Oさん
防衛医科大学 医学科
渋谷教育学園 渋谷
ー東大併願者も多く、東大と同じくらい難しいと言われる防衛医科大ですが、1年で合格されて今の気持ちはいかがですか?
本当に嬉しいです、ありがとうございます。普段、仕事前は忙しくあまり相手にしてくれない父でしたが、今回はすぐに電話に出てくれて、とても喜んでくれました。「あー、喜んでもらえてる」て思うと、自分もとても幸せな気持ちになれました。
ーこの1年は振り返ってみていかがでしたか?
そうですね。気持ちの余裕がほとんどありませんでしたね。コロナで連日、ニュースで騒いでいたり、自分の将来のこと、受験勉強のこと、考えなくてはならないしで結構大変な1年だったかと思います。
ー2020年の4月、コロナ禍で一会塾では授業開始を2週遅らせてのスタートでしたが、授業再開後、受験まではきちんと通えましたか?
はい。Zoomで受けてもいい、ということだったと思うのですが、自分はやはり、対面で受けないと集中できないタイプでしたのでほとんど対面での出席を選び、全科目皆勤でした。
ー防衛医科大学はどのようにして知ったのですか?
高1のときに高校の先生との面談で、その存在を知りました。高校では防衛医に先輩がいて、紹介できるよ、ということでした。それから興味を持って調べ始めて高2のときに受験を決めた感じです。
ー防衛医科大学への志望理由を教えてください。
1番は、災害医療に携われること。2番目に、学費が無料というか給与をいただきながら医師免許を取れるというところです。私は、もともと「あなたなら医学部へ行けるよ」というような成績ではなかったので、医学部に入ったあと自分が勉強についていけるかとても不安でした。医学部に行ったは良いが、アルバイトなどで勉強に支障が出るような状態が怖かったんです。
ーそれから毎年オープンキャンパスに行かれていたようですが、防衛医の第一印象はいかがでしたか?
最初は、正直言うと、校舎が、伝統があるなーと言いますか、新しくはないなーと思いました(苦笑)。でも実際キャンパスに行ってみるとすべてがリアルで、そこで学んでいる人や、生活している人をたくさん見て現実感が湧いていきました。
ー防衛医科大は、防衛省管轄で幹部自衛官を目指して学ぶ学校です。規則などが厳しい側面があると思うのですが、その辺はどうとらえていますか?
そのあたりは、しっかり調べたので今は大丈夫です。最初は寮生活はとても抵抗がありました、上級生との2人部屋なんです。ただそこは少しずつ覚悟を決めていきました(笑)。
ー高校時代の受験勉強はどんな感じでしたか?
自由が丘の大手進学塾に通っていたのですが、ときどきサボってしまって、とてもまじめな感じではなかったんです(笑)。何事も長続きはしない感じで、生来の楽天家なので・・・特にそれでも動じないというか・・・・(苦笑)
ーそれが一会塾で通うことによって変化はありましたか?
はい。高校時代に比べると、勉強する習慣は飛躍的につきましたね。前はかなり、ひどかったです(笑)。本当にきちんと勉強に向かえるようになったんだと思います。また各教科の成績も去年より、格段に上がったと思います。
ー私大もいくつか受けていらっしゃいますが、残念な結果でした。でもどちらかというと防衛医の方が、難しいと思うのですが、第一志望だけ合格されたというのは、なにかその原因と感想とかはありますか?
やはり、防衛医では本番で力を出し切れたんだと思います。他の私大とは気合が違ったというか・・・そういうのはやはりあったと思います。あと、私大合格もらったりすると1次納入金とかも絡んで来るので、ちょっと親孝行したかな、という部分はありますね(笑)。
ー1年で一番力がついた科目は何でしたか?
英語です。鍋谷先生に教わったのですが、授業中の口癖の中に、「こんなん、簡単、簡単」というのがあるのですが、問題を見るときに、「分かるはず」という気持ちにしてもらえたのが大きかったです。それまでは、読めるかどうか不安に思いながら解いていた入試問題に対して、「読めるはず!」という心構えで英文に向かえるようになったことが自分では大きい変化でした。ほんとに英語は伸びたなと実感しています。
Oさんを担当した英語科 鍋谷講師
ー他の科目はいかがでしたか?
数学の先生にお世話になりました。精神的に支えていただきました。休み時間に行ったら勉強以外の雑談にも気軽に応じてくださったり、少し点数が良かったりすると、「できるじゃない」「すごいね」って褒めてくださったのが、とても気持ちが楽になったりしました。一会塾の先生方は、みなさん褒めてくださる人が多くて、それで救われた部分、続けられた部分が大きかったと思います。
Oさんの数学を担当した 一瀬講師
物理もとても良かったです。現役ときは、正直いうと、物理は「理解を放棄していた」部分がありました(笑)。同じ問題が出たときしか分からない、みたいな(苦笑)。物理の先生はInputが細かく詳しく、分かりやすくて、さらに問題量が半端なくあるんですけど、(自分は)未消化の部分もあったのですが、「すごいなー、自分は、これを今、理解しようとしている!」という感じで、自分を少し誇らしく思うことが出来ました。
物理科 真木講師
化学も伸びましたね。先生は、まとめプリントがとっても分かりやすくて、しかも問題の解説は手を抜かずに、きちんと細部まで説明してくれたのが良かったです。たとえば似たような問題をやったときも、その過程の解説を飛ばさずに説明してくださいました。自分で勉強していると面倒くさくて飛ばしてしまうようなところでも授業でしっかりとした解説が聞けてきちっと毎回練習できて、毎回力になっているな、と感じていました。
化学科 川原講師
◆Oさんの1週間の受講科目
※Oさんの場合 1週間で32.25時間の授業&演習時間
HR(ホームルーム)(30分/週)
演習数学(90分/週)
数学Ⅲ(180分/週)
数学ⅠAⅡB(180分/週)
総合数学(90分/週)
演習化学(90分/週)ー化学monthly testー
受験化学(180分/週)
演習物理(90分/週)ー物理monthly testー
受験物理(180分/週)
英文法・語法(90分/週)
演習英作文(90分/週)
英文読解(180分/週)
メディカル英語(180分/週)
メディカル小論文(90分/週)
共通テスト国語(90分/週)
英語weekly test(60分/週)
数学weekly test(90分/隔週)
ー防衛医科大対策会に出席されていましたね。
択一試験の突破基準の話がとても役に立ちました。実際に1次を突破した先輩が話して下さった時間配分のシミュレーションがとても大事だと思い、本番でもうまく行ったなと思っています。
Oさんが参加した防衛医科大対策会 写真は筑波大 医学群の宮嶋先輩
宮嶋先輩の合格体験記はこちら 宮嶋さん 合格体験記
ー防衛医の出願は、一会塾を介した団体出願でしたね、1次通過の際は、2次対策を防衛医の担当者の方と一会塾で行いましたが、それは有効でしたか?
はい。当日は、たぶん、防衛医を紹介してくださる内容でした。卒業後の進路のことも詳しく聞けてとても参考になりました。研修時のリアルな説明と陸海空に実際に行った医官になった人に直接質問できたりしてとても良かったです。当日はスカイプでの遠隔説明だったのですが、塾でつないでもらえたので安心して受けられました。
ーそれでは、これからがスタートという感じかと思いますが、健康に気を付けてがんばってください。今日は長時間ありがとうございました。
はい、頑張ります。こちらこそありがとうございました。