【合格体験記2022】武蔵野美術大学 造形学部 デザイン情報学科 現役合格 K.Yさん ~医学部志望だったリケジョ(理系女子)が美大へ進学。デザイン、プログラミング、語学をキーワードにオンリーワンの志望校を発見!?~

K.Yさん

武蔵野美術大学 造形学部 デザイン情報学科 現役合格 

都内 私立女子高校

 

 

 

―合格おめでとうございます!

 

ありがとうございます。

 

 

―医学部志望からスタートし、行きついたのは武蔵野美術大学と、非常に興味深い経歴をお持ちですね。ぜひ色々聞かせてください。まず、入塾頂いたのはいつ頃でしたか?

 

確か2020年の頭なので、高1の1月頃ですね。コロナの直前でした。

 

 

―当時は、医学部志望だったそうでね。

 

若干ですが、医学部に興味はありました。文系科目のほうが得意ではあったのですが、文系に進んでもやりたいことがなさそうだったので、それなら少しでも興味のある医学部にと、学校の文理選択でも理系を選びました。

 

 

―医学部に興味があったのは、何かきっかけがあるのですか?

 

医療ドラマがすごく好きで、面白そうだなと思ったのがきっかけです。

 

 

 

 

 

―そうなんですね!イチオシの医療ドラマは何ですか?

 

最初にハマったのは『コードブルー』ですね。『ドクターX』も好きですし、他にもいろいろ観ます。

 

 

―その流れで、医学部に特化した塾を探し始めたのですか?

 

そうです。両親が探してくれました。

 

 

―ご両親が!ちなみに、他の塾は検討されましたか?

 

医学部専門の個別指導塾さんと一会塾で悩み、両親と一緒に話を聞きに行きました。

 

 

―一会塾を選んでくれたポイントは?

 

私は、いわゆる大手の、硬い雰囲気が苦手なんです。医学部専門の個別指導塾さんの方は、校舎に入った時にピリッとした緊張感のようなものがあって。一会塾の穏やかな雰囲気のほうが合っているなと感じて、一会塾に決めました。

 

 

―お友達が通っていたから、とかではないんだね。

 

ないですね。入塾してから、実は友達も通っていたことを知りました。

 

 

 

―ちなみに軽音部では、何の楽器だったんですか?

 

 

ベースです。

 

 

―ベースいいですね。少し話が逸れましたが、医学部を目指そうと入塾してくれて、最初にとった授業は何でしたか?

 

個別数学でした。高2になってから集団授業で、数ⅠAや英文法、化学を受講しました。

 

 

―高3も、高2のときと変わらず?

 

そうですね。数ⅠAB、英文法、化学です。

 

 

―英語は文法のみ?

 

文法のみです。読解はとっていませんでした。

 

 

―入塾してから、いつ頃まで医学部志望でしたか?

 

けっこう、早々に切り替えました。高2の6~7月頃には、なんか違うなぁと思って。

 

 

―そのとき、すでに学校の授業選択は終わっているよね?

 

そうなんです。なので、生物、化学、数学も数Ⅲまで、高2のときに履修しました。

 

 

―そこから、どう切り替えたんですか?

 

やりたいことがなくなっちゃったので、どうしようかと思いました。でも、なんとなく、理工系かなという気持ちはあって。小さい頃からパソコンをいじるのが好きだったんです。iPadiPodを持てば、それをずっと触っていました。なので、プログラミングとかもやってみたいなと思ったんですけど、両親に医学部へ行きたいと言ってしまった手前、どうしていいか分からず、とりあえずやりたいことを探しました。

 

 

 

 

 

―悩まれていたのですね。

 

プログラミングには興味があるけれど、AIやロボットなど、理系の最先端みたいなところまでいくと、それもちょっと違う気がして・・・

 

 

―ゴリゴリの理系ではない感じだね?

 

そうなんです。どちらかというと、機械の外側も内側も、興味があるのはその「デザイン」なんですよね。デザインとかクリエイティングとか、そういった言葉で調べてみたときに、親が多摩美術大学の情報デザイン学科を見つけてきてくれたんです。多摩美があるなら、武蔵野美術大学にもあるだろうと、武蔵野美術の造形学部デザイン情報学科にたどり着きました。

 

 

 

 

―美術大学を選択されたのは、そういった経緯だったんですね。併願された大学や学部はありますか?

