【2024】藤田医科大 医学部 既卒合格 Y.Hさん(国学院久我山)

藤田医科大 医学部 既卒合格 Y.Hさん(国学院久我山)

 

 

 

1次通過したその他の医学部

愛知医科大 医学部(最終合格)

岩手医科大 医学部(最終合格)

杏林大 医学部

帝京大 医学部

東海大 医学部

 

◯数ある予備校の中から一会塾を選んだ理由 

~決め手はアットホームな雰囲気と合格体験記~ 

高校一年生のときに、文理選択で理系を選ぶと決めた時に、医師になると決めました。医学部は受験の難易度がとても高いため、早いうちから塾に通った方がいいと思って、母が一会塾を見つけてくれました。入塾しようとした当時は塾通いたくないなと思っていたんですけど、家の近くにあって通いやすく、ホームページや合格体験記を見ててここの塾とても良さそうだなといました。大きな教室で大人数が一緒に授業を受けるような大手の塾ではなくて、1人1人の生徒を丁寧に見てくれるようなアットホームな雰囲気の塾だったこともとても良さそうだなと思えた理由のひとつです。生徒1人1人に担任が付き、学習状況や生徒の学力に応じてサポートをしてくれるということも魅力的でした。そこで、実際に塾の雰囲気を見てみたくて、話を聞きに行きました。一会塾に通い始める前はトレプレットという英語の塾に通っていました。高校入学時、英語力が中学1年生レベルしかなかったため、中学英語から勉強し直しました。トリプレットには高校2年の2月頃まで通っていました。高校3年からは一会塾で英語の授業を受講していました。

 

◯高校生活について 

~高校時代はサッカー部で週6の部活~ 

私は高校ではSTクラス(いわゆる特進クラス的なクラス)でした。他のクラスよりはカリキュラムが早く進んで、高校3年の6月ごろには数3が終わり、化学は有機化学まで8割ほどは終わっていました。そのため、他の高校よりはカリキュラムに余裕はあったと思います。文理の割合も6:4ほどで理系の割合も少なくは無かったと思います。高校の時はサッカー部に所属していました。週6日活動があり、勉強する時間はあまりありませんでした。そのため、部活を高校3年のときにやめるまでは一会塾の宿題もあまりやっていませんでした。 

 

◯塾での授業について 

~クラス授業と個別指導をバランスよく組み合わせて受講~ 

本科生(既卒部)で受講していた科目は、

・メディカル英語

・英文読解

・英文法・語法

・英作文

・数学1コマ(個別) 

・化学1コマ(個別) 

・英語1コマ(個別) ※冬期から

・受験物理

・メディカル小論文 

でした。また、冬季授業からは浅野先生に英語の個別授業をお願いしていました。

 

 

 

 

~お世話になった先生たちの授業~

 

◯英語 

英語は浅野先生と鍋谷先生にお世話になりました。

~黒板に書いた答案を毎回添削されて伸ばした英語力~

浅野先生は授業中にホワイトボードに自分の考えを書く時間が設けられていて、最初は自分の答えが的外れな答案で、それを見られることが嫌で、自分の答えを書くことに抵抗があったんですけど、だんだん嫌ではなくなってきて、むしろ楽しくなっていました。友人たちの答案を見ることによって、自分が今まで偶然間違えることのなかったところや、今まで気づかなかった着眼点の答案など、なぜその解答が間違っているのかを説明してもらうことによって、一つの問題文でたくさんのことを学ぶことができて、とても良かったと感じています。さらに、冬期に受けた個別授業では、大学別で過去問対策をしてもらいました。昭和大学や藤田医科大学など、和訳や要約、英作文の問題がある大学の過去問対策を主にやってもらいました。文章のどこに注目して、どこをどのように答案に書けばいいのか、そして、英文の流れを読み、感覚で解くのではなく、わかって解くということを大事にすることができました。質問することはもちろん、勉強以外にも様々なことを話すことができるくらいとても親しみやすい先生でした。

