日本大学 医学部 地域枠
再受験合格 Y.Kさん（カリタス女子）
1次通過されたその他医学部
聖マリアンナ医科大学医学部医学科
数ある予備校の中から一会塾を選ばれたのはなぜですか？決め手はどこでしたか
高校生の時一会塾に通っていたということもあり、医学部再受験を決意した時に通う塾の中で候補として上がりました。現役時にも親身になって話を聞いてくださったり、少人数でのグループ授業で受けることができるという点が自分にとても合っていました。
数Ⅲと化学がほぼ初学であったため、自分のペースで学習するのではなく、グループ授業である程度引っ張ってくれる形がいいなと思い、もう一度お世話になることに決めました。
中学・高校生活について教えてください
中学では、中学受験を終えた反動で遊び呆け、勉強に対して関心がなく英数補習常連、学年順位もワースト20には必ずランクインしていました。
中学3年次に成績が悪い人を対象にした面談があり、その際に自分の学力の低さに対し危機感を持ち、一会塾に入塾したことをきっかけに勉強をし始めるようになりました。高校1年次は中学英語の復習から始め、塾のおかげもあり高校3年次には英語も上のクラスに入ることができるようになりました。成績が上がってきたこともあり、高校2年次から勉強の面白さに気づき始めました。
中高の時には医学部に対しては、自分は勉強ができないから目指すことが出来ないなと思い眼中に入れようとしませんでした。
進学先の大学・学部を選んだ理由について
私は中学生の時から漠然と医療職に就きたいと思い、現役時に作業療法学専攻のある大学に入りました。
その大学で臨床実習があり、実際に大学病院の患者さんを目にし、命を救う役割を持った医療職として従事したいと思い医学部を志望するようになりました。
一会塾の授業で特に印象に残っているものは何ですか？(科目・講師名・具体的な内容)
増子先生の数学はとても印象に残っています。
たくさん増子先生の授業を受けました。1年目では数学ⅠAⅡBC、数学Ⅲをメインとした個別指導、2年目では後期に数学ⅠAⅡBCを受講しました。
そもそも浪人1年目では数学Ⅲ未履修に加え、数学ⅠAⅡBCに関しては教科書レベルも危うい単元があり、医学部受験生の1浪目の人と実力がかなり離れた状態でのスタートでした。
授業では他の生徒と同じ問題を扱うけれど、今の自分ができるべき問題やこれからできるようになればいい問題だと提示してくださったり、事あるごとに褒めてくださったのでモチベーションを維持しつつ頑張れました。また、解法や方針を問題を通してしっかり提示していただけるため、実際の試験でもどの問題に似ているかを考えやすくなりました。
また、川原先生の化学も印象に残っています。
1番前で授業を受けていたのですが、しょうもない質問にもしっかり答えてくださったり、演習問題が解けたら褒めてくださったり、合っていなくても方針だけでも褒めて下さりました。そのおかげで今まで化学が嫌いだったのですが、好きになりました。自習中も楽しく学習できるようになりました。
川原先生の授業を受けるにつれ、散らかっていた知識が整理されていきました。授業で扱った問題をひたすら解き直していたら結果的に化学を得点源にできました。
この2年間で授業はとっていなかったのですが、現役時にお世話になった石井先生にも大変お世話になりました。英文法が知識はあるけれど得点に繋がらず悩んでいました。それを石井先生に相談したところ、やるべきことを提示してくださったり、正答率を見て苦手な単元に関わる問題を出してくださりました。他にも過去問についてや進路の相談にも乗ってくださりました。とても感謝しています。
佐藤智一先生と熊谷先生の生物も印象的です。
1年目は熊谷先生、2年目は佐藤智一先生でした。
熊谷先生の授業では、医学部で取り上げられがちな発展的な内容を扱っていただきました。
ずっと難しくて理解が大変だったのですが、復習を重ねることで段々面白くなってきました。
また、質問も類題を持ってきてくださったりして、丁寧に答えてくださる温かい先生でした。
計算プリントを直前期にいただいたのですが、本番の生物の計算問題はそのプリントからしか出なくて毎回感動していました。2年目も全て解き直して臨みました。
1年以上期間が空き、現役時も知識の穴だらけの状態で終えていたので、基礎的な知識があやふやな状態でした。発展的な知識はついたものの基礎を固める必要がありました。
2年目の智一先生の授業は、私にとって最適な授業でした。講義ももちろんありましたが、知識の確認の時間が長かったです。クラス全員が覚えるまで同じテーマを忘れた頃に確認してくださったので、記憶の定着もよかったです。先生もフレンドリーな方で毎授業楽しかったです。
一会塾の講師紹介ページはこちらからご覧ください。
受験勉強で苦労したこと、それをどう克服しましたか？
1年目では初学の科目があったため、他の浪人生のようには上手くいかなかったです。
長時間集中して勉強することが大の苦手で、1度集中が切れると科目を変えたりするなど工夫して勉強してみましたが、何も頭に入らないので、長時間勉強することが理想とされる環境がしんどかったです。
1年目は頑張りましたが2年目は限界を迎えました。
そこで長時間勉強をするのを諦めて量より質！と思いロッカーに荷物を取りに行く振りをして塾内を徘徊したり、友達を引き連れてスーパーに行ったりお散歩したりして、気分転換をよくしていました。毎日同じ環境で生活を送っているので、悩みを理解してもらいやすくよく話していました。そのおかげでストレスなく楽しく勉強出来ました。
成績が伸びたきっかけや勉強方法の工夫を教えてください。
