北岡真祐さん
北里大学 薬学部 薬学科
田園調布雙葉
→北里大学 薬学部 薬学科 推薦入試合格の体験記はこちら
【その他の合格大学】
昭和薬科大学 薬学部 公募制・学校推薦型入試
昭和大学 薬学部 特待生合格
星薬科大学 薬学部 S方式(共通テスト利用)
星薬科大学 薬学部 B方式 3/30日繰上げ合格
「1年で成績が激変しました。推薦も利用してテストを慣れを経験して第一志望の薬学部に現役合格できました。学校のお友達の多くは、自由が丘の大手予備校へ。私だけ恵比寿(笑)。合格の秘訣は「質の高い授業」と「少人数制」。毎日受付のスタッフさんに話しかけてもらえました。」
◆入塾のきっかけを教えてください。
最初は、高1から自由が丘にある大手予備校に通っていました。内容が難しくてノートを取るのが精一杯でした。受付の人とのやりとりもなかったので、ただ通うだけでした。あと学校の友だちが自由が丘の塾が多かったので、違う場所で薬学部に強く小人数のところを探していました。知り合いが一会塾に通って合格されていたこともあって迷わず選びました。
◆高校生活から受験勉強への切り替えはうまく行きましたか?
いえ(笑)。それはもう大変でした・・・・高2の1月に部活を引退するのですが、それまでの生活は、部活をやり定期テストの勉強でくたくたでした。毎日、睡眠は10時間!(笑)という感じでした。その中で高3の4月時点で学校の友達の多くは、予習中心(先取り)の塾に通っていて、学校の理系科目では既習済みの人が多くて、先生が「みんな微分積分とか分かる?分からない人は手をあげて?」の質問に手を挙げたのでは私だけ(笑)、みたいな。それで先生は、分かる人が多いのでどんどん進んでしまって、何をすれば良いかも分からなくなりました。
◆数学が苦手だったようですが、どんな風に攻略されたんですか?
いえ、全教科苦手でした(笑)。数学は入塾したときに、「数学シャカリキドリル」を渡されて、校舎長の先生に見てもらいながらやっていたのですが、全然分からなくて・・・、でも特に自分のやり方とかはなかったので、素直にゼロから吸収した感じです。シャカリキドリルだと、分野ごとの出来不出来を〇×で埋めて行くのですが、1列が全部×とかいっぱいあって・・・・(笑)。
入塾した人に課されるシャカリキドリル、全分野やると5センチくらいの厚みがある。
恵比寿校 校舎長 数学科 川浦講師
【北岡さんの塾での受講科目】
・受験数学ⅠAⅡB(180分/週)
・受験化学(180分/週)
・演習化学(90分/週)
・受験英文法・語法(90分/週)
・推薦 個別指導(90分6回)
◆薬学部へ行くことを決めた時期とその理由は?
高1の夏ぐらいだったと思います。小さいときから持病があり、それで薬を飲んでいたのですが、副作用もなく人と変わらずに快適に過ごして来ました。それで医療に興味を持つようになりました。
◆推薦入試のときの経験は一般入試に役立ちましたか?
長い間、入試の経験がなかったので推薦を受けて良かったと思っています。大きな教室でたくさんの人に囲まれた本番の空気を体感することができました。
◆一会塾で一番良かった点は何ですか?
塾の雰囲気ですね。あとは毎日、絶対に誰かから話しかけられたこと。それがないときっと精神的にやってられませんでした。スタッフや先生との距離が近すぎましたね(笑)。エレベータ―開けたら、人がいてまずそこで話しかけれられ・・・・。帰るときに、「また明日ね?」って言われて、「あ、絶対来なきゃって(笑)」
◆昭和薬科大の推薦をまずはキープして本命の北里には推薦では惜しくも届きませんでいしたが、そのあたりの経緯を教えていただけますか?
はい。推薦で11月に北里を受けたときは、化学が全然仕上がっていませんでした。本番の試験を解きながら、「これはダメだな」って思ってしまいました。化学は最初から苦手で、必死についていったタイプでしたが、一般入試直前の最後の1週間で、「あ、化学って分かってきたかも、楽しい!」と思えるように変わりました。
北岡さんを担当した化学科 川原講師
◆名門の星薬科大学にも合格されています。自信はありましたか?