~制限時間を意識した授業!教養が身に着く雑談も毎週楽しみでした~

鍋谷先生は、現役の頃から授業をとっていて長い間、たくさんお世話になりました。私は英語がとても苦手だったのですが、教わる前までは、感覚や文脈でなんとなくで英文を読んでいたのですが、教わってからは、きちんと文型で考えることができるようになって、感覚ではなく論理的にきちんと英文を読めるようになりました。鍋谷先生は授業で、時間をはかって生徒に問題を解かせることが多く、私たちの正答率が悪かったり、時間以内に解けなかったりすると厳しい指摘を下さりました。鍋谷先生の適度なプレッシャーのおかげで緊張感をもって英語の勉強に取り組むことができました。英作文の授業では覚えていると便利なフレーズをたくさん教えてくださいました。また、鍋谷先生の授業は英文に関係のある雑談が多いのですが、その雑談を通して生徒のためになる様々な教養を教えてくださいました。受験勉強だけでなく、今後の人生において役に立つ話をしてくださいました。私は聞いていてとても楽しく、面白い話だったなということを今でも覚えています。

 

◯数学  

~420分の授業を90分の個別指導1回に凝縮、毎回の予習はつらいけどためになりました~

 

数学は現役の時から授業をとっていて、浪人したときも仲野先生にお世話になりました。現役のときは受験数学ⅠAⅡBと受験数学Ⅲを受講してしました。予習をしてきて授業中にその内容を当てられて自分の考えてきたことを答えるという授業スタイルでした。最初の頃は授業がとても怖かったです。数学が苦手だったわけではなかったですが、自分の考えを答えるということは、きちんと勉強していなければ勉強していないことが先生にバレてしまうということが怖かったです。また、毎週授業の最初に小テストがありその結果が必ず掲示されていたので、きちんと毎週復習してどんどん数学は実力が伸びていきました。また、テキストが網羅性があり、解けるようになるまで繰り返し解いていくことで、入試問題を見た時にすぐに解法が思い浮かぶようになるまで実力が伸びていきました。 浪人した時も仲野先生に個別授業をお願いしました。現役のときに集団授業は一通り受けていたので、個別授業を取ることを選択しました。個別授業では、仲野先生が出した予習を解き、解法や記述を見てもらっていました。集団授業からテキストの内容を少し変えてもらって、(基本的には集団授業のテキストの類題が多かったですが)集団授業2回分(7時間)の内容を90分の個別授業で終わらせるということをしていました。予習も復習もなかなかに大変でしたが、学力が伸び、解くスピードが早くなり、点数が安定するようになりました。また、解法を間違えていたら途中で気づけるようになりました。

 

◯物理 

~要点が網羅されたテキスト、これだけやっておけば大丈夫という絶対の自信が身に付きました~

 

物理は真木先生にお世話になりました。現役の頃から2年間教わりました。元々物理は全く出来なくて、高3の4月の時点でなんの公式も覚えていませんでした。その状態で1年間必死について行きました。公式を授業で初めて見るというレベルで学校の勉強を疎かにしていたので、授業中は完全には理解しきることはできなかったのですが、毎週必死に演習を積みました。その結果、12月から1月あたりに物理の学力がグンと跳ね上がり、物理が得意科目と呼べるほどにはできるようになっていました。実際に、昭和大学の得点開示をしたら、9割取れていました。浪人になってまた1から同じ内容を真木先生に教わって、現役の授業のときには毎週苦痛だった物理の授業がむしろ楽しく授業に望めるようになっていました。実際に、河合塾の記述模試で偏差値30〜40台から70くらいまで上がりました。真木先生の授業は、きちんと原理から説明してくれて、私が教わったどの先生よりも基礎を丁寧かつ曖昧な点が生まれないように分かりやすく教えてくれました。テキストの網羅性もすごく、真木先生のテキストさえやっていれば受験会場で困ることはありません。苦手な単元がある人も多いと思いますが、私は苦手な単元がなかったです。それも原理からきちんと教えてくださったからだと思います。真木先生に物理を教わることが出来なかったら、医学部はどこの大学も受からなかったと思います。浪人が決まった時に塾を変えなかった最大の理由としては、塾を変えてしまったら真木先生の物理の授業が受けれず、網羅性の高い完璧なテキストがもらえないことが理由としてありました。真木先生には感謝してもしきれません。

 

◯化学 

 

化学は現役の時に川原先生にお世話になっていました。浪人して、福田先生に個別授業をお願いしました。

 

