聖マリアンナ医科大学 医学部
既卒合格 R.Hさん (玉川学園)

数ある予備校の中から、一会塾を選ばれたのはなぜですか?決め手はどこでしたか
高校3年生の頃は1年間他の個別塾に通っていました。その塾では授業はなく、ひたすら自習をして学力を高めることを目的としていました。しかし、自習だけだと怠けてしまい学力は全く伸びず、受験直前は諦めて浪人することを決意しました。そこで、私は個別で学ぶより集団で学習した方が学力が伸びると思い、集団塾に入塾することを望みました。そして、先生と生徒の距離が近く何でも相談できるような予備校がいいと思い一会塾を選びました。
中学・高校生活について教えてください
中学生の頃はサッカーに没頭し、勉強は苦手で学校の成績はあまり良くなかったです。医者を目指そうなんて全く思っていませんでした。高校2年生の終わり頃に自分の夢を考えた時に医者を目指そうと思い、所属していたサッカー部を辞め、高校3年生から本格的な受験勉強を始めました。高校3年生の時に塾の先生から中学英語の勉強を勧められ受験勉強が始まりました。高校3年生の頃、入試直前ではどこも受からないと思って過ごしていました。
進学先の大学・学部を選んだ理由について
私は小学2年生の頃にサッカーを始めましたが、小学3年生の頃から怪我をすることが沢山ありました。そこで医師と関わることが増えてきて医師に憧れを持ったことが医学部を目指したきっかけになります。聖マリアンナ医科大学を選択した理由は、実家からキャンパスが近くにあり、私が小さい頃にお世話になっていることやオープンキャンパスに行った際に雰囲気が良かったことです。
一会塾の授業で特に印象に残っているものは何ですか?
特に印象に残っている授業は数学の増子先生の授業です。一会塾に入る前に苦手だった数学が1年間で一番伸びたと思います。増子先生の授業の前のテストが膨大で、時間内に終わることがほぼありませんでした。時間がないようなテストが私立医学部の入試問題に似ていたので、毎回本気でテストを解いていました。そして、そのテストはクラスの中で順位が付けられるので、私は一番を取れるように頑張っていました。クラス全員が私立医学部志望だったので私立医学部の入試問題に沿って進められ、基礎問題から応用問題まで満遍なく数学を教わりました。授業の進め方は先生が授業前に作った板書をスクリーンに映しだし、先生の解説を聞くという授業でした。そして、板書は授業後にデータでもらい、スマホでも簡単に見れるようにしてたので、電車の中や休み時間にこまめに板書を見てました。板書を何回も見たことで数学の基礎問題の解法はほぼ暗記し、数学力は大幅に上がりました。このようなことを1年間続けた結果、私立医学部の数学は大半解けるようになりました。
受験勉強で苦労したこと、それをどう克服しましたか?
私が受験勉強で最も苦労したのは、勉強の継続と集中力の維持でした。最初のうちは意欲もありましたが、時間が経つにつれてモチベーションが下がり、勉強に身が入らなくなってしまいました。特に模試で思うような結果が出なかったときは、「自分には無理かもしれない」と自信を失いかけました。この状況を克服するために、まずは目標を再確認し、なぜその大学を目指すのかを頭の中で思い出しました。すると、自分の将来像や夢が明確になり、「ここで諦めるわけにはいかない」という気持ちが湧いてきました。また、勉強計画を細かく立て、一日のやるべきことを具体的に決めるようにしました。大きな目標だけでなく、「今日は英単語を50個覚える」といった小さな目標を積み重ねることで、達成感が得られ、自然と集中力も続くようになりました。

