合格体験記(現役) 東京大学 理Ⅰ類 藤田さん(栄光学園)

藤田勇人さん 東京大学 理Ⅰ類 (栄光学園) 現役合格

その他の合格大学

早稲田大学 先進理工学部

慶應義塾大学 理工学部

※このページの最後にお母さまが書かれた本(『シングルマザーで息子2人を東大理Ⅰに』2020年3月18日発売予定)の紹介があります。ぜひ最後までお読みください。

(高橋) じゃあ、藤田君、小学生のころのご様子を。私、幼稚園のころの様子からだと伺っているんですけど、小学生のころのご様子、どんな子供だったか教えていただけますか。

(担当スタッフ 高橋先生)

 

(藤田) まず本を読むのが結構好きで、読破ノートみたいなものがあって、100冊が1冊みたいな感じで、100冊読んだら、その読破ノートが1冊終わるみたいな感じなんです。それが3冊か4冊ぐらいまでは6年間でいったかなという感じです。

 

(高橋) 洗足小学校でしたよね。小学校での100冊というのってすごいですね。

 

(藤田) 小学校の中で読破ノートを渡されて、それがどれぐらい進めるかは自由なんですけど、本を読んだら感想を書いてというのをやっていった感じです。

 

(高橋) そのころ一番印象に残っている本とか、あなたに影響を与えた本を教えていただければ、1冊か2冊挙げていただけますか。

 

(藤田) 『三国志』は結構好きで、知らなかったんですけど、その本を読んで面白いなとなって、小学3年生か4年生ぐらいに読んで、そこから小学校の後半ぐらいまで、いろいろな『三国志』の本を読んだりしました。

 

(高橋) 他には何か好きだったことはありましたか?

 

(藤田) 覚えるのが結構好きで、小学生のときに計算機を買ってもらって、計算機で2×2ってやって、その後イコールってやっていくと、どんどん数が増えていくじゃないですか。それを面白いなと思って覚えて、1億ぐらいまで覚えました。2486……って感じで。

 

(山口) 1億?

(英語担当 山口先生)

 

(藤田) 1億3421万7728とかなんですけど、それぐらいまで暇だったというか。

 

(高橋) 覚えることが好きだったのね。

 

(藤田) 全然役に立たなかったんですけど。

 

(高橋) 遊ぶ経験とかありましたか。外で遊ぶとか。

 

(藤田) 小学校の休み時間とか、結構ドッジボールとかをずっとやっていて、小学校の高学年ぐらいから部活動みたいなものがちょっとあって、週1回なんですけど、それでバスケ部に入っていました。バスケ部に所属していたときはありました。

 

(高橋) 塾はどこにお通いでしたか。

 

(藤田) 溝ノ口の小さな塾に通っていました。

 

(山口) そこで中学受験を受けたんですね。

 

(藤田) はい、そうです。

 

(山口) 中学は第1志望だったんですか。

(藤田) 第1志望ではなかったんですけど、栄光学園にはとても満足しています。

 

(山口) 何がよかったですか。

 

(藤田) 校庭が広くて結構自由に遊べるというのと、そんなに厳しい校則はなくて、そこも結構自由だったというのがよかったです。友達とかも結構みんな優しかったりして。

 

(山口) すごく勇人くんに合っていたんだね。

 

(藤田) はい。今も結構交流している人がたくさんいるので。

 

(山口) 学校の中で、理系・文系の割合と医学部志望者って概観できますか。

 

(藤田) 理系・文系は、だいたいなんですけど3分の2が理系で、3分の1が文系みたいな感じなんですけど。

 

(山口) 理系の方が多いんだ。

 

(藤田) はい。医学部志望者は、たぶん理系の中の3分の1とか、それぐらいです。

 

(高橋) 中学のころの様子は、いかがでしたか。

 

(藤田) まず中学受験の勉強がちょっと大変で、そこで結構やっと受かったぞという感じになって、そのあとは結構遊んだりしていました。中学からサッカー部に入って、部活もやっていました。

 

(高橋) サッカー部は、高校になってもやったんでしたっけ。

(藤田) 高3の6月ぐらいまでやっていました。

 