~何を覚えて、何を覚えなくて良いかの明確な指示で化学の全体像がクリアになりました~

川原先生のテキストがとてもわかりやすく、浪人したときも基本的には川原先生のテキストを使っていました。それに加えて、セミナー化学を使っていました。さらに、福田先生の個別授業で使ったプリントを繰り返し解き直していました。現役の時は他の科目に時間を割きすぎて化学を根本から理解しようとする気がありませんでした。そのため、問題が解ければいいやという気持ちでいたので、浪人した時、はじめは、単純なモル計算とかは出来ていたんですけど、実験とかで、何が起きているのかが分からない状態でした。しかし、浪人して、川原先生のテキストを理解しようとじっくり読み込み、問題を解いていくうちに実験の問題や他の難しい問題にも感覚ではなく、理解して解けるようになりました。川原先生の授業では、どの問題で何をどう使うのかを図などを用いてわかりやすく説明していただいたので、難しい問題も川原先生の解説を聞くとすんなり頭に入ってきました。何を覚えるべきで何を覚えなくても良いのかもきちんと教えていただきました。 

 

~すぐに答えを教わるのだと伸びない、解くスピードも鍛えらえた個別指導~

福田先生の授業はとてもスパルタでした。福田先生は私の高校の卒業生で、後輩だった分、厳しくされたのかもしれません笑。わからない問題があると、すぐに答えを教えるのではなく、その問題のヒントを出されました。そのヒントをこちらが理解できなかったら、ヒントのヒントを出されました。一向に答えを教えてくれないのは授業を受けていた当時はとてもつらくて、「早く答え教えて!」と思っていましたが、ただそれが逆に絶対に答えてみせる!という励みとなりもっと勉強しなきゃと奮起させられました。また、苦手だった実験の問題を中心に教材を用意してもらったので、実験問題への苦手意識がなくなりました。さらに、授業中に時間設定を厳しく問題を解かせられたので、問題を解くスピードがとても早く、正確になりました。

 

 

◯テキストの活用法 

~できるようになるまでやらないと意味がない~

 

数学、物理、化学、英語のテキストすべてをやるにあたって、1番大事なのは、できるようになるまでやることです。特に、物理に関しては、授業で扱ったテキストの問題や類題が絶対にそのまま入試に出ます‼︎数学と化学に関しても、テキストの問題や類題が出題されることが多く、また、テキストで扱った問題から問題を解くヒントを得ることができるようになるため、基礎的な問題は問題を見た時に全て解法が思い浮かぶようになるまで繰り返し演習するべきだと思いました。また、何回やっても解けるようにならない問題に関しては、付箋をつけ、自分がどこでどのように間違えたのかをメモしておき、模試や入試直前にそのメモをみて、模試や入試本番でミスをしないように工夫していました。私は人一倍ケアレスミスが多かったので、この方法でしょうもないミスが減ったように思います。

 

◯得意科目、苦手科目の勉強法  

~できるようになるまでやれば苦手科目はなくなる~

 

得意科目、苦手科目は自分で作るものであると私は思います。どういうことかと言いますと、きちんとした勉強法で十分な演習を積めば、すべての科目が得意科目にできるようになると思います。(自分が実践できていたわけではないですが。)例えば、私は一会塾に通い始める前は数学ができませんでした。しかし、一会塾に通い始めて(高校2年までは数学だけ通っていたのですが)数学の勉強法を教わり、数学が得意になりました。

 

◯数学の勉強法 

~できるまでやるを徹底してやり続けた結果は・・・~

数学はとにかくできるようになるまでやり続けることが大事です。私は高校2年の冬休みあたりから受験を意識し始め、高三になるまではフォーカスゴールド数学ⅠAと数学ⅡBを使って勉強していました。一周目は初見の問題ばかりなので、わからない問題はすぐに解答を見るようにしていました。わからない問題に対して、考えることも重要だと思いますが、それはある程度解ける問題が増えてからやるべきだと思ったからです。できなかった問題に印をつけ、次の日に同じ問題を解き直すようにしていました。それでもできなかったらまた次の日、次の日、というようにできるようになるまでは毎日解き直すようにしていました。その結果、3ヶ月程でフォーカスゴールドのある程度の問題が解けるようになっていました。その状態で仲野先生の授業を受け始め、仲野先生のテキストも同じように勉強していました。夏あたりまでは基礎をひたすら固め続け、二学期以降は発展的な問題をやり、思考力を養うことができました。受験の時期になるまでには、問題を見たら解法が複数思い浮かぶようになるまでにはできるようになっていました。テキストの網羅性が高く、ひたすらにテキストをやっていたので、過去問はどの大学も1〜2年ほど解けば十分でした。自分が解けない問題は他の人も解けないだろうと思える程には演習を積んだと思います。

 

◯物理の勉強法 

~分かるところまで遡ってしっかり理解することを繰り返す~

 

