小池音寧さん
星薬科大学 薬学部 創薬科学科 現役合格
私立 カリタス女子高等学校
【合格体験記】星薬科大学 薬学部 創薬科学科 現役合格 小池音寧さん カリタス女子高校~ベールに包まれた薬学部 創薬科のキャンパスライフや就職・進学がここに。悩みながらもやりたいことを見つけて邁進した成功ストーリー~
―最初に一会塾に来た時は?
中2でした。入塾後一年通ったあと1回ストップ(休塾)させてもらって、高2の夏くらいに戻ってきました。
―そんな感じだったね、その時期にいよいよ受験勉強をスタートさせようみたいな感じだったね。それで一年半くらい在籍してくれて、成績がグーンと伸びた!
そうですね。伸びたんじゃないですかね。(笑)
―まず、一会塾は何で知ったんですか?
母がネットで調べてくれたんだと思います。学校から家の間で、理系に強い塾を探していました。
―中2の時にすでに理系に行こうって決めてたんだ?
そうですね。最初は医学部に行きたかったんですね。ちゃんとは覚えてないのですが。医療系とは決めていました。あ、でも中3くらいの時は農工大に行きたかったです。でもそれも、微生物を使って薬の研究とかしたいな―と思ったら農工大がヒットしたって感じでした。いろいろと模索していました。
―医学部に最初行きたいと思ったきっかけは覚えてる?
小児科医になりたかったのかな。理由は忘れました(笑) ドラマとか漫画とかに影響されたのかも。
―では、医療系に興味があったり、薬・微生物に興味があったりして、教科的にも理科とか数学の方に興味があった?
そうです。英語は嫌いでした笑
―高2の時に戻ってきたときには薬学部一本だった?そこでの変化や決めっていうのは、受験科目的なものもあったのかな。
そうだと思います。科目関係の問題はありましたね。英語は苦手だし、その時は数学とか、全体的にそんなにできなかったんですよ。それで今からもっと数Ⅲもやらなきゃいけないし、理科も2科目とらなきゃいけないし…。というのもあったし、創薬行けば何かしらやりたいことができるんじゃないかと思って決めました。
―創薬っていうのを自分で見つけて、そんな分野があるんだって調べたの?
調べました。母と一緒にいっぱい調べて。農工大とか、阪大もそういう研究してて、まあ目指したいけど、正直無理じゃねってなって(笑) そしたら、薬学部そういえば見てないじゃんって見たら、創薬あるらしいよ、みたいになって。え、これいいじゃん!って。あとはまあ、うちから近いところに薬科大いっぱいあるしって感じですね。
―なるほど。それで早々と推薦で決めたもんね。それでその推薦の選択をするときに、いくつか薬学部あるけど、星薬科に決めた理由は。
研究内容と学校の校風が好きだったから、文化祭とか行って見て。なんかもういろんなところに行ったんですよ、近くの薬学部。明治薬科も受けました。
―ああ、推薦の時。いろんな薬学部に行ったんだね。
はい。東京薬科も行ったし、北里も行ったし。北里は生徒さんの雰囲気とか見て、自分にはちょっと違うかもと思いました。東京薬科は創薬科じゃなくて生命科学科を見ました、あんまり薬の勉強はしないカリキュラムみたいな感じだったので違うなと思いました。明治薬科は、薬学の勉強もできるし、いろんな研究もやっているからということで受けました。そんな風に少しずつ少しずつ志望校を絞っていきました。
―最終的に星薬科と明治薬科を受けたんだね。明治薬科も受かってましたね。おめでとうございます!
はい、ありがとうございます。
―明治薬科は併願でしたか?
どっちも併願です。単願?がなくて、どっちも併願しかなかったです。みんな北里とか、慶応のすべり止めで受けるんですよ。あと他の理工学部志望の人も創薬を受けていますね。
―理工の志望者も(星薬科大学の)友達にいる?
いますいます。創薬来たくて来たわけじゃないみたいな友達は。
―いろんな人が集まっている可能性があるってことだね、創薬って。
―一会塾の話に戻るんだけど、高3の時の先生は数学と化学と。あとは英語は誰に習ってたの?
石井先生ですね。
―高2の時は受講科目は?
いや、数学と化学と英語とっていたと思います。
―どっちともやっていたんだね。数学が一番伸びてそうですね。どうやって伸びたかと覚えていますか?
もう塾の授業受けてただけです、ほんとに。塾で配られた宿題やって、授業受けて、解き直してしかやってないです。
―それは大変さでいうと、結構な量を結果的にやったなーっていう感じですか?
うーん、そうですね…。なんか一問一問が難しくて、問題数で言ったらやってないかもしれないけど、中身が濃い感じです。いろいろ、このやり方でやるのかな、あのやり方でやるのかな、みたいに。
―考えさせられたって感じね。そういう瞬発力っていうか発想力を鍛え続けたのかな。
そうですね。でも、高2の時は佐藤悠太先生で。ちょうどよかった気がします。なんか、高2のとき佐藤先生の授業で絶望して。ムズイわからん!ってなったんですよ。(笑) でも裏技とか教えてもらえたし。で、高3で一瀬先生になって一からパターンやる、みたいな。それで力がついた気がします。
数学科 佐藤悠太講師
数学科 一瀬講師
―ああなるほど。じゃあ高2のときにショックを受けたと。こんな難しいの数学、みたいな感じでしたか?
そうです、そうです。でも全部入試問題だから。えーマジってなって。やっぱり教科書の問題とは違うなって思いました。でも、解説を言われてみればそうだなって。自分で思いつけない。
―同じ代のカリタスの子で薬学部、どれくらい志望者いましたか?
結構多いんですよね。10人ちょっとくらい、いたと思います
―カリタスは何クラスあったの?
