【合格体験記】斎藤さん 30歳医学部再受験合格 数学は10年ぶりの勉強をわずか1年で克服 ~長い間、夢にまで見た念願の医師への道ついに花開く! 《医療系大学卒業 ☞ さらに医療系・大学院を卒業後、医師を目指して学部編入試験に挑戦するも断念 ☞ 東欧の国立医学部入学 ☞ 学期途中帰国》 を経験し、日本の医学部に再挑戦!わずか1年で医学部合格を引き寄せた成功物語とは? コロナ禍での受験、そして迷いながらも継続し全授業をZoomで受けての涙の合格ストーリー~

【合格体験記】斎藤さん 30歳医学部再受験合格 数学は10年ぶりの勉強をわずか1年で克服

 

斎藤正幸さん 30歳 

 

―本当にこの1年は大変な1年だったかと思います。まず、今の率直な心境を教えて下さい。

一度は、駄目かなーと、ずっと不安な状況だったんですが、最後の最後で合格を勝ち取れたので、正直ホッとしています。

 

―ご家族に対してはどんな気持ちですか。

大学卒業してからの受験期間は長かったですし、学業に関してはすごく迷惑をかけてきたので、申し訳ないなという思いと、本当にずっとサポートしてくれていたので、有難いなという気持ちです。

 

―高校はどちらでしたっけ。

品川区の私立男子校です。

 

―そこから、一度大学に入られてるんですよね。

はい。現役で私立の医療衛生学部 医療検査学科に。そのあとは国立大学の大学院へ進みました。学科名は今は新しくなってるんですけど、医歯理工学専攻です。

 

―そこに2年間、それで修士を取られたんですね。じゃあ修士卒。その時点で24歳で、その後は。

 

その後、かなり苦しい時期が始まりまして。色々悩んでいて、1つは医学部受験。もう1つは就職。医学部の編入試験も一応受けながら、就活をするという、どっちつかずな状態でした。

 

―編入試験の医学部国公立はどんなところを受験されましたか?

北は弘前大学から、南は鹿児島まで。国立しか受けていなかったですね。約2年間の間、編入を狙って挑戦していました。

 

―その中で東欧の医学部に行こうと思ったきっかけというのは、調べていくうちにという感じでしたか?

 そうですね。最終合格まで行ったので、早く医者になろうかなという気持ちもありまして入学を決めました。

 

東欧まで行って医師を目指すことに不安はありませんでしたか?

不安はかなりありました。東欧の国立大学医学部への制度は、わりと新しいんですけど、実際に日本人の方で、卒業して日本に戻ってきて医師になられた方もいらっしゃったので、厳しいかもしれないけど、頑張ればなんとかできるのかなとそのときは思いました。

 

 

―滞在期間は?

予備コースを入れて大体3年ぐらいです。

 

―3年間もいたら、かなり東欧のことは詳しくなりますね。

それが結構勉強ばかりしていたので。毎日12時間ぐらい、休み関係なくやっていました。

 

―さすがです。本当に偉いですね。

でも勉強しかしてこなかったので、働いてないこと、社会に貢献してないっていうことがとても苦しかったですね。

 

―生活上、文化ギャップで一番きつかったのは食事ですか。

 食事はありますね。本当に日本の食事は美味しいです(笑)向こうは美味しいのもあるんですけど、やっぱり口に合うのは日本食かな。色んな調味料がありますもんね、日本は。しょうゆとか味噌とか。そういうの幸せです。

 

―さて、帰国して、一会塾に来たきっかけは、田中さんの合格体験記を読んでいただいて。

そうですね。あとやっぱり近かったんで、と言いながらオンライン(ZOOM)で参加させていただき、最初の頃は全然教室へは通っていなかったんですけど(笑)申し訳ございません、本当に・・・・

 

―ただ欠席は無かったですよね?全てzoomでしたね。(笑)その理由は、一瞬でもコロナは危険という感じでしたか?

実はうちの祖父が心臓とか肺とか全身手術していて、コロナにかかったらまず危ないよと医者から言われていたので、それを一番懸念していまして外へは行けませんでした。感染が怖くて。家族全体で、絶対コロナにかからないようにしようというようにしていたので

 

―本当は授業に来たかったっていうのはありますか?