物理も基本的には数学と同じように勉強していました。しかし、数学と違って、勉強し始める時期が遅かったことに加え、理解するべきことが多かったです。問題を解き、解いている最中に曖昧な部分や疑問に思った部分があったりしたら、テキストの前の部分に戻り、理解しながら問題を解いていくということを実践していました。真木先生のテキストさえやっていれば、入試で初めましての問題がほとんどなかったので、とても信頼しているテキストでした。授業の復習も演習問題に難易度や出題頻度別で印がついていたので、復習がしやすかったです。過去問は時間配分や出題傾向、出題量を知るために1〜2年やっていた程度です。過去問で間違えた問題は真木先生のテキストの類題に印をつけ、過去問よりも、テキストの類題の方を解き直すようにしていました。過去問よりも真木先生のテキストを完璧にした方が時間を有効に使えると思います。

 

◯化学の勉強法 

~計算問題攻略のコツを理解して演習、そして過去問へ~

 

化学は川原先生のテキストとセミナー化学、福田先生の個別授業で使ったプリントをひたすらやっていました。実験の問題や、有機の構造決定、高分子の計算問題などは難易度が高く、演習量が必要なので、色々な大学の過去問をあさっていました。その結果、苦手だった実験の問題や高分子の計算問題が得意になりました。2学期に入ってからは過去問を週に2〜3校分解き、解いたものを福田先生にチェックしてもらっていました。個別授業の予習や授業中に扱った問題についても解法をチェックしてもらっていたのですが、そこではじめて、今まで自分が解いていた方法があまり良くない方法だと気がつきました。具体的には、私は計算問題を単位を合わせるように計算していたのですが、きちんと定義を理解していないと単位を合わせて計算しただけでは答えがズレてしまうということがありました。有機化学、無機化学については、川原先生のフローチャートのプリントや授業のテキストを覚えていました。わかりやさくまとめてあるので、受験直前にはひたすらにそれらを見ていました。過去問については、どの大学も2〜3年分解き、間違えた問題はノートに貼り付けて間違えた原因や解く時のポイントを書きまとめていました。

 

◯英語の勉強法  

~とにかく単語・熟語・文法、最後は『メディカル英単語』を攻略~

 

英語は単語、熟語、文法が命です。単語、熟語、文法がわからなければ英文を読めないし、英作文も書けません。特に、熟語が後回しにされがちですが、絶対におろそかにしてはいけません。私は現役の時、基礎を疎かにしていまっていたため、1番時間をかけました。授業の英語の予習、復習をしながら、ターゲット1900(単語)とターゲット1000(熟語)とVintageをやりつつ、英文熟考という構文の参考書をやっていました。基礎力がついてきたあたりから、英文がすらすらと読めるようになり、感覚ではなく、内容を理解して解けるようになりました。英文には毎日触れたかったので、ほとんど毎日過去問の長文を一つは読んでいました。わからない単語が出てきた時はメモをして覚えていきました。また、医療系の単語は山口先生が作ったメディカル英単語を覚えていき、過去問や入試に出てきた単語は印をつけて少しずつ覚えていきました。

 

◯1日の勉強スケジュール 

~まずは朝、起きる時間を決めてリズムをつくる~

 

浪人生は学校がなく、時間を自由に使うことができます。1番大切にしていたことは朝起きる時間を決め、時間通りに起きることです。私は朝8時から始まるNHKの朝ドラを見るようにしていました。朝ドラを見るために起きるみたいな感じです笑。9時半までには自習室で勉強を開始できるようにしておくようにしていました。午前中から午後2時半までは頭が働くので、数学や物理など、思考力を使う科目を優先的にやっていました。昼ごはんを食べ、その後は化学や英語の勉強をしていました。最初はなんとなく自分の頭の中で計画を立てていたのですが、それを関さんにダメだと指摘され、途中からはスケジュール表を書くようにしていました。スケジュール表を書くことで、自分が何をすべきか明確になるので、書くべきだと思います。 ○過去問対策で役に立ったこと ~過去問はケアレスミスの減少に!同じ問題が出ることも~過去問をやることで自分の苦手分野や、ミスの仕方が明確になります。特に私は自信過剰で、ケアレスミスが多かったので、自分が得意分野だと思っていたところの問題が全然解けなかったり、計算ミスや問題文の読み間違えミスなどが多かったりしました。過去問をやることで自分のミスの分析をし、本番に同じミスをしないように役立てることができました。また、昭和大学などでは、過去問と全く同じ問題が出ることがあるので、(2023年の物理大問1は過去にも全く同じ問題が出ていました)対策しておいて損はないです。 