(高橋) 文武両道ですね、まさしく。素晴らしいですね。学習はどうでしたか。勉強に対して前向きだったとか、志望校があったかとか。

 

(藤田) 中学のときは全然なかったんですけど、いい点は取りたいと思って、テスト前はしっかり勉強していました。普段は授業を聞いて、復習とかはしていなかったんですけど。

 

(高橋) ずっとトップで走ってきたという、そんな感じではなかったんですか。

 

(藤田) そうですね。高2の前半はだいぶん低かったんです。それで高2の後半ぐらいからやばいなと思って、東大に受かりたいという気持ちもあって、勉強をし始めたという感じです。

 

(高橋) 一会塾に入塾してくださったきっかけは。

 

(藤田) 高校で結構成績が悪くなってきたということもあって、結構映像の授業が多かったんですけど、生の授業の方が僕的にはよくて、それでライブ授業の塾を探していたら、タウンニュースか何かで一会塾が紹介されていて、それで行ってみようという話になって行きました。

 

(高橋) それがきっかけですね。では、今振り返ってみて、一会塾のよかったところはどうですか。

 

(藤田) 授業なんですけど、少人数なので先生がちゃんと自分のことを見てくれているというのがすごくよくて、あとはやっぱり結構高3の最後の方とか受験勉強のストレスがたまっていたんですけど、授業が楽しかったので、ストレス発散にはすごくなりました。あとは自習室とか、ほかの自習室だと壁とかで仕切られたりしていて、すごく閉塞感があったんですけど、一会塾の自習室は、透明の壁で、すごくやりやすかったので、結構使うようにしていました。

 

(高橋) ありがとうございます。あとは受験勉強のことで、得意科目と苦手な科目。

 

(藤田) 志望校は東大を目指すと決めて、数学とか英語は積み重ねが重要かなと思って、僕は最低限はあったと思うんですけど、そんなに突出してできるわけじゃなかったので、やっぱり理科とか高3から始める人が多くて、理科だったら自分もたぶん同じタイミングで始めているから、ほかの人よりたくさんやれば成績も伸びるだろうという感じで、それで理科が得意科目になって、得意科目をどんどん伸ばしていったという感じですね。苦手な科目は、センターとかはできる限り最低限伸ばした感じでした。

(高橋) 一番苦手意識が強かった科目は。

 

(藤田) 英語ですね。

 

(高橋) 英語が苦手でしたか。

 

(山口) 勇人君は字があんまりきれいじゃなくてね(笑)、汚いというわけではないのだけれど、色が薄い、そして雑(笑)。薄く書くというのをテストのたびに、指摘させてもらったような気がするんですけど。たぶん東大の先生は、わりとそういうことに慣れていて、ちゃんとくんで読み取ってくれたんじゃないかって。だから字はきれいに書いた方がいいし、大きく書いた方がいいんだけれども、たぶんそこは大丈夫だったんだろうなって思います。こっちはひやひやでしたが。

 

(藤田) 結構記号がすごくあったんです。英作が点数的に記号のあり方からして、もっと高いんじゃないかと思ったんですけど、それよりは下だったので、英作とかは、もしかしたら字の汚さで引かれたのかなって思います。

 

(山口) そうかもしれない(笑)。リスニングって、どうやってやっていたの。

 

(藤田) リスニングは、毎日なるべく聞くようにしていて。

 

(高橋) 東大の過去問?

 

(藤田) キムタツの東大リスニングみたいな、それを買って取りあえず1日。だいたい1章に3問ぐらいあって、それが10章ぐらいあるという感じなんですけど、1日1問を聞いて、分からなかったところはそれとか見ながらもう1回聞き直すとかやっていて、それをなるべく毎日聞くようにしていました。

 

(山口) 物理がわりと得意になった記憶があるんだけど、最初は苦戦していたかもしれないなみたいな印象があるんだけど、どうやって物理をやったのかな。

 

(藤田) 物理は典型的な問題が少なくて、問題集も3つぐらいやって、それもたぶん2周か3周ぐらいしたので、この問題が来たら、こう解くんだよみたいな感じのパターンを覚えて、簡単な問題だったらそれで解けるし、応用問題でもそういうのも組み合わせなので、それで解けるようにはなりました。

 

(高橋) 受験生へのアドバイスを、お願いできますか?