それはありますね。やっぱり生の授業は緊張感がありますから。先生が動いている方が面白いですし。Zoomだとコミュニケーションも取りづらいので。

 

―そりゃそうですよね。それは大事な視点だし、ご自宅にそういう方がいらっしゃってzoomっていうのは、仕方なかったですね。再度、一会塾を選んでいただいた理由は?

体験授業も受けさせていただいたんですけど、授業の質が高いなと思いましたので入塾を決めました。

 

―授業はフルで取っていただいてましたが、どれも皆勤でしたね。

はい、すべて受講しておりました。自分は医療系の大学出身でしたので途中からメディカル小論文は独学に変更しました。

 

斎藤さんの受講科目 すべての授業がZoomでも受講可能になっている。

斎藤正幸さん_ZoomID入り受講票

 

―他は全部、テスト系もほぼ外さず受けている。すばらしい努力ですね。再受験の方にしては珍しいと思います。

外部との繋がりも保たないと危ないので。授業に出ないと、仙人になってしまいます。(笑)

 

―本当ですよ!自覚はおありだったわけですね()

本当にご迷惑をおかけしました。

 

―授業の中で、全部じゃなくていいんですけど、これは良かったなーと、先生の評価を含め、聞かせてもらえますか。

ほとんどの授業が質が高くて、お気に入りの授業ばっかりだったんですけど、1つ1ついくと、まず英語で鍋谷先生の授業。フルでとりました、英作文、英文法、からメディカル英語、英文読解を全部取っていたんですけど、入る前からそこそこ自信はあって、いけるんじゃないかなーと思っていたら、鍋谷先生の授業がレベルが高くて、的確に、すごく丁寧に説明してくださるので、特に長文は正確に説明してくださるので、あっなるほど、と。ちょっと自分が思い違いをしているところとか、我流の癖みたいなものが身に付いている部分もあったので、その矯正にもすごく役立ちました。

―それは偏差値にも表れていますね。夏の最後の河合塾の記述模試では70を超えていらっしゃいます。

 

斎藤さんを指導した英語科 鍋谷講師

 

―なるほど。ずっと英語はやり続けていらしたわけですから、よくあるのが途中で文法を切ったり、作文切ったりすると思いますが、それはしなかった。

やっぱり漏れがあると心配なので。文法もかなり細かいところが出ると聞いていたので、そこを落とさないようにしたいなと。

 

―あと1つ2つ教えていただけますか。

あとは数学の一瀬先生ですね。一瀬先生は、最初からずっと受けていて、基礎と応用と実践で3部に分かれているんですけど、やっぱり、数学の勉強から10年以上離れていて、かなり抜けていたので、本当に基礎から叩き込んで頂かないとと思っていました。基礎のレベルからステップアップしてやっていただいて、実際の入試に耐え得るレベルまで上げて頂いたので本当に良かったです。体系立った説明に、1つ1つ先生の分析を添えてやって下って、その問題だけじゃなくて、関連するような問題にも活かせるような説明をして下さったので大変参考になりました。

 

数学科 一瀬講師

 

―ⅠA、ⅡBもⅢも一瀬先生。それはもう全教科の中でウィークポイントは数学だという認識が、自分の中にあった。

はい。ものすごいありました。

 

―じゃあ、そこが一番、今回合格に寄与したかもしれないね。

そうですね、はい。

 

―じゃあ、もう1つぐらいありますか。

あとは、生物ですね。生物は専門ではあるんですけど、医学系の生物と、大学受験で必要とされる生物ってちょっと違っていまして。やっぱり医学では人体関係の生物を学ぶんですけど、高校生物では植物とか、関係のない分野が多々入っているので、そういうところで抜けていることが多かったので、受験生物と、演習生物を両方受けさせていただいたんですけど、最初から丁寧に1つずつ説明してくださる受験生物とどんどん実際の問題をこなしていく、演習生物の棲み分けがとても良かったと思いました。

生物科 高橋講師

 

―わからなかったことがわかるという感じでしたか?。深そうですね、話が。

はい。なるほど、こういう解釈だったんだみたいな。色んな事を関連付けて話して下さって。

 

―それでは、ここからは再受験生の心持というか、精神面をお聞きしたいと思います。1年間を通していかがでしたか?