 

○塾の環境について 

~すぐ隣に先生や、スタッフが。さぼるとすぐばれて叱られる環境でした~

 

一会塾は他の塾と比べると、とても小さな教室で、先生やスタッフの方々と生徒の距離が近いと思います。さらに、ワンフロアだったため、生徒が困っていたり、疲れている様子だったら、スタッフや先生方が気づいて声をかけてくれます。どの先生やスタッフも常に生徒ファーストで、面倒見が良く、人当たりがいいので、雰囲気が暖かくて気楽に質問や相談ができる環境でした。受付まで行くと、スタッフの方々が気づいて声をかけてくれるので、何も言わずとも質問や相談ができることが良かったです。大手の塾だと人数が多く、その分、スタッフが全ての生徒の面倒を見れないです。その分、サボりやすくなってしまうため、私のようなサボり癖のある性格には不向きでした。一会塾にいると、生徒がサボっていたらスタッフの方々が注意をしてくれるので、サボれませんでした。(実際に何回も注意され、正直うるさいなと思っていました。笑)

 

○塾でのイベントについて 

~『メディベイト』と『出陣の儀』が印象的でした~

 

メディベイトでは医療について知識をたくさん身につけることができました。さらに、他の人の考え方を知ることで、自分の考えの幅が広くなりました。学科の勉強以外にも自分に足りないものがたくさんあるということに改めて気づくことができました。また、面接対策では高橋優子先生にお世話になりました。じっくりと深く自分と見つめ合い、自分のいい所や足りないところを探して、自分がどんな性格でなぜ医者になりたいのか、医者になってどうするのかということを新たに発見したり再確認したりすることが出来ました。出陣の儀では、合格願いのだるまに自分の決意を書くことで、改めて医学部合格へのモチベーションが上がりました。他の人のメッセージを見ることでも自分が奮起させられました。

 

○お世話になったスタッフや講師について 

~スタッフと医大生にはとても感謝しています~

 

1番お世話になったのはスタッフの関さんです。

高校3年と浪人のときの2年間担任をしてくれました。とても迷惑を掛けたと思っています笑。私がサボり癖があって、勉強や私生活に対してのわがままや文句ばかり言っていたので、喝を入れてもらっていました笑。そんな私の性格を理解し、親身に話を聞いて接してくれたので心強かったです。いつでも的確なアドバイスをくれ、優しくもあり、厳しくもありました。また、医大生のスタッフの方も勉強の相談や大学生活のことについていろいろ話してくれたので、勉強のモチベーションにもつながったり、とても仲良くなれました。

 

○受験前日から当日の過ごし方 

~前日もいつもと同じルーティンを守り、当日会場には1時間前に到着~

 

まず、受験前日のことについてですが、私は1番最初に愛知医科大学を受験しました。試験前日は追い込まれていたので、とても集中して勉強できました。家に帰る前に関さんや川浦さん、松村さんに注意点を教えてもらったり、喝を入れてもらい、9時前に帰宅しました。家に帰ってからはいつも通りテレビやYouTubeを見ながらご飯を食べ、お風呂に入り、睡眠時間を最低6時間半以上、できれば7時間以上取れるように寝ました。「いよいよ受験だ!!」という気持ちが全く芽生えないまま受験に臨みました。なんででしょう?笑、いつも通りに過ごしたからかもしれません。受験前日もYouTubeやドラマを見てゴロゴロする人ってだいぶ珍しいとは思いますけど、私にとってはそれが自分のルーティーンだと思いました。それもあって、受験当日も緊張することなく、いつも通りの気持ちで問題を解くことが出来ました。受験前日だからといって自分のルーティーンはなるべく変えない方がいいと思います。当日は受験会場に試験開始の1時間前には着くように行動していました。試験が開始するまでに、数学の計算問題や基本問題を1〜2問解き、寝ている頭を起こすようにしていました。そのあとは基本的には暗記物を見たり、時間配分を確認したりしていました。また、次の科目に頭が慣れるように勉強していました。特に、英語に関しては、試験の前に英文を読んでおくだけでも試験中の脳の英文の理解度が少し上がると思います。次に、大学によりますが、問題が配られてから解き始めるまでに長いところでは10分以上あります。私はその間に、大学別の過去問対策で何となく決めていた1つの大問にかける時間を計算していました。解答用紙を透かして大問の数や一つの大問の中の小問数、構成(記述なのか記号なのかなど)を見て時間配分をイメージいました。(解答用紙になるべく触れずにうまくやりましょう笑)その時間に緊張する人もいると聞きましたが、深呼吸や試験が始まった時のイメトレなどをしたりしていて、私は逆にその時間を使って気持ちをリラックスさせていました。また、受験会場はお手洗いにすごく並びます。特に、女子トイレは長蛇の列です。並んでる人が多すぎて、試験の休み時間に全員がお手洗いに行けないと判断された時は試験時間が変更になることもありました。その間や移動時間に何も持たずにぼーっとしたり友達と話すのではなく最後の最後まで再確認をするか、音楽を聞いてリラックスする時間に費やすべきだと思います。受験会場に行くと友達と休み時間にずっと話してる人が多くいます。内容はだいたい答え合わせです。 試験全てが終わった後、休み時間にもう終わった試験の会話をしてもなんの意味もないしメンタルブレイクする可能性もあるのでほんとにオススメしません。最後に、試験が終わったあとのことについてです。私は自己採点はしなかったですが、出来なかった問題を覚えておき、テキストやプリントに戻って復習し、次の試験に備える、ということの繰り返しでした。自己採点をしている人もいましたが、私の場合、自信があっても、ケアレスミスが多く、それにメンタルがやられると思ったからです。実際に、私の進学先の藤田医科大はあまり手応えがなかったですが、北里大や聖マリアンナ医科大の入試は受けた中で1番自信がありました。  