 

多摩美と武蔵野美術はそれぞれ2学科ずつ受けています。多摩美のもう一つの学科は、統合デザイン学科を受けました。この学科は、グラフィックデザイン、プロダクトデザインやコミュニケーションデザインなどを統合的に学べる学科です。武蔵野美術はクリエイティブイノベーション学科を受けました。

 

 

―すごい横文字だね(笑)

 

ですね(笑)クリエイティブイノベーションは新設の学科で、1期生がまだ大学3年生だそうです。その学科は、新しい時代の中で、創造的思考力を使って、問題解決に取り組むという内容だったと思います。

 

 

 

 

 

―美術大学以外には?

 

法政大学のデザイン工学部システムデザイン学科も受けています。あと、SFCICUも・・・

 

 

―多様な受け方ですね!

 

SFCICUは高1の時点で受けようと決めていました。

 

 

恵比寿校は西口徒歩10秒 Frontier恵比寿 3F

 

 

 

―ICUを受けようと思っていたのは、国際系にも興味があった感じでしょうか?

 

幼稚園がインターナショナルスクールに通っていましたので、昔からICUには興味がありました。

 

 

―小学校も国際系ですか?

 

小学校は普通の公立です。でも英語はずっと続けていました。そのおかげで英語は割と得意でしたね。文法はできないんですけど(苦笑)

 

 

―それで、一会塾で英文法のみ受講されていたんですね。合格された武蔵野美術大学の受験について教えてください。受験方式は、共通テスト+専門試験?

 

はい、共通テスト2科+専門試験です。共通テストはリーディングと現代文、専門試験は小論文か、デザインまたは、造形表現テストかで選択できるので、小論文を選択しました。絵などは、習ったことがなかったので。

 

 

 一会塾のオリジナルテキスト

 

―共通テストは何の科目を受験しましたか?

 

社会以外、全て受けました。

 

 

―美術大学といえど、美術系科目を使わずに受験できる方法が、ちゃんとあるんですね。

 

そうですね。共通テストだけで受験可能です。

 

 

―そうなの!?特殊な科目は必要なし?

 

必要なしです。多摩美の情報デザイン学科は、数学必須+英語or国語+理科1科目、でした。学科によって指定科目は若干違いますが。

 

 

―どちらの大学も、芸術系を目指す人だけでなく、K.Yさんのように数学・理工学的興味から、デザイン学科を受験する人が一定数いるってことだね。

 

おそらく、そうだと思います。どんな人がいるのか、今から楽しみです。

 

 

―武蔵野美術の小論文は、どんな問題だったか覚えていますか?

 

試験問題持ってきました!

 

 

 

 

―ありがとうございます!なるほど、図解の問題ですか。難しそうですね。

 

問題形式は毎年同じで、600字以内の記述問題と図化問題が出ます。

 

 

―これは練習が必要ですよね。

 

そうですね。共通テストが終わってから、一番可能性があるのは武蔵野美術だと思ったので、2週間毎日小論文対策をしていました。

 

 

―赤本で対策を?

 

赤本にももちろん載っていますし、ホームページに優秀作品と一緒に問題が載っています。

 

 

―優秀作品?

 

実際の合格者の解答の中から、優秀なものがホームページに掲載されるんです。なので、自分で解いてみて、優秀作品を模範解答として比較しながら勉強していました。

 

 

―なるほどですね。本番の出来はいかがでしたか?

 

点数化が難しいので、出来は分からないです。ただ、共通テストである程度点数を稼げていたので、小論文は満点を目指すのではなく、合格点の6割を取れれば良いという気持ちで臨みました。

 

 

 

―K.Yさんなりの戦略ですね。

 

実は、父からのアドバイスです(笑)

 

―塾や大学探しにも力を貸してくれて、協力的なお父様ですね。

 

自分が調べるよりも絶対に速いし正確なので、いろいろお願いしました()

 

 

 

 

―その成果をきちんと出せて、よかったです。一会塾入塾前は、どこか塾に通われていましたか?

 

中1の冬から高2の冬頃まで、英語だけJPREPの渋谷校に通っていました。

 

 

―英語の専門塾さんですね。どんな印象でしたか?

