竹田花怜さん
帝京大学 薬学部 学校推薦型選抜(公募制)
昭和女子大学付属昭和高等学校
《入試データ》帝京大学 薬学部
選考日:11/21(日) 合格発表日:12/1(水)
試験内容:基礎能力適性試験(化学+英語or数学の2科目で120分)
面接10分(受験生1名:面接官2名)
―合格おめでとうございます。まずは、今の心境をお願いします。終わってみていかがですか。
いつも勉強してたので、今はそれが無くなって解放感というか、だけど逆にいつもしていたことが無くなって違和感のようなものがあります。
―これでいいのかなみたいな。(笑)ご家族とか周りの人の反応はいかがでしたか。
みんなすごく喜んでくれました。
―では、竹田さんの入塾のきっかけっていうのは。覚えていたら教えてください。
高1の春に入ったんですけど、もともと母が私を医療系に進ませたかったらしく、ここがいいんじゃないかと勧められました。
―なるほど。お母さんが医療系に進ませたかった。竹田さん自身はどうだったんですか。
まだあまりピンとはきていなかったです。(笑)
―医療系の中でも薬学にしようと具体的に考え出したのはいつ頃ですか。
高1の夏ぐらいに、家族で進路について話し合って。看護は結構体力が必要だから大変だし、医学部は難しいし・・となって、じゃあ薬剤師はどうかと。母が医療系の職業なので、色々な分野を知った上で、薬剤師がいいんじゃないかと考えてくれたんだと思います。
恵比寿校 教室
―面接で、なぜ薬剤師なんですかとか聞かれたと思いますが、どういう風に答えたんですか。
母が医療系なので、小さい頃から自分も医療の道に進むんだろうなと思っていたということ、小2の時にマイコプラズマ肺炎にかかって入院して、点滴とか肺炎に効く薬を服用してどんどん回復していって、幼いながら感動したという経験があって、そこから結構薬に興味があったという話をしました。
―じゃあわりと早い段階から薬学への興味があったんだね。高校は理系だったんですか。
高1はそんなに分かれていなくて、2年生ぐらいからちょっと選択授業みたいな感じで好きな科目を取れるので、数学とか化学とか理系の科目を取ってました。
―理系コースとかではなくて、選択授業っていう感じなんだね。
そうです、選択で自分のいるものだけ取ってました。
―では、一会塾では高1の時は何の科目を取っていましたか。
英語と数学は取っていたと思います。高2からは化学も取りました。
恵比寿校 自習室
―高3ではいかがでしたか。
高3では科目は変わらず、英語と数学と化学、化学は演習化学が増えました。
―英語2つと、数学はⅠA・ⅡB、化学は演習と受験化学の2つ。高3になってからは結構塾生活は大変だったんじゃないですか。
はい!大変でした。
―クラスに薬学部志望が3人で、医学部の人にもまれながら切磋琢磨しましたよね。やっぱり塾はやっていることのレベルとか高いので大変だったかと思いますが、そのあたりはいかがですか。
有機化学がとても苦手だったんですけど、私は授業でやったことしかやらないので、授業で説明のノートをとって、問題のプリントをもらって、問題を繰り返し解いて。それで推薦の化学はやったことのある、わかる問題が多かったので、あれこれ手を付けずに塾でやったことだけひたすらやっていて良かったなって思います。
ー化学は中心的科目として竹田さんの中でも力を入れてたし、それは良かったね。
はい、薬学部はどこも化学が必須だったので、ちゃんとやらなきゃいけないなって思っていました。
竹田さんを担当した化学科 千葉講師
―数学はいかがでしたか。
数学も問題集とかは解かなくて、塾でやったのだけを繰り返しやっていました。
―高3からは数学ⅠAⅡBが竹之内先生でしたね。竹之内先生の授業の印象はいかがですか。
楽しくて、且つすごく丁寧に教えてくれました。
竹田さんを担当した 数学科 竹之内講師
―高1、2生のときの数学の状況はいかがでしたか?
普通ぐらいですかね。得意なところもあれば、ちょっとわからないところもあって。
―高3になると時間も長くなる(90分×2)し、って数学が苦手な人にとっては大変だと思うんですけど、竹田さんはいかがでしたか。
そのあたりは大丈夫でした。
―ではこれから高3になる人に向けて、数学は何が大事だと思いますか。何をやった方がいいとかアドバイスを。
やっぱり繰り返しやることですかね。私の場合は、この単元にはこれを使って、これにはこれを使ってのような複雑なことが苦手だったので、数学を大事にしたいなら、そういう応用に慣れるためにも、基本的な問題を何度も解いて、すぐ反応できるようになるといいかなと思います。
―得意、不得意で言うと化学が一番好きだったんですか。
やはり化学が一番良かったと思います。
―数学と化学は最後まで授業を受け続けたんですよね。そして英語は苦手科目で一番しんどかった?
そうですね。学校の定期テストでも英語は悪かったので、それが受験勉強の英語ってなった時に、苦手意識が払しょくできないままで。塾では高2の後半から英文読解を取っていたんですけど難しかったので、高3の6月ぐらいに一旦高校英文法に戻ったんです。その時に英語は個別(山口先生)に切り替えて。それが良かったと思います。
英語科 山口講師
―なるほど。それが起死回生の切り替えだったかもしれないね。それで夏とか9月にはお尻に火がついてきて、ノートにボキャブラリーメモとかも取るようになっていたけど、その辺りはどう心理が変化してきていたのか覚えていますか。
集団だとやっててもやってなくてもバレないというか(笑)、よくわからない状況ですけど、やっぱり個別だと1対1だからちゃんとやらないといけないなっていう、圧力の違いがありましたね。(笑)それで危機感が増した気がします。山口先生からも何度も言われてましたけど、結局英語は語彙力だと。それを意識してボキャブラリーメモも取るようにしていました。
一会塾生で医学部・薬学部・獣医志望者などに配布
―そう、色んな形で語彙を覚えていく。正確に。これは大学に入っても続けてくださいね。薬学とか医学の世界は、情報が英語で流通しているんでね。新しい知識をアップデートし続けなければならない職業じゃないですか。そういう意味では、受験で身に付けたスキルはそのまま有効ですし、自分はこういうやり方でインプットが上手くいったという経験もあるから、大学でもそのまま役に立つと思うんですよ。そういう意味で英語の勉強はどうでしたか。英語に対してどんな感想を持っていますか。
やるようになりました。(笑)受験英語を勉強するまでは英語は本当に何もしなかったので。わからない部分がいっぱいあったから嫌いになってしまって・・・
―なるほど。じゃあ受験勉強がいい転機になったかな。ぜひノートとか捨てずに、同じやり方を生かして勉強していってほしいです。
はい、そうします。
―昨日、(合格後の)帝京大学薬学部入学者用の説明があったんですよね。いかがでしたか。
「先取りプログラム」というのがあって、それに入って下さいと。それに入って、教材も届いてパラっと見たんですけど、これぐらいだったら大丈夫かなと思いました。
―おぉ!すごいじゃないですか。高校の振り返りみたいな感じかな。
化学と生物なんですけど、結構そんな感じです。あとは薬学部ガイドブックみたいなのがあって。
―説明会には何人ぐらい来ていたんですか。
80人ぐらい。
―推薦で80人ぐらい通ったってこと。すごい人数ですね。
はい。こんなにいるんだぁと思いました。
―期待と不安、今どちらが大きいですか。
半分半分ぐらいです。
―そうだよね。わかりました。これからも英語の勉強も続けて、目標に向かって頑張ってくださいね。今日はありがとうございました。
こちらこそ、いろいろとお世話になり、ありがとうございました。