 

◯入試本番での様子と手応え 

~本番には魔物が隠れている、ケアレスミスは命とりに!~

 

入試本番はとにかく時間制限があるので、思ってもいないようなミスをたくさんします。問題文を読み飛ばしたり、思い込みで問題を解いてしまったり、式を写し間違えたり、2乗し忘れたり、、、などやらかしミスをたくさんします。また怖いのが、ケアレスミスで1次試験にすら通らないことや2次試験までいっても順位が後ろのほうになってしまうことがあります。正直、私は試験本場で力を出し切れた!という試験ですら、よくても1つ2つはケアレスミスを見つけてしまう試験ばかりでした。悪いと一つの科目で2問×4科目とかですかね笑。入試本番は本当に魔物がいて侮れないです。

 

 

 

1次通過、2次試験の面接では・・・

 

⚪︎藤田医科大の面接について 

~直前に練習していたテーマがMMIで的中、面接は和やかな雰囲気でした~

 

MMI×2回と個人面接×2回ありました。まず最初にMMIの試験が2回あり、その後個人面接が2回ありました。どの面接も、面接官1人に対して受験生1人でした。MMIは大部屋に受験生が8人(6人だった気もする)集められ、一斉に始めるという感じでした。他の受験生の声に自分の声がかき消されてしまわないようにがんばりました。全体アナウンスで、氏名のうち下の名前、受験番号、生年月日を最初に言ってからMMIが始まると言う感じだったのですが、私はアナウンスをあまり聞いておらず、フルネームを言ってしまったり、生年月日を言わなかったりしました。質問内容が難しいので、答えに詰まったら正直、隣の人の答えを真似しても良いと思います。私は真似しました笑。MMIの質問内容のうち、ひとつは、高橋優子先生と一緒に対策した質問の内容がほとんどそのまま出ました。質問内容としては、「あなたは新幹線に乗っていて、隣にいた女性3人組が大きな声で談笑していました。あなたは寝たいのですが、どのようにしますか?」という内容でした。もうひとつの質問内容は、「あなたの学校では、“あいさつ運動”がされています。あなたは今クラス委員で、クラスの人たちをまとめる立場にあります。しかし、クラスで話し合いをするときにクラス委員として、どのようにすれば良いか」という内容でした。

一つ目の個人面接では、私はサッカー部に所属してきたのですが、面接官の方がサッカー好きで私の高校のことも知っていました。また、救命救急医になりたいと言ったら、面接官の方が救命救急医で、意気投合してほとんど会話形式で面接が進みました。医師志望理由や本学志望理由すら聞かれずに、談笑してたら終わったという感覚でした。

二つ目の個人面接は、アドミッションポリシーについての面接です。アドミッションポリシーが書いてある紙が机の上に置いてあり、それを読み、自分はどのアドミッションポリシーに適しているかなど聞かれました。この面接も会話形式で柔らかい雰囲気で進んで行きました。