まったくありませんでした(笑)。星薬科では、定員の多いB方式はダメでS方式の方で合格できました。ちょうど良い具合に配点がなされていて、私にとってはラッキーでした。
★星薬科大学 薬学科<6年制>
一般選抜B方式 定員120名 3教科<英語100点 数学100点 化学100点>で合計300点
一般選抜S方式 定員30名 3教科<共通テスト(英数)+化学の個別試験>で合計800点
・共通テストの英語リーディング200点(100点を2倍にする)
・共通テストの数学ⅠA 100点 ⅡB100点で計200点
・化学の個別試験400点
※共通テストを受ける前に出願締め切り
北岡さんの共通テスト結果
・英語リーディング(97点/100) 英語リスニング(70点/100)
・数学ⅠA(77点) ⅡB(90点)
・化学(60点)
◆なるほど、星薬科のS方式では、相対的に点数の低かった共通テストのリスニング(70点)と化学(60点)は使わずに済んで、逆に化学の個別試験400点に切り替わった点で良かったのかもしれませんね。化学の個別試験(400点)本番ではいかがでしたか?
それが、過去問で解いたときは3割くらいしか点数が取れない場合もあったのでとても不安でしたが、本番では素直な問題が多く、マーク方式だったのですが、7割くらい取れたように思います。
◆共通テストの数学ⅠA(77点)と化学(60点)ですが、これは自分としてはどう評価していますか?
数学ⅠAでは時間が足りずに、最後の整数 or 図形の問題の選択のところで、焦ってしまい、苦手な図形を選んでしまいました、整数の方を選んでいたらもっとできたかもしれません。共通テストの化学は、難しい問題が多くて飛ばしてやっていたら、すごく早く終わってしまったんです(笑)。共通テストの化学は、どの大学の出願にも使用しない予定だったので、あまり対策をしていなかったのが結果として出てしまったのかもしれません。
◆薬学部の一般入試で、これから薬学部を受ける人へ何かアドバイスはありますか?
薬学部の入試は、私の場合は4つしか受けていないのですが、4日連続(北里⇒星薬科B方式⇒星薬科S方式⇒昭和)でありました。もし、体調を崩してしまうとあっという間に過ぎてしまうので、そこがポイントかもしれません。(私の)最終日だった昭和大学では、面接試験(約6分)もあったのですが、出願が遅かったせいか、学科試験が終わってから2~3時間の待ち時間がありました。カンニング防止のため携帯も使えなかったので、もう今日で私の入試は終わりだったのに、川原先生の化学のプリントを見直していました(笑)。昭和大は早く出願した方が良いかもしれません。
◆昭和大学の面接ではどんなことを聞かれましたか?
【昭和大学・薬学部での面接内容】
・試験はいかがでしたか?
・他に出願した大学は?
・推薦を受けていますか?その結果は?
・寮生活は大丈夫ですか?
特に、最後の寮生活の質問は「本当に大丈夫?」って繰り返し聞かれました。内心は「どうしよう!」って思ったのですが、この質問に関しては、一会塾の薬学部大学生の方に、「絶対大丈夫だって言ってくるんだぞ」って再三言われていたので、なんとか考えていたことを話して無難にクリアできました!(笑)
◆北里の入試の当日で数学が的中したんですって?
数学は、もともと苦手だったので、直前は数学の復習をずっとやっていました。一会塾の数学の授業では、基本編・応用編・実践編とに分かれていて、その実践編をやっていたら、北里の問題で同じ問題(「アポロニウスの円」)が出て来てびっくりました。この問題は、共通テストの『数学ⅡB』でも出てきました。塾の授業でやった問題の数字を変えただけのような問題で難なく解答できました。
北岡さんを担当した 数学科 一瀬講師
~進路指導スタッフより~
幼稚園からずっと附属校へ進学した北岡さん。それ以来初めての受験だったので、全てが初体験でした。それだけ心配も多かったのですが、私が、毎日「明日も来るよね?」って目くばせして『圧』をかけると素直に毎日、自習に来てくださいました(笑)。質問や何気ないおしゃべりを繰り返してバランスを取りながらアドバイスしていました。推薦での北里は残念ながら届きませんでしたが、一般入試で見事に合格できたのは、真祐さんが最後までがんばったからだと思います。本当におめでとうございます。
北岡さんを担当した進路指導スタッフ 成美