤) そこで高校の内容をやっていたと。

 

(新井) はい。

 

(佐藤) その後、浪人が決まって塾を探して、どういう経緯で一会塾にしたのかって覚えていますか。

 

(新井) 最初は自分で探せと言われて、色々な大手を回ったりしたんですけど、何か違うなあと感じて。それで親から一会塾と、もう一つ少人数制の塾を勧められて。僕は少人数とか個人でやりたいと思っていたので、両方行ってみたんですけど、もう一つの方はワンフロアで区切りがない(声がつつぬけ)という感じがあって、それがちょっと嫌だなって感じて。こちらは区切りがちゃんとあったのでいいなと思って。

 

(佐藤) 1年間の受験勉強は、紆余曲折だったと思うんですけど、振り返ってみて反省点と、良かった点。まずは、良かった点からいきます。自分の評価と、ここが塾のいいところだったなとか、両方。

 

(新井) 塾の良かったところは、とにかく講師の先生方が優しくて、分からないところも丁寧に教えてくださったことですね。特に自分は、勉強の仕方とかもよく分からなかったんですけど、そこを自分の学力に合わせて、こうやればいいよというのを的確に教えてもらえたので、自分でも頑張ることができました。

 

(佐藤) 先生が親切というのは、どういうところで感じましたか。

 

(新井) 丁寧に教えてくれる。質問をしに行っても嫌な顔をしないで、簡単なことでもちゃんと。

 

(佐藤) 簡単なことでもね。こんなのも分からないのか、みたいじゃなくてね。

 

(新井) はい。

 

(佐藤) 大事なことだと思うんですよね。簡単なところこそ、難しいですからね。じゃあ、勉強の方法というのは、1年間で型が身に付きましたか。

 

(新井) 型ではないかもしれないですけど、英語とかは、やっぱり単語、イデオム、文法が大切なので、そこをしっかりやるみたいな。

 

(佐藤) 各科目の配分とか、計画を立てるとかは。

 

(新井) 自分の苦手なところに時間を裂いたりとか、あとはできるだけ1日の中で全教科触れられるようにはしていました。

 

(佐藤) 出願校を決める時って、どんな感じで決めましたか。

 

(新井) 一番自分の行きたいところを第一志望として、滑り止めとなるようなところをちょっと多めにして、そこからまた少しずつ上げていって。

 

(佐藤) 受験をしている最中に上手くいった、あるいは失敗した、心が折れそうになったとか、その辺はありますか。覚えていれば。

 

(新井) 折れそうになったのは、工学院ですね。過去問を解いていて、合格点までちゃんと解けていたので、行けないことはないだろうと。でも実際本番を受けに行ったら、あれ、分からないってなって。数学とかでも、あれ、これは解けないってなって、そこからちょっと焦って、やばいなと。

 

(佐藤) 工学院がだめだったことで、すごい心が折れそうになった。

 

(新井) 何で数学が解けないんだろうって。本当に数学で点数を取るつもりだったので。

 

(佐藤) どうやって克服したの。

 

(新井) 克服というか頑張って切り換えて、もうその日はその日みたいな感じで。

 

(佐藤) 顔が今は明るいから、よかったね。雄一郎さんに相談したりしたの? 

 

(新井) はい。

 

(佐藤) あの話、いいんじゃないの。防衛。

 

(佐藤) 防衛。

 

(佐藤) 防衛、1次通っているから。

 

(佐藤) そうだった。何月だったっけ。

 

(新井) 試験自体は、9月ぐらい。ちょっと防衛の面白い話が。

 

(佐藤) 教えて!