藤田医科の面接官はどの先生も受験生の話を聞こうとする姿勢が見られ、とても優しい雰囲気で進みました。(これは他の同級生に聞いても他大学の面接官よりも優しかったって言っているので、間違いないです)

 

○医学部を志望した理由について 

~資格のある仕事へあこがれとベトナム医療への興味も~

 

高校1年のときの文理選択の際に、文系に進むなら弁護士、理系に進むなら医師になりたいと思っていました。理由としては、司法試験は文系の最高資格で、医師国家試験は理系の最高資格だったからです。私は資格のある仕事に就きたかったのでその2択で悩みました。父が医療コンサルタントなので、父の仕事で関わる医師の方に話を伺い、その方の志や地域医療、患者さん、今後の医療の発展に貢献したいという思いを聞いて医師になると決めました。また、父はベトナムに日本の医療を提供するという仕事も行っていて、ベトナムの医療と日本の医療の格差を聞いて、海外の医療事情にも興味を持つようになりました。

 

 

○藤田医科大学に進学した理由 

~学費が比較的安く、かつ最先端の医療が学べる環境が魅力~

 

まず、藤田医科は私立の医学部の中では学費が安い方だと思います。6年間で約3000万円です。さらに、病院がとても綺麗で、システムがしっかりしています。病院に勤めている医療従事者やスタッフの方々もとても丁寧な接客を行っています。さらに、病床数が日本一であったり、MDC(主要診断群)指数日本一であったり、ドクターヘリ、高度救命救急センター、ロボット手術、脳卒中急性期診療支援システム、アルミノックス治療(光免疫療法)、中部地方初の肺移植術を実施、日本トップレベルの臓器移植施設など様々な魅力があります。それと、ブラックペアン(二宮和也主演)という医療ドラマの撮影地にもなってたりします。

今年からカリキュラムが少し変更されて、解剖実習が一年生から始まります。これはおそらく、他の大学よりも早いです。大学病院での実習も5月から始まります。とにかく、他の大学よりも進度がはやく、医学に対して早くから学ぶことができます。また、大学の教室も私が二次試験などで訪れた大学の中で1番綺麗でした。部活動もどの部活もとても強いです。部活動に打ち込み、勉強熱心な方ならとても魅力的に思える大学だと思います。

 

 

○受験校の選定基準 

~現役時の受験初日の経験を踏まえ14校へ出願、チャンスをすべて生かして合格!~

 

今年で受験を終わらせないと来年から新課程となってしまうので、どうしても今年で受験を終わらせたいと思っていました。現役の時の受験で、受験初日に相性の良い、自分が受かりそうな大学だったのですが、初日ということもあり、実力を発揮できなかったことを悔いていました。その経験から、浪人のときは練習校を受けたいと両親に言ったら了承を受けたのですが、今年で終わらせるなら地方の大学も受けれるだけ受けといたら?と言われ、受けることにしました。それに加えて、自分の家から通える範囲内にある大学で日程が被らなければほとんど出願していました。前期だけで合計14校ほど出願したと思います。二次試験含めて何日も連続で試験を受けました。日程が被ってしまっていたら、自分が受かりそうな大学を出願していました。これ以上浪人したくないのであれば、受けれるだけ受けることをお勧めします。最近では、地域枠制度や、奨学金制度が充実していたり、学費がやすくなったりする制度があるので、大学合格だけを見据えて受験しても問題ないと思います。地域枠であっても、配属されたい病院に配属されることができるので、(少なくとも愛知県地域枠では島に飛ばされるなどはほとんどないらしいので)おすすめです。

 

 

○合格した瞬間の気持ち 

~“大喜び”というよりは笑、ホッと一安心という感じでした~

素直に安心しました。嬉しかったとかはなかったです笑。多分私よりも両親や一会塾のスタッフの方々の方が合格を喜んでいたと思います。合格発表されてもまだ試験が残っていたし、自分の第一志望の大学ではなかったので、喜びよりも安心の方が強かったです。受験が終わって大学生になれるという安心感から気が抜けてしまいましたね。

 

○合格のポイント 

~医学部受験はメンタルが重要!たとえ失敗しても気持ちを切り替えて次へ向かう~

とにかくメンタルがずっと安定したまま受験を終われたことだと思います。去年は緊張して実力を発揮できなかったり、ケアレスミスにいちいち落ち込んでいたりしていました。今年は緊張せずに試験に臨めて、ミスにも落ち込まず、仕方ないと割り切って気持ちを切り替えることができました。また、学力に多少自信がつき、自分ができない問題は他の人もみんなできないでしょという気持ちになれたことも大きいです。