成績が伸びたきっかけや勉強方法の工夫を教えてください。
私の成績が伸びたきっかけは、自分に合った勉強法を見つけたことでした。以前は、ひたすら長時間机に向かうことが大切だと思い込んでいましたが、思ったほど成果が出ず、ただ疲れるばかりでした。そこで、自分の学習スタイルを見直すことにしました。まず、意識したのは理解を重視することです。わからない問題をそのままにせず、教科書や参考書を何度も読み返し、自分の言葉で説明できるまで理解するようにしました。また、アウトプット中心の勉強に切り替え、問題演習を繰り返すことで定着させていきました。特に効果的だったのは、間違えた問題をノートにまとめ、定期的に見直す習慣です。同じミスを繰り返さないようにすることで、苦手分野を少しずつ克服できました。こうした工夫を続けた結果、模試の成績が徐々に上がり、自信にもつながりました。成績を伸ばすには、自分に合った方法を見つけ、継続することが何より大切だと実感しました。
メンタル面や生活リズムなどモチベーションを維持するために意識していたことはなんですか?
受験勉強を続けるうえで最も大切だと感じたのは、モチベーションを維持することでした。私は、精神的な不安や疲労によって集中力が下がることが多かったため、メンタル面と生活リズムの両方に気を配るようにしました。まず心がけたのは、無理をしすぎないことです。調子が悪い日には思い切って勉強時間を短くし、そのぶん翌日取り戻すようにしました。今日はできなかったと落ち込むのではなく、明日また頑張ればいいと前向きにとらえるようにして、気持ちを安定させました。
生活リズムでは、毎日同じ時間に起きて朝日を浴びることを意識しました。朝に軽く体を動かすことで、頭がすっきりし、勉強のスタートがスムーズになりました。また、夜更かしを避け、睡眠をしっかり取ることで、疲れをためずに安定した勉強時間を確保できました。このように、自分の状態を冷静に見つめながら、無理なく続けられる環境を整えることで、受験期のモチベーションを保つことができました。
浪人生活で大変だったことを教えてください。
浪人生活で最も大変だったことは、精神的な不安と孤独感でした。現役時代に思うような結果が出ず、浪人という選択をした時点で、自信を失っていました。周囲の友人が進学して新しい環境で楽しんでいるのを聞くたびに、「自分だけが取り残されているのではないか」と不安な気持ちになることもありました。特に辛かったのは、目に見える成果がすぐに出ないことです。毎日勉強をしていても、模試の結果が思うように伸びないと、自分の努力が無駄に感じられて落ち込むことがありました。しかし、そうした時こそ気持ちを切り替える工夫が必要だと気づきました。勉強以外のことを考える時間をあえて作ったり、家族や予備校の先生に話を聞いてもらったりして、自分の気持ちを整理するようにしました。また、小さな目標を立てて達成感を得ることで、少しずつ自信を取り戻すことができました。
浪人経験があったからこその強みはありましたか?
浪人経験を通して得た最大の強みは、自分を客観的に見つめ、粘り強く努力を続ける力です。現役時代は、目の前の勉強に追われるばかりで、自分に合った学習方法や時間の使い方を深く考える余裕がありませんでした。しかし、浪人という時間を得たことで、自分の弱点や学習スタイルを見つめ直し、効率的に勉強を進める力を身につけることができました。特に、計画を立てて継続的に取り組む習慣は浪人生活の中で培われました。模試や日々の勉強の記録を見返しながら、何が足りないかを分析し、それに応じて学習計画を修正します。その繰り返しの中で、問題解決力や自己管理能力が自然と養われました。また、精神的にも強くなりました。孤独や不安と向き合いながらも、自分で決めた道だからこそ最後までやり抜くという覚悟が強まりました。この経験を通して、困難な状況でも前を向いて努力し続ける粘り強さが身についたと感じています。浪人生活は決して楽なものではありませんでしたが、自分自身を深く理解し、成長する貴重な時間だったと今では思います。
試験で志望理由書や面接があった方は、対策はどのように行いましたか?
志望理由書対策という授業を受講していたので、授業内で志望理由書を書きました。そして、志望理由書の作成が終わると、余った時間で先生に面接対策資料をもらい面接の対策もしてもらいました。また、一次試験が通過していることが分かり次第、各々の大学の面接対策資料をもらい対策をすることができました。

講師やスタッフとはどのように関わっていましたか?
質問や相談をするために先生のところへ行くと、先生は気軽に分かりやすく答えてくれるので、とても相談や質問をしやすかったです。また、受験直前では過去問の分析を一緒にしてくれました。
塾のサポート体制(質問対応・面談・weekly、monthlyテスト等)はどのように役立ちましたか?
面談は月に1回あり、先生とこまめに進捗状況を確認でき、勉強の進め方の見直しをすることができました。weeklyテストやmonthlyテストは日々の勉強の復習になり、校内の順位が出るのでモチベーションが上がり勉強の質が高まりました。
最後に受験勉強全体を振り返って感じたことを教えてください
受験勉強全体を振り返って、最も感じたのは継続の大切さと自分自身との向き合い方です。最初は志望校合格という目標だけを見て突き進んでいましたが、思うように成績が伸びなかったり、周囲と比べて焦ったりすることも多くありました。そんな中で、自分にとって何が一番効果的な勉強法かを見つけ、地道に積み重ねていくことが、結果につながると実感しました。また、受験は学力だけでなく精神力も問われる場面が多く、自信を失いかけたときこそ自分を信じて努力を継続することが大切だと学びました。この経験を通して得た粘り強さや自己管理能力は、今後の人生でも必ず役立つと感じています。
