講師自己紹介:ラント由美(担当:小論文/志望理由/面接)

Q1.講師をはじめたきっかけを教えてください

私はこれまで、国内外の超難関校への出願対策から、高度なコミュニケーション能力が求められる最難関業界の採用試験対策まで、延べ数千人を超える志願者の指導に携わってきました。その中で強く感じたのは、多くの人が「相手が何を求めているか」という本質を見失い、自分自身を既存の型にはめ込むことで、本来持つ魅力や可能性を十分に表現できなくなっているということです。大学、企業、そして医学部には、それぞれ明確な「求める人物像」が存在します。私はこれまで、選抜・採用する側が「どのような人物を仲間として迎え入れたいと考えているのか」という視点を踏まえながら、多くの志願者を支援してきました。だからこそ、志願者一人ひとりが持つ無垢なポテンシャルを、その組織に響く「強み」として最大限に引き出し、伝わる形へと昇華させたいと考えるようになりました。日本語・英語という言語の違いや、書類・小論文・面接といった形式の違いを超えて、一人の人間が持つ本質的な価値を的確に表現し、証明する手助けをしたい―その思いが、私が講師を始めた原点です。

Q2.どんな授業を心がけていますか

ただ文字を添削したり、面接の所作を教えたりする指導とは一線を画します。私の授業は、徹底した「対話」から始まります。何気ない会話の中で、私が投げかける質問に対し、受験生が不意に見せる表情や言葉の端々に、本人が気付いていない「輝く原石」が隠れています。その原石を見逃さず、深く掘り下げていくことで、受験生自身が「これが自分の本当の強みだったのか」と目から鱗が落ちる瞬間を創り出します。その対話を通じて言語化された志望理由や自己分析は、単なる受験対策の道具ではなく、試験当日にどんな変化球を投げられても揺るがない、自信に満ちた「自分の言葉」へと変わります。

Q3.授業を進めていく中で大切にしていることを教えてください

「多角的な視点」と「徹底した現場感覚」です。医学部入試には、一般的な学力試験とは異なる独自の評価軸があります。私は、日本語・英語という言語の違いや、小論文・個人面接・集団討論・MMIといった形式の違いを個別に捉えるのではなく、すべてを「人間力をプレゼンテーションする場」として統合的に考えています。特に、集団討論やMMIのように、その場での対応力や思考力が問われる試験では、付け焼き刃の知識や模範解答だけでは通用しません。だからこそ私は、日頃の授業から「なぜその答えに至るのか」「その組織はあなたにどのような役割を期待しているのか」といった、本質的な問いを重視しています。また、単に“正解らしい答え”を作るのではなく、受験生自身が自らの強みや価値を深く理解し、自信を持って表現できる状態に導くことを大切にしています。選考官に「この人を合格させたい」「将来この人と一緒に働きたい」と感じてもらえるレベルまで完成度を高めるために、常に合格の最前線にある評価基準を意識しながら指導しています。

Q4. 授業をしていて一番楽しいと感じる瞬間を教えてください。

対話の中で、受験生自身も気づいていなかった「その人だけの強み」が明確に立ち上がる瞬間です。多くの受験生は、「こう答えるべき」「こう振る舞うべき」という“正解”に意識を向けるあまり、本来持っている個性や思考の深みを無意識に抑え込んでしまっています。しかし、問いを重ねながら対話を続けていくと、ある瞬間に、その人の価値観や経験、人間性の核となる部分が自然と言葉として現れてきます。私はその変化を見逃さず、「あなたの本当の強みはここではないですか」と伝えます。その瞬間、受験生の表情が変わり、まるで目から鱗が落ちたように、自分自身を新しい視点で理解し始めるのです。
私は、指導とは単なるテクニックの伝達ではなく、“自己理解を言語化するプロセス”だと考えています。どれほど優れた経験や資質を持っていても、それを適切に言語化できなければ、相手には伝わりません。だからこそ私は、受験生の中に眠る原石を丁寧に掘り起こし、言葉によって磨き上げ、相手に届く形へと昇華させることを重視しています。すると、最初は自分の言葉に自信を持てなかった受験生が、数回のセッションを経て、自らの価値を確信し、迷いのない言葉で「自分自身の物語」を語れるようになっていきます。その変化は、単なる受験対策を超え、一人の人間が自分の可能性を信じられるようになる瞬間でもあります。言語や試験形式を問わず、一人の人間が自分自身の価値を理解し、圧倒的な説得力を備えながら成長していく。そのダイナミックな変化を最前線で見届けられることこそが、授業をしていく中での最大の魅力であり、指導への情熱が尽きない理由です。

Q5. 受験勉強をしていく上で一番大切なことは何だと思いますか?