 

○現役と浪人での学力の伸長 

~すべての弱点(穴)を埋めてから受験へ~

現役の時は一次試験で2校だけしか受からず、二次試験で補欠番号すらつきませんでした。ここの単元は出ないでしょという決めつけもあり、穴が多かったです。しかし、浪人してその穴を全て埋めれたとおもいます。また、去年は試験を受けてもほとんど自信が持てませんでした。しかし、今年は自信のある大学がたくさんありました。手応えのない大学であっても、合格をいただいたりもしました。

 

○受験勉強で1番辛かったこと 

~SNSには要注意!さまざまな誘惑に打ち勝つことが必要!~

大学生になった友人が遊んでいる様子をSNSで見ることがあると思います。それを見ていーなーと歯を食いしばりながらなんとか勉強していた記憶があります。また、私は集中力がないので、何時間も持続して勉強するということができませんでした。しょっちゅうトイレに行ったり、散歩しに行ったり、YouTubeを見てしまったりとしていました。それではダメだと思い、勉強を続けることが辛かったです。それと、何もやる気が出ない日にペンを握らなければならないときもとてもキツかったです。それでもペンを握って勉強をなんとか続けることが大事だと思います。

 

○これから受験する人へ 

~最後は『絶対に医学部に合格する!』という気持ちが一番大事~

 

最終合格をいただいた瞬間は本当に安心しました。どうにか医学部に受かるという目標を達成できてよかったです。現役時に引き続き一会塾に通い続けたことで、一流の先生方からの丁寧な指導をもう一度受けることができただけではなく、その後の人生にも役立てるようなことを学ぶことができました。これから受験をする人たちにはとにかく自分でメンタルをコントロールすることと、持続して勉強し続けること、体調管理に注意して生活すること、医学部に受かるんだという思いの大切さを伝えたいです。これらは全て自分にしか管理できず、どんなに実力があっても、入試本番にその実力を発揮できなければそれまでの勉強の意味がなくなってしまいます。あれをしていれば、こうしていたら、というタラレバを言っても何も解決しません。入試本番一回勝負で自分が持っている全ての力を出し切ることのできるメンタルと体力を持っているということはとても大事だと思います。また、過去問を分析して特徴を知り、対策を練り、受験という勝負に勝つという強い思いを持つことが合格への近道だと私は思います。頑張ってください。合格したら楽しい大学生活が待っています。

 

○大学生活について 

~1人暮らし率は6割!?毎日楽しく通学しています~

 

藤田医科大学は前後駅からバスで20分、または徳重駅からバスで25分のところにあります。駅からは遠いですが、徳重駅は割となんでも揃っています。私は現在、愛知県で一人暮らしをしています。大学の最寄り駅から5分ほどのマンションに住んでいるのですが、周りにも一人暮らしをしている友人がたくさんいて、友達の家と自分の家を行ったり来たりしています。学年で6割ほどは一人暮らしをしています。(最寄りの駅からバスで通学しなければならないこともあり)愛知県内に住んでいても通学に2時間近くかかる人もいます。それくらい田舎なところに大学があります。休日にはカラオケをしたり、ユニバーサルスタジオジャパンに行ったり、花火大会に行ったり、美味しいご飯を食べに行ったり、テスト前はみんなで勉強したりしています。また私はゴルフ部に入っていますが、先輩たちもみんなとても優しいです。ご飯も奢ってくれたりします。一人暮らしなのでとても助かっています笑。勉強も、部活に入っているとたくさん友達もでき、過去問などの資料もたくさん回ってきます。友達と同じ時期に勉強をはじめれば基本的には留年はしないと思います。

また、この前はサンドイッチマンが病院前でロケをしていました。さらに、ブラックペアンというドラマの撮影にも使われていたり、とても魅力的な大学です。国試合格率も高いです。とても教育熱心な先生たちが多いです。授業後に質問に行くと次の授業が始まるギリギリまで対応をしてくれます。また勉強法についても答えてくれます。校舎も新しく、医学部の中でもトップレベルに綺麗な校舎で授業を受けることができます。食堂が2つあって、毎日気分でどちらに行くか決めています。どちらの食堂もメニューが豊富でとても良心的な値段です笑。美味しいです。毎日とても楽しいので藤田医科大学に入学してよかったと思います。

 

 

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