 

(藤田) 受験勉強は僕の意識だと量と質、両方重要だなというのはすごく意識していて、量に関して僕は暇な時間を全部勉強に当てていて、そうしたら勉強量だったら誰にも負けないという気持ちで勉強をやっていました。質に関しては、塾にあるストップウォッチで自分の集中している時間を計って、集中力が切れたら時計を見るじゃないですか。切れたなと思って、トイレに行ったりして休憩をして、またやるかという感じで、またストップウォッチを入れたりしていって、自分の集中している時間は常に意識していたりしました。あとは教科の配分とかも、疲れてきたら別の教科にするとか、結構意識していました。量と質というのを両方意識すれば合格に近づくかなとはすごく思うので、頑張ってください。

 

(高橋) ありがとうございます。藤田くんが一番最後まで自習室で頑張っていた姿を思い出しました。あと、最後に大学での今の様子、将来の展望などを聞かせていただきたいと思うんですけれども。

 

(藤田) 大学で僕は、ボクシング部に入って。

 

(山口) ボクシング部!そんな感じがしてきた。

 

(藤田) 興味があったんですよ。サークルとかだと仲よくなる人が少ないし、部活もみんなちゃんと来ないといけないから、一緒に同じ目標に向かっているみたいな感じで、すごくいいなと思っていて、だけどほかの部活とかだと、やっぱり週5とか週6とか、そうしたらほかのことが何もできなくなるので、ボクシング部は週3なので、そこは結構そんなに大変じゃないから入ることにしました。

 

(山口) 東大の新しい変化、東大ってすごいなって思う事例とか感じたこと、高校生の自分が行ってみて、ここはやばいみたいな、何かそういうのはありますか。

 

(藤田) やっぱり高校だと、この授業は何をするみたいな感じではっきりしているんですけど、大学だと自分で、決まっている授業もあるんですけど、自分で取らないといけないというのが、自分の責任を感じました。もしこれを取らなかったら、次の学年に行けませんよというのがあるので。自己責任という感じです。

 

(山口) 履修日数とか、自分の責任だしね。

 

(藤田) そうですね。それがたぶん、大学に入って一番最初にびっくりした感じです。東大ならでは、やっぱり周りに天才肌みたいな人がいるなというのはすごく感じています。試験とかそんなに勉強しなくてもいい点を取れていたり、授業もそんなに聞いていなくても理解しているみたいな人はやはりいますね。

 

(山口) 全国的に集まっているという印象か、関東の人がすごく多いという印象かな。

 

 

(藤田) たぶん半分半分ぐらいですね。それも高校のときとは違って、関西の人だと関西弁をしゃべるので、最初はすごく違和感があったんですけど。

 

(山口) 留学生は、どうなっているの。

 

(藤田) 留学生はあんまりよく分からないんですけど、PEAK生というのがあって、それは留学生の中でそういうクラスがあって、留学生向けの授業を取っている感じだと思います。

 

(高橋) 藤田君の中で、これぞ赤門、天下の東大と思う瞬間ってありましたか?

 

(藤田) やっぱり本郷の赤門を通るときは、記念撮影をしている人がいるので、それでそういう人たちを横目で見ながら通るのは、すごく気持ちいいというか。誇らしい気持ちになります。

 

(山口) 記念撮影が定期的にいるって、珍しいよね。教授の話は、やっぱりスケールが大きいですか。

 

(藤田) 教授はその分野に精通してきたという感じがして、逆に教えるのはそんなにうまくないというか。授業も、ずいぶん難しいですね。

 

(高橋) 将来の展望を聞かせてほしいですね。

 

(藤田) 具体的には決まっていないんですけど、今プログラミングとか、ちょっと面白いなと思っているので、そういうのを使える仕事とか、ちょっと興味を持っている感じです。これから研究室配属があって、それで研究室に行って、その研究とか面白かったら、その研究を究めるとか、そういう道でもいいかなというのは思ってます。

 

(山口) 大学院に行く確率は高いの。

 

(藤田) はい。たぶんほぼ行きます。

 

(山口) まだまだ勉強は続くね、ぜひがんばってくださいね。

 

(藤田) ありがとうございます。

 

(合格当日の写真です)

 

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