【2024】日本大学 生物資源科学部 獣医学科 学校推薦型選抜 既卒合格 和田葵さん(鶴見大学付属)

和田葵さん

日本大学 生物資源科学部 獣医学科 鶴見大学付属卒

そもそも、なぜ獣医を志したのでしょうか?

私は、小学校の6年間で、犬の“りく”を飼っていました。“りく”は最期、癌で亡くなってしまったのですが、その時、私は“りく”が痛みに悶えているのをただ見ていることしか出来ませんでした。そんな自分が悔しく、そこから漠然とではありましたが、動物を助けられる職業に就きたいと思うようになりました。

さらに、身近な存在である姉が獣医学部に入学したことで獣医師に興味を持つようになりました。高校三年生の夏に獣医学部のある大学へ見学に行き、獣医師免許を持つ教授に「獣医師という職業は、動物を助けるという点で最強だ。」という声を頂いたことで、獣医という道に最終決定しました。

 

浪人してから一会塾で再度がんばろうと思った理由や考え方などについて教えてください。

浪人決定後、一会塾、四谷学院、武田塾を検討していました。

まず武田塾は授業がなく、一日中同じ場所で勉強するので自分には向いていないと思い、やめました。

四谷学院は一会塾とかなり悩みました。一会塾は基本グループ授業で、苦手科目は個別授業も受講できます。一方四谷学院はグループ授業と個別授業両方があり、個別授業は「一つの単元を完璧にするまで次の単元には進みません」というスタンスでした。私は高校生活を勉強よりも部活に熱中しすぎたため、基礎学力に乏しいことを自覚しており、自分が四谷学院に入塾したら先生と一対一の貴重な時間をほとんど基本問題で使ってしまわないか心配になりました。一会塾の個別授業は、先生がどういう風に授業をしていきたいかを事前に聞いてくださるため安心できる、と感じそこが入塾の大きな決め手になりました。

また私は性格上人見知りでもあるので、知っているスタッフさんがいることも大きかったです。

 

再度受験に臨もうとスタートされた当初の学習計画等をお聞かせください。スタッフと一緒に決めた部分や、自分で感じていたこと、去年の反省を生かして気をつけたことなどはありましたか。

勉強を進めるに当たり、浪人時に一番意識していたことは、一週間の勉強スケジュールを紙にしっかり書いて進めたことです。現役生の時は、一日の勉強スケジュールをほとんど頭の中で決めていました。しかし、勉強スケジュールを立てることで、終わらせるべき課題の量が明確になること、いつまでにどこまで教材を終わらせるべきかが明確になること、朝から夜までスケジュールが決まっているため繰り返し次の行動を考えなくて良いことといった、様々な利点がありました。実際、細かく一日の勉強スケジュールが決まっていることで勉強時間やお昼休憩、夜の休憩の行動がしやすくなりました。

最初はスタッフの関さんに勉強スケジュールの立て方を丁寧に教えてもらっていましたが、段々と一人でも出来るようになりました。

 

一会塾での受講科目についてお聞かせください。また、和田さんは英語個別を受講されていましたが、その理由についても教えてください。

一会塾では英語と数学と生物のグループ授業に加えて英語の個別授業を受講しました。私はこの3教科の中でも特に英語が苦手で、三人称単数現在形などの基礎から自信がない状態でした。その事をスタッフさんと共有した時に、英語はグループ授業と個別授業の二つを受講する方法を勧めて頂いたのでどちらも受講することに決めました。

 

―英語・数学・生物、それぞれの勉強法について教えてください。

英語は授業後、板書を見ながら授業内容を思い出すように復習しました。特に文法は、使い方、使う場面に加えてその成り立ちや覚え方なども教えていただけたので、復習の時間内でそれらを全て整理出来るように意識しました。復習を終えたらとにかく問題演習を毎日行いました。先生が説明していたこと、黒板に書かれていたこと、板書に書いたことを自分で引き出せるように繰り返し授業内で扱った問題を解いていました。

数学は授業内でどうやって解いたのかを聞かれるので、自分の解法を文字にしておくことを意識しました。そうすると先生の話を聞きながら自分がどこで間違えたのか、どこが分からなくて解けなかったのかを理解できるようなりました。また、その日のうちに授業で扱われた問題を全て解き直すよう復習していました。その際、先生の解法と自分の解法はどこが違ったかを考えながら、先生が説明されていたポイントを自分でも文字化して勉強しました。そして、次の授業までの一週間は予習も含めて、授業内で扱った問題を繰り返し自力で解くように復習していました。

生物は出来るだけ授業内で内容を理解するよう努力しました。生物の授業は図を書いて説明していただくことが多かったので、復習の時間はそれを自力で書きながら説明できるように勉強していました。また、細かい知識まで定着させてしっかり理解するために資料集をこまめに開くことを意識しました。そして次の授業までに二回授業で扱われた問題を自力で解くようにしていました。

こうして考えると、どの科目も、時間を決めることと間違えた問題に印をつけることを踏まえて、復習に力を入れることは共通して行っていたように思います。

―特にお世話になったと感じるスタッフや講師はいましたか?