医大別模試などを受けたりして朝早く起きて頭フル回転で試験を受ける。…という体験を何度かしておきました。そのおかげで、本番で急に変なことをすることなく模試を受ける感覚でリラックスして臨むことができました。
英語がやや難しいと言われる大学の過去問を解きまくりました。その大学が志望度が高かったというのもありやっていました。それにより、英語の難易度が普通な大学では英語を得点源にすることが出来ました。
メンタル面や生活リズムなどモチベーションを維持するために意識していたことはなんですか？
無理をせず、自分のペースで頑張り続けることが大事だと思います。家から塾まで人より少し長かったので、睡眠時間が削られがちでありました。そのため、無理して早起きして勉強時間を伸ばすよりかは、しっかり寝て勉強する時間にきちんと勉強するということを心掛けていました。また、睡眠時間が削れると集中できないだけでなく、メンタル面にも支障が出るのでしっかり睡眠時間は取っていました。
メンタル面は、お腹が空くと病み出すのでたくさん食べて元気を出していました。勉強するのでカロリーに関しては消費されるので問題ないです。Instagramは浪人期間中一切見ませんでしたが、YouTubeなど娯楽は少し残して1日頑張ったご褒美として見ていました。
浪人生活で大変だったことを教えてください。
周りが大学生活を楽しんでいたり、進級してどんどん前に進んでいく高校の同級生を見ながら高校の範囲の勉強をし続けることが大変でした。合格できるのか分からない中でとにかくやらなければならなかったのがしんどかったです。今となってはやってよかったなと思いますが、浪人期間中は再受験を決意した自分を責めまくる日々でした。
試験で志望理由書や面接があった方は、対策はどのように行いましたか？
志望理由書は星さんと一緒に作りました。星さんはスタッフなので踏みとどまった時はいつでも相談できました。また、普段から接する機会があるので、自分の性格などを理解してくださっていました。そのため、上手く言葉に出来ず悩むこともありましたが最終的には自分らしく志望校にあった形で提出することが出来ました。
面接対策では1年目は宮下先生、2年目は水谷先生にお世話になりました。
1年目の時は星さんにも前日に時間を取っていただいて繰り返し対策してくださりました。
お二方の先生とも情報量が多く、対策プリントを元に言いたいことをまとめておきました。そのおかげで、面接では困ることはほとんどなくスムーズに終えることが出来ました。
講師やスタッフとはどのように関わっていましたか？(メンタルケア・勉強の進捗確認など)
この2年間で多くのスタッフさんや講師の方にお世話になりました。
成美さんには大変お世話になりました。私は体調が優れないことが多かったり、朝が苦手だったり、勉強に集中出来る時間が多くはなかったです。なので、勉強面はもちろんのこと体調面やメンタル面など様々なことに相談に乗ってもらいました。本番の試験でも試験の休憩時間に連絡をくださったりしたので、大変心強かったです。おかげで安心して臨むことが出来ました。
また、私は講師の方に話しかけたり仲良くすることが苦手でした。そのため、成美さんが橋渡し役となって下さり、講師の方と話す機会が増えました。おかげで、質問しやすくなったり、自分を気にかけてくださる講師の方が増えたりして学力の向上につながり、メンタルも保ちやすくなりました。
校舎は違いますが現役の時お世話になった関さんにもお世話になりました。会うと話を聞いてくださったりして心強かったです。12月の中旬に急に不安になって関さんに面談を申し込んだりもしました。その際の面談で日大医学部の受験を進めてもらいました。あの時面談を申し込んでおいてよかったです。
塾のサポート体制(質問対応・面談・weekly、monthlyテスト等)はどのように役立ちましたか？
Monthlyテストは気合いを入れてやっていました。1ヶ月間受けたテストの順位が貼り出されるため講師の方々が目にします。点数が良いと褒めてもらえるので頑張ってました。2年目の時の生物のmonthlyテストでは、クラス内でお菓子おごりをかけて争っていました。1年目に力を入れていたこともあって生物は得意であったのですが、奢りはどうしても避けたく、サボることなく頑張れていました。そのおかげもあり生物は得意科目として維持できていました。
最後に受験勉強全体を振り返って感じたことを教えてください
高校生を含め受験全体を振り返って感じたこととして、一会塾にお世話になっていなければ勉強はきっと嫌いなままであっただろうし、医学部受験もしていなかったと思います。また、再受験を通じて勉強面に対して少し自信を持てるようになり、自分はどうありたいかをきちんと見直す機会となりました。結果論ではありますが、再受験をしてよかったなと思います。
大学に通ってみての感想を教えてください。
今まで受験生としてあこがれていた医学部での生活ですが、授業はやはり大変です。ですが、それ以上に、医師に向けての勉強へのやりがいとアットホームな大学の雰囲気などを日々実感しており、ここまでがんばってきて本当に良かったと思っています。学生同士はとても仲がよく、お互いの受験時代の苦労話しで盛り上がったり、日大の先生方は優しく、勉強面などの面で分からないことがあっても優しく対応してくださるので毎日充実した生活を過ごしています。 余談ですが、一会塾の医学部受験生に配られて毎週テストされる「メディカル英単語1000」は、大学の英語の授業（問診の授業があります）でとても役にたっています。たとえば医療系の表現としてのapplyは「薬を塗る」の「塗る」という意味で出てくるのですが、これはメディ単で勉強していないと決して分からない単語だと思います。英語が苦手な方も医学部生には必要な知識として、逃げずに頑張って欲しいですね。