 

ICUとかSFCとか、英語が難しい大学を目指すには、とてもいい塾だと思います。ただ、私には合わず、最後のほうはあまり行かなくなってしまって・・・

 

 

―なるほど。

 

いわゆるハード系でして、中学受験で上位校といわれる桜陰や、麻布、開成、慶應の生徒さんがたくさんいるんですけど、みんなめちゃくちゃ勉強するんです。私はもともと勉強が好きなほうではなかったので、だんだんと嫌になっちゃって辞めてしまいました(苦笑)でも、共通テストの英語で点数がとれたのは、JPREPで鍛えられたからというのもあると思います。

 

 

 

 

―一会塾に入塾してからは、両方通われていたんですね。

 

そうです。高2の冬にJPREPを辞めてから、一会塾で英語の授業をとりました。

 

 

―高3のときには何先生のクラスでしたか?

 

高3は鍋谷先生です。

 

 

 英語科 鍋谷講師 ↑詳しいプロフィールは写真をクリック

 

 

JPREPと比較するのは難しいと思うけど、一会塾はどんな印象でしたか?

 

一会塾は、とても楽しかったですね。他高校の友達もできましたし、恵比寿校で知り合った友達とは、今でも連絡を取り合っています。

 

 

―印象に残っている授業はありますか?

 

どの先生も特徴的で印象に残っていますが、中でも竹之内先生の授業は楽しかったです。数ⅠABを習っていましたが、授業自体も面白かったし、一緒に受講していた子が、同じ学校の友達と、女子校2人と、男子校1人だったので、生徒同士もノリが合って。先生もノリの良い方だったので、きっとうるさいクラスだったと思います(笑)そのおかげで、数学は最初より全然できるようになりました。

 

 

数学科 竹之内講師 ↑写真をクリック(自己紹介)

 

 

―楽しんで通ってくれて、きちんとモノにしてくれて、私たちも嬉しいです。化学はどの講師の授業でしたか?

 

高2が川原先生、高3は千葉先生です。

 

 

化学科 千葉講師 ↑写真をクリック

 

 

―では、K.Yさんの生い立ちについて少しお伺いさせてください。インタビューをしていて、お話するのが得意そうだと感じますが、昔からですか?

 

小さい時からよく喋る子どもでした。初対面だとちょっと控えめになるけれど、慣れてくるとずっと喋っていますね(笑)

 

 

―小学校は区立に通われていたということですが、中学受験の塾には通われていましたか?

 

小3からSAPIXに通っていました。

 

 

―小3からは、早めですよね。

 

そうですね。幼馴染が中学受験すると決めていて、その子が小1から塾に通っていたんです。両親から、あなたも行く?と聞かれて、じゃあ私も、と通い始めました。

 

 

SAPIXは楽しかったですか?

 

勉強が嫌いだったので、楽しくはなかったです(苦笑)授業自体は楽しかったけれど、家で勉強するのが嫌で、そうなるとそのうち授業もテストも行きたくなくなってしまって。辞めることはしなかったけれど、仕方なく通っていた感じですね。

 

 

―中学受験も、難関目指して必死に勉強、という感じではなかった?

 

全然なかったです。6年生になってからようやくちゃんとやり始めましたね。

 

 

―どのような経緯で受験校を選びましたか?

 

小学校の友達に誘われて、文化祭に行ったのがきっかけです。両親も説明会に出て、今の理事長、当時の校長先生の話が面白いと気に入って、受験を決めました。

 

 

―中高での6年間はいかがでしたか?

 

6年間、楽しかったです。

 

 

 

 

―K.Yさんは理系ですが、文系の生徒さんが多い印象だけれど?

 

そうですね、ほとんど文系です。学年200人いて、理系は50人くらいでした。

 

 

―イメージよりは多いですね。軽音部に所属していたと、先ほど話に出ましたが、6年間続けられたのですか?

 

はい、中1のときに入部して、バンドを組みました。毎年文化祭で演奏するんですけど、高2でコロナになってしまったので、ラスト1年は活動縮小しなければならなくて・・・

 

 

―それはショックですよね。

 

例年と場所も違うし、本来なら30分前後はもらえる持ち時間が5分しかなく、寂しい感じではありました。

 

 

―そうだったんですね。大学でも、アルバイトなど含めて、やりたいことを見つけられるといいですね。

 

スタバでバイトとかしたいですね。

 

 

―スタバは卒塾生にも人気があって、よく話を聞きます。Yさんは人生を楽しめる才能を持っていそうなので、ぜひ充実した大学生活を過ごしてください。本日は貴重なお話、ありがとうございました。

 

ありがとうございました。

 

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