杏林大学 医学部 現役合格
T.Tさん(横浜共立学園)

数ある予備校の中から、一会塾を選ばれたのはなぜですか?決め手はどこでしたか
私は、中学受験の時、入塾するのが遅く理科社会の暗記が間に合いませんでした。その経験から、大学受験ではそのような失敗をしたくなかったため、高校一年生から塾に通い始めました。その頃には、医学部に進学したいという思いがすでにありました。大手の塾も考えましたが、医学部受験には小論文や面接があることから、少人数で先生との距離も近く相談しやすい環境である塾が良いと考えました。塾から家が近く、先に学校の友達が通っていたこともあり、一会塾で頑張ろうと決めました。
中学・高校生活について教えてください
中高一貫の女子校に通っていました。授業のスピードはわりと早く高校三年生の時にはほとんどの授業が演習でした。小テストが多く、単語や漢字など各々週1回テストがありました。高校二年で文系か理系か分かれ、文系と理系の割合は6:4程でした。高校三年では半分ほど自分自身で取りたい科目を選ぶことができました。 中高ともにダンス部に所属し、週4日部活動を行っていました。土曜日も午前中だけ練習があったため、しっかりと休めるのは日曜日だけでした。美化委員や文化祭実行委員も引き受けたため、高校一年、二年は忙しい日々を送っていました。高校二年の冬休み明けに部活動を引退し、それを機に受験モードに切り替わりました。
進学先の大学・学部を選んだ理由について
私は幼い頃から、医師になりたいという漠然とした思いがありました。最初に、医者になりたいという気持ちが大きくなったのは「コードブルー」を見たことでした。高校一年次は薬学部を目指すか医学部を目指すかで悩んでいた時期もありましたが、植物にはさほど興味を持てなかったこともあり、医学部を目指すことにしました。
高2の時、沢山の医学部のオープンキャンパスに参加しましたが、どこの大学も同じような話をしていると感じました。その中で、杏林大学の理事長や在校生の話がとても面白く、印象に残り、また校舎がとても綺麗だったことから、進学したい大学の一つとなりました。
一会塾の授業で特に印象に残っているものは何ですか?(科目・講師名・具体的な内容)
私が一番受講して良かったと思っている授業は、川原先生の化学の授業です。学校での授業が分かりづらく、高校二年の時から二年間受講しました。高校二年からしっかりと勉強していたことで、受験時には一番の得意教科となっていました。受験で、化学に関して参考書は一つも買わず学校で配られたセミナーを学校の定期テスト対策として解いていたくらいで、受験勉強としては川原先生から配られる問題だけを何回も解いていました。それだけで受験勉強として十分でした。
英語は鍋谷先生に二年間お世話になりました。英語の文章を品詞やSVOCに着目して読むことはとてもためになりました。授業も面白く、わかりやすく、学校の授業より質の高い授業でした。 私は、国語が苦手だったため、小論文が書けるか心配でした。しかし、メディカル小論文と共通テスト国語を両方とっていたことで、国語の問題のような小論文も解けるようになりました。特に原田先生の共通テスト国語は分かりやすく、初めて文章を読むという感覚をつかむことが出来ました。