 

(新井) 防大は物理受験で考えていて、当日行って、部屋が分かれていたんですけど、物理の部屋に行って自分の受験番号を探したら無くて。それで監督というか、係りの方に確認してもらったら化学受験になっていて。自分の思っていた受験科目じゃなかったんですよ。

 

(新井) 申し込みの時、化学の方が好きだし、本番の頃には化学の方ができるようになっているだろうなと見越して、化学で出していたんですよ。

 

(佐藤) 化学受験で申し込んだのに。

 

(新井) 自分は忘れていて、物理と思って。

 

(佐藤) 当日。

 

 

 

(佐藤) そこで自分の間違いに気付いたの。

 

(新井) はい。見せてもらって、化学になっているんだって。しょうがないから、やるしかないって本当にその場で思って受けて、まさかの1次通っちゃって。

 

(佐藤) 物理ばっかりやって行ったら。それでも通ったことが自信になった。

 

(新井) それは本当に運がよかったなって。数学とかは本当に、ちゃんと解けた自信があったので。

 

(佐藤) 度胸が付いたよね。

 

(新井) そうですね。

 

(佐藤) いつもそわそわしている感じの新井君が() いつもそわそわしていたのが、そこで腹がすわったのかな。試験に対して。

 

(新井) かもしれないです。本当に運ですよね。

 

(佐藤) すごい話だね。前代未聞だね。向こうの人も動揺するよね。物理なんですけどって。こっちがミスをしたかなって思うよね。

本当だね、9月に。防衛大学校の試験会場は、どんな感じですか。

 

(新井) 駐屯地。その時は武山だったかな。ちょっと名前は忘れたんですけど。教育訓練をやっている駐屯地に試験会場が設けられていて、そこで。

 

(佐藤) 場所はどのあたりなんですか。

 

(新井) 横須賀方面です。ちょっと詳しくは覚えていないんですけど。

 

(佐藤) 自衛隊の施設なんだね。防衛大学自体がね。

 

(新井) そうですね。

 

(佐藤) 雰囲気は、ちょっとドキドキしましたか。そうでもない。

 

(新井) 別にその時は、周りで何かをやっていたりというのはなかったので、ただ単に駐屯地の中を行って、受験会場まで。駐屯地の中はバス移動で。

 

(佐藤) そうなんだね。広いんだね、じゃあ。

 

(新井) 結構広かったです。

 

(佐藤) いい経験をしましたね。

それで、これから大学に行こうとしているわけですけど、何か家探しがちょっと大変だったとか。

 

(新井) そうなんです。不動産屋さんにで家を紹介してもらうには、会津の合格証明書とか、あとは合格番号を言わないと紹介してもらえないというのがありまして。合格発表の直後に電話をしたら、目星を付けていた物件はみんな希望者が殺到して、ほとんど家が埋まっちゃってという。

 

(佐藤) 事前に仮予約とか、何もできないんだよね。

 

(新井) 合格発表が終わった後じゃないと、行けなくて。

 

(佐藤) 見込みで動かれたら労力がゼロになるからかな。そういう過去の実例が多かったんじゃない。見込みで動かれて、だめだったのでって。それで見つかったの。

 

(新井) はい。何とか。電話では、ほぼ物件がないと言われていたんですけど。合格手続きをする時に、本当は書類を郵送だったんですけど、向こう側の書類不備がありまして。手渡しで持っていくことになって、そのついでじゃないですけど、物件を探しに行ったら結構あって。

 

(佐藤) よかったね。

 

(新井) よかったです。

 

(佐藤) じゃあ、合格を見せたら探せるけど、それまで苦労したということですね。

1年間で一番伸びた科目は何ですか。

 

(新井) 物理だと思います。

 

(佐藤) じゃあ、物理の勉強法を1年の最初から考えて、どんな感じだったか教えてください。

 

(新井) 最初は、簡単なところは自分はもうほとんど分かっていると思っていたんですけど、授業を受け始めて、基礎的なところでも、ここは自分の考えと全然違うとかあって。そこからはとにかく先生の言っていることを素直に吸収しようと思って。勉強法は、授業でやった問題を、もうひたすら何回も同じやり方で繰り返すというのをやっていました。

 

(佐藤) 1年間物理の先生に習って、先生の授業のよかったところは。

 