膨大な「学科試験の勉強」に追われる日々の中で、あえて一度立ち止まり、「自分という人間を徹底的に解剖する時間を持つこと」です。医学部を目指す受験生の多くは、家業の継承、医師である親への敬意、あるいは幼少期から算数が得意で超進学校のレールに乗ったという、ある種の「必然」の中にいます。私はそれを否定するつもりは全くありません。むしろ、その過酷なレースの中で高い学力を維持してきたこと自体、医師に求められる一つの立派な資質です。しかし、入試の現場において「皆が同じ背景、同じ理由」で並んでいる状態は、あなたという個人の輪郭をぼやけさせ、差別化を困難にします。学科試験のスコアを1点上げることに全力を注ぐあまり、肝心の「なぜ私が、医師である必要があるのか」という問いが置き去りになっては、書類や面接で審査官の心を動かすことはできません。受験勉強中に、自分一人で深い自己分析を行うのは至難の業でしょう。だからこそ、私の授業を受けている時間だけは、ペンを置いて、自分自身と向き合ってほしいのです。「自分のどの個性が、未来の医療現場の力になれるのか」この問いを掘り下げ、曖昧だった動機を「自分だけの確信」へと昇華させること。それができた時、あなたの言葉は他の誰にも真似できない圧倒的な説得力を持ち始めます。自分を深く知ることは、単なる対策を超え、合格を確実なものにするための「最も効率的で強力な戦略」なのです。

Q6. 一会塾の良いところはどんなところですか?

一人ひとりを、単なる「受験生」という枠組みで捉えるのではなく、それぞれ異なる背景や価値観、可能性を持った「一人の人間」として深く理解し、向き合おうとする姿勢にあると思います。大規模な集団指導では、どうしても効率性や画一的な指導が優先されやすく、個々の受験生が抱える微細な違和感や、その人ならではの強みが埋もれてしまうことがあります。しかし、一会塾には、一対多の授業では到達できない「密度の高い対話」が成立する土壌があります。単に学習進度を管理するだけではなく、生徒一人ひとりの思考の癖、言葉の選び方、物事の捉え方、さらには言葉にならない迷いや葛藤まで丁寧に汲み取りながら指導できる点は、大きな特徴だと感じています。私は、受験指導とは単に知識やテクニックを教えることではなく、その人自身の可能性を引き出し、「自分は何者で、どのように社会に貢献したいのか」を言葉にしていくプロセスだと考えています。一会塾には、その過程を講師と生徒が本気で共有できる、非常に濃密で温度感のある学びの環境があります。だからこそ、生徒は単なる受験対策を超えて、自分自身への理解を深めながら、大きく成長していけるのだと思います。

Q7. 受講される方へのメッセージをお願いします。

私の授業のゴールは、単に第一志望の医学部に合格することだけではありません。もちろん、合格を勝ち取ることは大前提です。しかし私は、それ以上に、この受験期間そのものが、皆さんにとって「自分自身を深く理解する時間」であってほしいと考えています。医学部受験では、学力だけでなく、「なぜ医師を目指すのか」「どのような医師として社会に向き合いたいのか」という、人間としての根幹が問われます。書類作成や面接対策を通じて行う自己分析は、ときに自分の弱さや未熟さと向き合う苦しい作業になるかもしれません。しかし、その過程で必死に言葉を探し、自分自身と向き合い続けた経験は、単なる“受験対策”では終わりません。そこで磨き上げた言葉や価値観は、合格を勝ち取るための武器になるだけでなく、将来、医療現場で困難や葛藤に直面したとき、自分を支える確かな軸になっていくはずです。私は、受験生一人ひとりが持つ可能性を信じています。そして、その人にしかない強みや物語を、医学部が「ぜひ迎え入れたい」と感じるレベルまで引き出すことに、本気で向き合っています。この場所での出会いが、単なる受験の一過程ではなく、一生に一度の価値ある「一期一会」となるよう、私も魂を込めて向き合います。

Q8. 受講を検討されている方へのメッセージをお願いします。

受験においては、「何を学ぶか」だけでなく、「どの環境で、誰と学ぶか」を見極める力もまた、合格に必要な重要な実力の一つだと考えています。受験生は、つい参考書や勉強法といった“方法論”に目を向けがちですが、実際には、どのような環境に身を置き、誰からフィードバックを受けるかによって、思考の深さや成長速度、さらには自己認識そのものまで大きく変わります。これは教育心理学や認知科学の観点から見ても、学習成果が「学習内容」だけでなく、「環境」や「対話の質」に強く影響を受けることと一致しています。特に医学部受験では、単なる知識量ではなく、自分自身をどれだけ深く理解し、それを他者に伝えられるかが問われます。だからこそ、情報の多さや表面的な実績だけに流されるのではなく、自分の本質を引き出し、可能性を最大化してくれる環境を主体的に選ぶことが重要なのです。私は、その「環境を選ぶ力」そのものが、将来、医師として必要になる判断力や主体性にもつながっていると考えています。
もしあなたが、自分の中にまだ言語化されていない可能性を感じているなら。そして、その可能性を、医学部に届く「強み」へと磨き上げたいと願うなら、ぜひ一会塾の門を叩いてみてください。

※校舎未定の場合は武蔵小杉校へご相談ください。

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