受験勉強で苦労したこと、それをどう克服しましたか?
私は英語が苦手で高校にあがってから段々と成績が落ちていきました。途中で単語をしっかりと覚えていないことが原因だと分かり、単語をやり始めました。しかしながら嫌いな教科であったため、どうしても勉強する気にならず、ズルズルと引きずっていました。高校三年の夏休みに本格的にまずいと思い、夏休み中に単語と文法をできるだけ詰め込みました。最終的にまともまでもいきませんでしたが、英語は数学や物理と比べてやればできるようになるので、早くから単語力を増やした方がいいと思います。 また、受験直前の12月に物理も過去問をやっていて点数があまり取れないことに気付きました。物理は言葉の定義が一番大切で、共通テストの一週間前から学校の授業ノートを振り返り、完璧に覚えられていない公式を書き出して受験会場で最後の確認をしていました。物理に関して、つまずいたところがあったら必ず基礎に戻ることにしていました。
成績が伸びたきっかけや勉強方法の工夫を教えてください。
私は、成績が伸びたという感覚は最後の受験期間中に感じました。受験会場で問題を解いていると、同じような問題が多いという感覚がありました。特に物理では、重要問題集やリードαに載っている類題が多く見られました。
勉強方法の工夫としては、あまり多くの参考書に手を付けないことだと思います。多くても各教科3つに絞って何回も同じものを解いたほうが身につきやすいです。私の場合、数学は学校で配られた演習用のテキストしかやらず、Focus Goldを索引のように使っていました。化学は何も買わず、物理は大学入試共通テスト物理と重要問題集を買いました。学校で同級生と話していると、「私はこの問題集やっていないけど大丈夫かな」と思うこともあると思いますが、ただやればいいだけではないですし、買えば買うだけお金はかかるので参考書は絞ることをお勧めします。
メンタル面や生活リズムなどモチベーションを維持するために意識していたことはなんですか?
私は、河合模試を高校三年次に4回受けましたが、E判定しか出ませんでした。それでもどこかの医学部には合格するだろうという謎の自信は常に持っていました。自信を持ち続けることは大変だと思いますが、最後まで諦めなかったからこそ、合格することが出来たと思います。幼少期に水泳によってメンタルを強化することが出来ていたため、落ち込むことはほとんどありませんでした。 生活リズムとして、学校があった12月まで学校の休み時間は友達と話していることが多かったため、勉強時間も平日5時間程度、睡眠時間も5時間程度でした。友達と会話するだけでも気持ちが楽になるため、勉強時間に支障をきたさない程度に話すことをお勧めします。また、学校が休みになってからは睡眠時間を7~8時間程度とることを心がけていました。睡眠時間が足りていないと覚えたいことも覚えられず、計算ミスもしやすくなるため、効率が悪くなります。勉強時間が足りないからといって睡眠時間を削ることはやめた方がいいと思います。
試験で志望理由書や面接があった方は、対策はどのように行いましたか?
塾で医学部対策講座をとっていました。志望理由書作成から面接対策まで医学部受験に必要なことを行うことができました。推薦入試前や一般入試の一次合格後は個別で面接対策をしてもらいました。このような対策のおかげで一般入試において一次合格した大学ではすべて合格をいただくことができました。

講師やスタッフとはどのように関わっていましたか?
高校三年次の途中から二週間に一回程度の面談がありました。過去問の解き方を教えてもらったり、過去問の進捗状況を話したりしていました。過去問についてはどうすればよいかわからなかったので相談できる機会があって良かったと思います。
塾のサポート体制(質問対応・面談・weekly、monthlyテスト等)はどのように役立ちましたか?
Monthlyテストでは、数学と化学を行っていました。数学に関しては、範囲はあったものの全くそれに向けての勉強をしていなかったので、実力を試すことができました。化学では、monthlyテストがあったことでより深く学ぶことができました。やはりテストで上位に入ると嬉しく、やる気がおきました。
最後に受験勉強全体を振り返って感じたことを教えてください
私は受験の1週間前であろうと、前日であろうと分からないところがあった場合必ず基礎に戻るようにしていました。周りが応用問題に手を付け始めていても、焦らされるようなことを言われても全く動じませんでした。受験勉強は周りと合わせるのではなく自分自身についてよく知り、マイペースに続けることが大切だと思います。また、受験において100点は必要ありません。捨て問を作ることも大切です。私の場合、数学の最後の問題は基本的にほとんど解きませんでした。さらに、医学部を目指すならば、学校の欠席日数が大切になります。同期の話を聞いていると皆勤の人が多い印象を受けます。面接では調査書を基に質問されることが多いので、ある程度見栄えの良い成績をとったほうが良いと思います。受験勉強を頑張った先には楽しい大学生活が待っています。皆さんが合格できることを願っています。