もう、1年の前半戦は、数学の伸びも感じず、行き詰まっていました。勉強時間はそれなりにかけていましたが、焦りも多く、このまま合格できないと「人生が詰んでしまう」という恐怖と戦っていました。

 

―塾では、友達なども作らなかったようですが・・・

はい、ずっとZoomで受けさせていただいておりましたので、さすがに画面だけで友達になるのは難しかったですね()、でも本音はいろいろな人と話したかったですね。でも、メディベイトをオンラインで参加させていただき、そこで40歳の再受験生合格の田中さんのお話しを聞いて「大変温厚で丁寧な方」であるという印象を持ちました。

 

40歳 再受験合格 田中さん 合格体験記はこちら

 

※2021年の第2回メディベイトは9/19(日)に開催予定です。

 

メディベイトの様子 面接講師と医大生がリーダーとなり会は進行する

 

ZOOM授業の様子 

 

※現在(2021年)も一会塾では対面とZoomの両方を選択して受講できます。

 

―1年の中で一番きつかったのはいつごろでしたか?

1年中ずっときつかったですが、出だしのコロナでの緊急事態宣言中が一番きつかったですね。前半は、成績も伸びず、少しずつ少しづつ上がっては行っていましたが・・・・いろいろ社会の変化も激しく、自分の状況も併せてややしんどかったです。

 

―たしか、夏に塾の方を退塾したいと申し出がありましたね。

 

あのころは、もう追い詰められて、簡単に言うと「錯乱」していましたね()。学力も低調で、このままであと半年では無理だなって思ってしまいました。何度か、面談をさせてもらい、医学部の塾でカリキュラムを1年しっかり立てられていたし、何でも自分でやろうとするのは、やはりリスクが高いだろうと思い、思いとどまりました。そのあとは気持ちを切り替えてがんばれたと思います。

 

―直前期はいかがでしたか?

過去問対策について、何校も何校もできないなと思っていたので、いくつか絞って対策していました。今にして思えば、日本医科大学など、もう少し受けても良かったと思っています。そのときは合格に対して臆病になっていましたね。

河合塾模試

英語

数学

化学

生物

第1回全統記述

64.7

59.0

57.9

67.9

第2回全統記述

77.0

66.9

64.4

82.8

第3回全統記述

76.3

56.1

42.6

56.2

 

斎藤さんの1年間の成績。Ⅰ期(前期)と夏に急激に成績が向上するも、実感は薄く、後期へ。しかし、苦手の数学と化学で(模試では)不振な時もあったが、塾での復習テスト(数学weekly testと理科monthly test)では常に安定した点数を出していたので成績が下がってもそれほど気にしなくても大丈夫だった。課題はむしろ面接試験だ。

 

 

―面接試験はどのような感じでしたか?

はい、ある都内の医学部の面接では、大学を卒業してから何を、どういう動機で選んできたか、また途中でやめてしまったのは、なぜかについて、とても詳しく聞かれました。そのときは、無我夢中だったので、自分がどう評価されたのかは、まったく予想ができていません。

 

大学としては、この人はまたやめてしまうのではないか?という疑問を解決しないと合格させられない、と思っていたと思います。何か自分が特別に思われていると感じたことはありましたか?

 

はい、受験番号はそれほど後ろでもなかったのに、なぜか面接は最後に回されていました。ホールで待っていて、自分が最後に呼ばれたときは、どんどん不安になっていきましたね。

 

2次試験は30回を経験 再受験24歳つかんだ医学部合格体験記はこちら

 

―その辺は、再受験生あるあるですね。でもよく本当に最後までがんばってくれました、本当におめでとうございます!最後にこれから医学部を目指す受験生にメッセージをお願いします。

はい、一会塾は、カリキュラムがしっかり組まれていて、多くの経験を積まれたプロの先生方が、それぞれご自分の視点で分析を加えてテキストやテストを作成されていました。それを、とても価値あるものとしてわかりやすく説明してくださり、自分もとても力がつきました。やっぱり、先生との距離感が近くて質問もしやすいので、どんどん利用して行って欲しいですね。

 

 

力強いガッツポーズをくれた斎藤さん 次はあなたの番です!

 

 

小論文講師の原田広幸先生と英語科の山口じろう先生の書いた医学部の面接対策本がエール出版から10月に出版されました。

 

 

 

東欧の国立大学医学部とは・・・・

東欧諸国において、外国人(つまり日本人)の医学部留学を行っている国には

ハンガリー国立大学医学部(4つの国立大学)

チェコ国立大学医学部(3つの国立大学)

スロバキア国立大学医学部(2つの国立大学)

があります。

 

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