【2024】早稲田大 商学部 現役合格 浅野真帆さん(広尾学園 医進サイエンスコース) ~帰国生~

早稲田大 商学部

現役合格 浅野真帆さん(広尾学園 医進サイエンスコース)

 

 

 

その他の合格大学

東京理科大 経営学部 経営学科(共通テスト利用)

神奈川大学 経済学部 現代ビジネス学科(給費生試験 給費生合格)

東京理科大 経営学部 経営学科(B方式)

国際基督教大 教養学部 アーツ・サイエンス学科(B方式)

立教大学 現代心理学部 映像身体学科

青山学院大 経営学部 マーケティング学科(全学部日程)

上智大 経済学部 経済学科(共通テスト利用 併用方式)

慶應義塾大 環境情報学部 環境情報学科

 

 

数ある予備校の中から、一会塾を選ばれたのはなぜですか?決め手はどこでしたか 

 

 私は高1の夏から高2の夏までの約10ヶ月間アメリカで留学をしていたのですが、その最中の高2の春に大学受験を意識して塾を探し始めました。留学の間、日本の高校の勉強をする余裕がなく完全に放置していたため周りから大きく遅れをとっていたのと、中学受験の時も大手ではなく少人数で見てもらえる塾に通っていてそれがすごく自分に合っていると感じていたので、大学受験もそのような塾にしようと思っていました。また、私は塾が家から近いと「一旦家に帰ってから行こう」という発想になり結局面倒になってそのまま家から出られなくなる性格なので、それができないように家ではなく学校から近い塾を探しました。帰国後夏休みにいくつかの塾の入塾説明会や面談を受けて、一番丁寧に話を聞いて下さって入塾後のビジョンが見えた一会塾に入塾を決めました。

 

高校生活について教えてください

 

 中高ともに広尾学園の医進・サイエンスコースという名前の医学や理科への興味を軸に据えたカリキュラムが組まれているコースに通っていました。コースとしての一番の特色は中学生が全員、高校生は任意で取り組む理数研究で、中高とは思えない最先端の研究設備が揃っていて周りに本格的な研究をしている友達が多い環境はとても刺激的でした。私は、中学生の時はあみだくじを通した研究、高校(帰国後)では完全数に焦点を当てた整数論の研究に取り組みました。進学先は文系ですが、研究を通して仲間と一つのことを一生懸命探求したり、外部で発表を聴いて頂いた経験は中々得難いものだったと思います。

 

大学受験に関しては、所属していたコースの特性上殆どの生徒が国立理系或いは医学部志望で、文系志望は私を含めてコースに2人のみでした。推薦入試を受けたのはおそらく3,4割程度で、大部分が医学部志望の人たちだったと思います。

 

 

 私は高校に入学してからは部活に所属せず留学の準備に専念し、留学先ではジャズバンドや合唱など音楽系を中心に様々な部活に所属していました。それらの活動と現地の高校の勉強に追われた結果日本の方の勉強を完全に放置することになり、それが帰国後の勉強で周りに大きく遅れを取る原因になってしまいました。留学生活を思う存分満喫することができたので今は後悔も反省も全くしていませんが(笑)。 受験勉強を始めた当時は苦しむことが多くて何度も自分を恨んだことを覚えています。

 

帰国後は、先ほど紹介した理数研究と英語を活かせる学校内外の活動にいくつか参加しました。部活動がなかったことと周りも本格的に受験勉強に取り組んでいたことから、他の活動と塾の両立は大変ではありませんでした。

 

一会塾での受講科目について教えてください。また特に印象に残っている授業はありますか

 

〈高校2年時〉

数学 個別指導(夏から)

高校数学ⅡB(Ⅱ期から)

 

〈高校3年時〉

受験数学IA IIB

受験物理

受験化学

共通テスト総合国語

国語 個別指導

面接対策(ICU受験用)

 

 学校の先生にも助けて頂きつつ塾中心で受験勉強をしていたので、自力でもなんとかできそうな英語と社会(共通テスト倫政)以外の全ての科目(数学ⅠAⅡB、国語、物理、化学)の授業を受けていました。どのクラスも基本から早過ぎず遅すぎないスピードで進めてくださったので、適度な緊張感で臨むことができました。

 

一番大変で且つ楽しかったのは佐藤悠太先生の数学の授業で、毎週点数が掲示される復習テストと予習テストがあった上に授業中順番に指名されて問題を解く指針を答えるシステムになっていたので、数学が得意ではなかったこともあってとにかく必死に、長い時は7,8時間かけて予習と復習をしていました。少人数の授業だったので、皆であーだこーだ言いながら取り組んだり各々の得意分野で助け合えたりすることが楽しかったです。

 

受験勉強や学習計画について教えてください

 

 2次試験で使う科目が国数英だったことと、帰国当時数学が中学生レベルで微分積分が何なのかすら知らないというような絶望的な状況だったので、高3の夏までは多くの時間を数学に割きました。塾の授業で全範囲を一周終える頃には自然と基本はある程度できるようになっていて、演習問題で経験値を積む時間を設けられるようになりました。暗記は移動時間の数10分と学校の一限前の1時間弱で取り組み、平日の放課後は理数科目の曜日を何となく決めて偏りすぎないように意識して勉強していました。

 

休日は模試の復習や平日にやり残したことに当てるようにしていました。過去問は夏に一周したところまでは良かったものの、秋に模試の復習が忙しいことを言い訳に殆ど取り組まないまま共通テスト対策に突入してしまい、直前期にかなり多くの時間を過去問演習に取られてしまってそのことを少し後悔しています。

 

一会塾の学習環境について教えてください

 

授業

 