5クラスです。理系クラスが2つあるんですけど。でも1クラス27人くらいなんで、理系は。1クラス54人だと多いから、分けました、みたいな。
―その年その年でばらけるもんね。54名くらいいた中での10名とか薬学部志望って一大勢力だね。
めっちゃ多いですよね。医療系、結構指定校も来てるんですよ、北里とか。いっぱいある、薬もあるし、看護とかもある。
―受験の時を思い出して欲しいいんだけど、11月の星薬科の日と明治薬科を、ほぼ一週間違いくらいで受けたのかな?
そうですね。二週間違いとか?先に明薬でした。
―明薬は3教科の少し短めな試験プラス、面接。
はい、そうです。星薬科も同じです。
―けっこう解けた!って感じを言っていたよね。
解けましたね。
―何でうまくいった?
入試が11月で夏前くらいから赤本解いてたのかな。もう何周もしてました、ほんとに。推薦の問題だけ。明治薬科も星も両方、もう満点取れるようになるまで、何周もしてました。
―やっぱり、出題パターンとか、形みたいなのがそっくりだから、また同じように出たって感じ?
明薬はそうです。星は変わった。星はけっこう、二年に一回とか変わったりするんですよ。全体的に、ガラッとじゃなくて、ちょっと変わる。
―なるほど。で、何かが当たったって話してなかった?
そう、数学。星薬科の数学で、ほんと直前に一瀬先生の授業でやったやつが出たんですよ。
―苦手な英語はどうやって乗り切ったんでしょうかね。本番はどんな感じで行けたの?まあまあ取れた?
どうやって乗り切ったんでしょうね。多分半分いったかな?くらいだと思います。
―でも、数学とか化学とか全体見たら結構頑張れたって感触だったんだよね。
ありました。
―それだから合格したんだろうね。
はい、そうだと思います。
―じゃあ、一年生になって、コロナがやってきて、すごい友達作りづらかったでしょ。
めっちゃ大変でした。オリエンとかもなかったり。一年生の時はずっとオンライン。ずっと家でした。
―オンラインで薬学の授業、それはzoomみたいにタイムリーにみるのかな。
えっと、後期からは生放送だったと思います。でも、前期はオンデマンドでした。
―テストはどうなっているの?
テストは、一年生の前期はオンラインでした。ウェブで、正しいのを選べ、ポチポチって感じ。全部選択。
―調べながらできるじゃん。
そうですよ。だから、難しくしたらしいです(笑)
―じゃあ、薬学部の試験の一例とかあげられる?薬学部っぽい授業名の、こんなテスト、みたいな。
えーなんだろ、疾患薬理学とか。
―おお。いいね。高そうな教科書がありそうですね。
めっちゃ高いですよ。(笑) しかもこんな分厚い。授業は一応テキスト通りにやるんですけど、でもまあ先生が資料作ってくれて、それがメインです。
―テストもそればっかり見るんだね。
そうですね。資料ばっかり見てました。なんか教科書も、ちょっと、薬の一覧を見るだけ、みたいな。こんな高いのに!?(笑) 教科書代が高いって薬学部生の悩みですね。
―じゃあまあ、あとは困ったこととか、あとはコロナで困ったこととかある?
うーん、遊べないっていうのと、まあやっぱ四年間しかないので、そのうちの一年は潰されちゃったっていうのは悲しいですね。
―そうだよね。でも、もう一回受験勉強したいとは思わないんでしょ(笑)
それは嫌ですね。(笑)
―じゃあ二年生になってまたコロナやってきたけど、学校に通い始めて。
通ってます。創薬は原則対面です、ずっと。でも薬学科はグループに分かれてて、そのグループごとに今日は何何グループが登校、みたいな感じですね。
―なるほどなるほど。それは創薬の人数が少ないからかな。
たぶんそうだと思います。20人くらいなので。
―めっちゃ少ないね。そのうち推薦は何人。
えー何人だろ。でも6人くらいいるんじゃないかな。
―そかそっか。それじゃもうみんな知り合いだね。
そうですね。だから、始まっちゃえば早かったです。
―そう。女子率男子率は。
うちの学年はめっちゃ女子少なくて。20人中7人くらいしかいないんですよ。でも自分たちの学年しか知らないじゃないですか。縦の繋がり今無いから。で、一回TOEICを創薬のみんなで受ける日があって。一年から四年まで。そして周り見たら半分くらい女なんですよ。あれ?って。うちの代は極端に女の子が少ないんだって思いました。
―じゃあ音寧さんの代だけがそういう状況なんだね。男の子のパターンっていうのはいろんなパターンあるの?
いや、でもそんなことないと思う。あんま喋んないけど。一浪して国立落ちてっていう子もいます。浪人生も結構いるんですよ。6人くらい。
―そっかそっか。今度三年生になるわけだけど、何か創薬で資格が取れたりするのかな、四年間で。
いや、自分で取ろうと思わなきゃ取れないです。何も。
―特にはないんだね。就職先の代表的なところってどういうイメージ。
それはやっぱ製薬企業じゃないですか。まあでも9割くらいは大学院いくのでその先の話ですけど。就職する人はほんと1人2人くらいだと思います。
―9割も大学院に行くんだね。20人で18人くらいは行くイメージがあるんだ。大学院に行ったら勉強がどう変わるんだろうね。
分かんないです、まだ。
―うーん。そして大学院に行く目的は、やはりその企業の薬に関するエキスパートとしてのポジションを得るためだよね。
まあそうですね。(大学院に)行ってないとあんま (採用を)とってもらえないみたいな風潮もあるし今。まあ普通に研究したいっていう人が多いと思います。
―これでインタビューは終わりです。貴重なお話をありがとうございました。
ありがとうございました。