関さんには勉強の考え方やスケジュール管理の方法を丁寧に教えていただきました。私は人に自分の考えている事を伝えるのが得意ではないですが、関さんと話すと心配事や自信のない事、どう解決すればいいか分からない事を理解してもらえたので、自分が必要とするアドバイスをたくさんもらいました。また自分でちゃんと伝えようと努力出来るようになりました。

 

獣医の一般入試と推薦入試の違いについてどう認識していましたか。そこから、なぜ推薦を受けようと思いましたか。

私立獣医の一般入試と推薦入試の違いは三つあると思います。

一つ目に、推薦のほうが一般の試験よりも試験日が二ヶ月ほど早いこと、

二つ目に、一般の試験科目は英語と数学と理科(化学、生物、物理から一つ選択)であるのに対し、推薦(日本大学)は英語と数学と国語であること、

最後に、一般は筆記試験のみ、推薦では筆記試験と面接が行われることがあります。

私は早く合格をもらいたかったのと、これは日本大学に限りますが一般入試のほうが推薦入試よりも筆記試験のレベルが上がるので、自分に一般は厳しいと感じ、推薦入試を受けようと思いました。

 

なぜ日大獣医を選ばれましたか。

日大獣医はいくつかの他学科と同じキャンパスなので共同研究が盛んです。それは学ぶことが多岐に渡る獣医学を学ぶ上で視野を広くするために重要だと思い日大獣医を選びました。

また私には日大獣医に通う姉がいて、他大獣医よりも内部の話を聞けたことも理由の一つでした。

 

日大獣医(推薦用)はどのような対策をして本番に臨みましたか。

入試は筆記試験と面接です。

まず筆記試験は英語と数学と国語の基礎問題が出題されます。そのため、毎日この三科目の基礎問題を授業で扱った問題から選び解きました。特に国語は漢字と文学史の知識が無かったため、問題集を繰り返し解きました。

面接対策は、四月から高橋優子先生と共に何度も試行錯誤してきた書類を基に、試験前日までみっちり面接対策をしていただき、本番に臨めました。

 

実際の入試本番での会場の様子・ご自身の手ごたえを教えてください。

筆記試験の会場は広く受験者が多くいました。試験の手応えとしては、数学は自信があったのですが、英語と国語は不安な問題がそれぞれ二問ずつありました。

面接の待合室では同じ学科の受験者が集められ張り詰めた緊張感でした。面接自体は練習していた質問がくればしっかり答えられたのですが、初めて聞かれる質問に対しては自分がきちんと答えられているか心配でした。

合格した瞬間の気持ち、現在の心境などお聞かせいただけますか。

合格の発表を見た瞬間は目の前に書いてある文字を理解するのに少し時間がかかって信じられない気持ちでした。とにかく早く家族と関さんに伝えなきゃって思ってました。濱田さんと高橋先生に伝えた時にすごく喜んでくださって嬉しかったのを覚えています。

現在は応援してくださった方々や神社に合格報告に行って段々と合格を実感していると同時に、四月から始まる大学での生活が楽しみでドキドキしています。

 

現役時と浪人時で学力の伸長をどのくらい実感できたかなど、1年を振り返っていかがですか。

浪人を通して三科目の学力は確実に上がったと感じています。特に英語は、はじめ苦手意識も強く自信がありませんでしたが、グループ授業と個別授業を受講して少しずつ新たな知識を定着させることで、解ける問題が増えていくことを実感できました。

 

質問のしやすさ、相談のしやすさ、医学部志望の中で委縮しなかったかなど、塾での環境面はいかがでしたか。

一会塾は生徒と先生、スタッフの距離が近いので質問や相談をしやすいと感じています。またすぐに対応してもらえることも、質問がしやすいと感じられることに繫がっていると思います。先生もスタッフの方々も、生徒のことをよく気にかけて話しかけてくださるので勉強の進捗や不安などをためることなく共有できました。

 

塾のテスト(英語weekly test 数学・理科monthly test)やテキストなどはいかがでしたか。どのように活用していましたか。

テストは必ず復習するようにしていました。そして間違えた所は出来るようになるまで毎日時間を決めて繰り返し解くようにしていました。

テキストはどの科目のも一周目に間違えた所、解けなかった所に印をつけて二周目からは印のついている所だけ解くようにしていました。三、四周目以降はそれをひたすら繰り返し、同じテキストを何周もして完璧にすることを心掛けました。

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