(新井) 重要なところはちゃんと詳しく説明してくれて、あとは、例えば波のところとか、分かりづらい、どうしても言葉とか物とかでは表現しづらいものを、プロジェクターを使って見せてもらって、それはすごく分かりやすかったですね。あとはプリントですごくまとまっていて、それもすごく分かりやすかったです。

 

(佐藤) センターと2次、私立の勉強の両立方法。センターの勉強をしなきゃいけない、私立の方をやらないといけないとか、いつの時期が一番きつかったですか。

 

(新井) とにかく11月でしたか。確か11月あたりに、神大があったんですけど。

 

(佐藤) 給費だね。

 

(新井) 給費です。その前に防大の2次があって、防大の面接の練習もしながら、センターも近いからセンターの勉強もしないといけないし、さらに給費の勉強もしなくちゃいけないというので、そこの両立は大変でしたね。

 

(佐藤) 防衛大を受けようと思ったきっかけはあるの。

 

(新井) ただ単純に、受験料にお金がかからないからです。

 

(佐藤) そのことは、どうやって知ったの。

 

(新井) 母親からです。一応防大の入試が無料で受けられるというのは知っていたんですけど、別に行かないし、受けなくていいかなと思っていて、だけど母親からどうせ無料だから受ければみたいに言われたので。

 

(佐藤) 会津に出願した経緯は、どうだったの。

 

(新井) 先生から。

 

(佐藤) 俺が(笑)。

 

(新井) 会津大学のことを聞いて、自分で調べたりして。あとは、オープンキャンパスに行ったりして。

 

(佐藤) オープンキャンパスにはいつ行ったの。

 

(新井) あれは何月だったかな。確か夏の。

 

(佐藤) 夏に。じゃあ、俺がちょっと会津はいいよという前に行っているの? それとも聞いたから行ったの。

 

(新井) 4月に教えていただいて、それで調べてオープンキャンパスに行ってみようと。

 

(佐藤) その行動力がよかったね。オープンキャンパスに行っていなかったら、出願していなかったかもしれないじゃん。

 

(新井) そうですね。

 

(佐藤) 行動力があるね。だって会津だよ。

 

(新井) でも、一応もう1つ考えとして、はこだて未来もあったので。

 

(佐藤) 行ったの。

 

 

(新井) いや、そっちは行けなかったです。

 

(佐藤) 函館だもんね。

 

(新井) 日程的に塾の夏期講習とかもあるし、会津か、はこだてのどっちかってなって、どうにか行けるのが会津だったので。

 

(佐藤) そのときの印象、覚えている?

 

(新井) 印象は、思ったよりも広かったというのと、とにかく外国の方が多かった。研究室のここはどういうところだって入ってみたら、普通に英語で話しかけられて、全部英語で書かれていて、ここってそういうラボなんだと思って。

 

(佐藤) カルチャーショックだね。会津に外国があるみたいなね。(笑)

 

(新井) そうですね。結構中国人の方とかも多いです。

 

(佐藤) 中国の方も多かったでしょう。すべて英語で話されているのを聞いて、それでも受けようと思ったんだから、ブラボーだね。それは生きる力だよ。

 

(新井) あと、その時に自分のやりたいことができるラボを見に行ったんですけど、その研究室の室長に会うことができまして。その方に、そのことについて将来学びたいと思っているって言ったら、ぜひ来なよって。ここだったら自由にできるからと。しかも普通だったら、大学3年とか4年で就職を考えなきゃいけないけど、ここはそもそも企業と合同でそういう研究をしていたりもするから、とにかくやりたいことができるよって。あとは数学がとにかく大変だから、とにかく数学を頑張りなって言われました。

 

(佐藤) めっちゃ励みになるね。

 

(新井) はい。

 

(佐藤) それは大きかったね。そこはどんな研究室なんですか。

 

(新井) AIについて研究をしている。

 

(佐藤) AIについて研究。

 

(新井) あとは機械学習とか、そういうのをメーンに。

 

(佐藤) そうなんだね。じゃあこれからぜひ頑張って。

     今日はありがとうございました。

 

(新井) ありがとうございました。

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