 どの授業でもその先生が独自で用意した教材が使われていて演習問題の選定の意図などを本人から直接聞けたので、安心して取り組むことができました。また、学校だと聞くことが恥ずかしいくらい基本的な質問にもすごく丁寧に答えてもらえて置き去りにされることなく学習を進めることができました。

 

テスト

 

 monthlyテストは復習に時間がかかるからなのか思っているよりも頻繁にやってくるので、「この前受けたばっかりじゃん!」と周りと一緒に文句を垂れがちでした(笑)。ですが私は苦手なことをつい後回しにしがちなので、monthlyテストがあることでその時期の苦手分野と向き合う時間が半強制的に設けられたことは今思うとすごく良かったと思います。

 

学習環境

 

 塾に医学部志望の人が多いことは勿論知ってはいたものの初めはついていけるか不安でした。ですが、周りが目指すレベルが高いことで自分も良い刺激を受けられたことに加えて、その環境で頑張ってきたことが入試本番で自信に繋がりました。

 

 

お世話になったスタッフはいますか

 

 私はかなりメンタルのブレが激しいのですが、周りに追いつける気がしなくて落ち込んでいた時やモチベーションが下がってだらけてきていた時に川浦先生と関さんが都度、都度、声をかけて下さって頑張ることができました。高3の春に志望分野を変更した時も、学習計画や受験校について親身に相談に乗って頂きました。

 

また、個別で教えて頂いた国語の西原先生には、留学を経て記憶がほぼ0に等しくなっていた古文を一年間で文系学部の2次試験でも戦えるレベルまで仕上げて頂いてすごく感謝しています。時代背景や様々な豆知識を織り交ぜながら教えてくださったので、それまで長い間古典を食わず嫌いしていた私も楽しく学習することができました。 

 

受験当日のことは覚えていますか

 

 緊張しやすい性格なので心配していましたが、12月に一つ入試(神奈川大学 給費生試験)を経験していたので落ち着いて試験に取り組むことができました。経験上自分は試験直前に単語帳などを見ても全く頭に入らないことを知っていたため、見返して自信がつくような沢山書き込んだプリントやノートを持って行きました。また、緊張すると食事が喉を通らないタイプなので試験当日はお昼ご飯の代わりに飲むゼリーやラムネを持っていきました。休み時間はヘッドフォンで音楽を流して他の受験生の会話が耳に入らないようにしていました。中学受験の時に伝授してもらった「周りの受験生全員じゃがいもだと思い込む作戦」を実践していたので周りの様子はよく覚えていません(笑)。

 

私は第1志望は早稲田大学にしたものの、国立も受験するつもりだったので共通テストも7科目受験しました。一日目は調子が良く全ての教科で自己ベストかそれに近しい得点を出すことができましたが、2日目おそらく緊張とカフェインの取りすぎが原因で鼻血を出してしまい、それ自体は大したことなかったのですが完全にパニックになってしまいほぼ全教科で自己最低点を更新しました(笑)。帰宅後はこれ以上ないほど落ち込んだものの、幸い本命校を含め共テが関係ない入試が殆どだったので、2日後には完全に切り替えて机に向かうことができました。

 

 私大の各試験では、本命の早稲田大学商学部以外はかなり良い手応えがありました。どの学校でも特に動揺することなく普段通りの実力を発揮できたと思います。早稲田は前半得意の英語と国語が思うようにいかず(後で調べたら難化していただけでした)、例年平均点が劇的に低く過去問演習でも特別良く出来た試しのない数学を絶望的な気持ちで受験しました。結局数学の手応えは過去問と変わらず、不合格になったことを確信して帰宅したことを覚えています。川浦先生にも完全に落ちた前提で連絡しました(笑)。

 

私は医学部志望ではなかったので唯一面接があったのは国際基督教大学で、教授2人と受験生1人のオンライン面接でした。事前に高橋優子先生に対策をして頂いたため志望動機など基本的な質問は問題なく進み、後半も私の興味を深掘りするような質問が殆どだったため楽しく答えることができました。そのため手応えは悪くなかったものの、例年あまり多く人数を取らない方式であることから期待はしていませんでした(が、合格できました)

 

大学・学部志望動機について教えてください

 元々マーケティングに興味があって、理系のコースに所属していたことから経営工学を学べる大学に進学しようと安直に考えていたのですが、少し腑に落ちない感じがありました。そのため勉強の合間に自分の興味を模索し続けて、高3の春に面白い消費者行動論の本に出会いました。その本を書いた教授が数年前に関西の大学から早稲田大学に移って来たことを知って、絶対にその教授のゼミで学びたいと思い高3のゴールデンウィーク明けに早稲田大学商学部に志望を変更しました。それと同時に、必要なくなった数Ⅲの塾授業を取りやめて強化が必要になった国語の個別授業を取り始めました。幸い受験したい大学・学部の入試に支障がなかったため、共通テストは理科2科目のまま学習を進めました。

 

受験校の選定基準、入試方法について教えてください

 

 消費者行動論自体があまりメジャーな分野ではないため、それに関する授業が受けられる大学を探すと自然と併願校が定まりました。また、川浦先生に勧められて年内に受験できる神奈川大学の給費生試験も受験しました。入試方式は、なるべく英語の資格が活用できるものを選ぶように意識しました。

 

受験勉強を振り返っての感想はいかがですか

 

 合格したことが分かった時は、不合格を確信していて何か間違えられているのではないかと思ったことと卒業式の予行練習で学校にいたことからあまり喜べませんでした。2週間程後に大学から書類が届いた時にようやく実感が湧いて喜ぶことができました。現在は新入生交流会などに参加して、大学生活に向けて楽しく準備を進めています。

 

 

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