昭和大学 薬学部 薬学科
学校推薦型選抜 現役合格Y.Sさん(田園調布学園)
数ある予備校の中から、一会塾を選ばれたのはなぜですか?決め手はどこでしたか
一番の動機は、医療系学部への受験に特化したカリキュラムに魅力を感じたからです。私が一会塾への入塾を決めたのは高校2年生の夏ごろで、その頃から薬学部を志望していました。大手予備校も視野にいれていましたが、できるだけ医療系学部へのサポートが手厚い塾を探していたため、一会塾のカリキュラムにとても興味がわき、入塾相談をしました。
また、少人数のため和気あいあいとした雰囲気もとても好きでした。
一会塾の周りは医療系学部を目指している人が多く、スタッフの方もそれに慣れているため、学校ではあまりできないような相談や悩みも気軽に話すことができました。入試直前には、学校で聞いた情報以外の入試情報も教えていただいて、とても助けられました。
高校生活について教えてください
私の高校では例年、文系と理系の割合はほぼ半分、若干文系が多かったのですが、今年は理系の方が多かったです。理系のクラスとしては、ざっくり医療系クラス、理工系クラス、国公立クラスがありました。私が入ったのはもちろん医療系クラスで、薬学部、看護学部志望の子が多い印象でした。推薦で合格する生徒も三割ほどいたように思います。
一会塾での受講科目について教えてください。また特に印象に残っている授業はありますか
〈高校2年生〉
高校数学ⅠA
高校数学ⅡB
高校化学
高校英文法
〈高校3年生〉
受験数学IA IIB
受験化学
受験英文法・語法
受験英文読解
を受講していました。
受験数学IA IIBの授業は、先生に当てられる場面がよくあったのですが、クラスの人数が少なかったので、すぐに自分が当たる番が来てソワソワしていたことを覚えています。
授業はテーマや解法に重点を置いていて、問題を根本から理解することができました。学校の普段の授業でも、そのことを意識して解くようになってから以前とは比べ物にならないくらい問題文がすらすら入ってくるようになり、「この問題はこういうことを聞きたいんだな」と大体の解法も頭に思い浮かび、授業が楽しくなりました。
英語は英文読解と英文法のどちらも受けていました。
英文読解は、私の実力よりも上のクラスに入っていたので、初めはかなり周りに圧倒されていました。笑
しかしその影響もあってか、「周りに負けないように頑張らないと」という気持ちが次第に強くなり、英文を読む速度やコツをだんだん掴んでいきました。推薦入試当日も、過去問などから私が想定していたものと違う形式でしたが、英文読解の授業でついた力のおかげで予想外のことにも対応できました。
英文法の授業では、基礎から応用まで様々な問題を解きました。先生がとにかく丁寧に教えてくれて、実は自分がわかっていなかったところなども発見することもできました。
また、問題を解いて解説を聞くだけの授業でないところも魅力でした。二つのグループに分かれて問題を解き、正解数で勝負する時間があったのですが、自分の考えを相手に伝える力や他の人の考え方を知ることができる、受けていて楽しい授業でした。
化学の授業は、板書をする場面がたくさんあり、教科書のはじに載っているような細かい部分も丁寧に教わりました。授業で使ったノートを見れば全て確認できたので、推薦入試当日ももちろん会場に持って行きましたし、試験が始まる前までの時間に確認しておきたい単元を短い時間で復習することができました。
また、問題を解いてる時間は先生がクラスを周回する形なので、確認したいことがある時や「この解き方で合ってるのかな」と疑問に思った時でもすぐ質問することができました。
一会塾に通ってみていかがでしたか
やはり全体の人数やクラスの人数が他の塾とは比べて少ないので、その分、一人一人の志望校や目標に合わせて指導していただけたところが一番良かったです。他の塾と比べて先生やスタッフの方とお話しする機会がとても多く、出やすい問題や入試傾向について教えていただいたり、雑談をすることもあるので、楽しく塾に通うことができました。
推薦入試の本番の様子を具体的に教えてください
基礎学力調査は、化学、数学Ⅰ(データの分析を除く)、英語の三科目合わせて140分でした。
他に面接と小論文がありました。
数学は基本的なことを問われるだけなので、通常の勉強をしていれば大丈夫だと思います。しかし化学と英語は少し特殊でした。化学はとにかく問題数が多く、恐らく数学で余った時間を化学に使えるように意図した140分だったと思います。
有機化学を問う問題が半分近くだったので、有機化学に力を入れました。
英語は文法などの問題が少し特殊で、問題集でも見たことのない問題が出題されることもあるので、過去問をしっかり解いて、分からないところは早めに解決しておくといいと思います。
小論文は、過去問をといて添削をもらうだけでなく、医療、特に薬学に関するニュース記事等を調べておくといいと思います。面接で聞かれた時の対策にもなりますし、小論文で書くのに詰まった時などにニュース記事等を見ておくと、それに関連付けて書き進めることができる場合もあります。
面接は、面接官二人に対して受験者が一人のよくある構図です。
私の場合は、大きい部屋に受験者が六人ほど通され、一斉に面接が始まりました。てっきり一人一つの部屋で面接をするものだと思っていたので、他の受験者の応答が聞こえ少し焦りましたが、その分少し沈黙しても気まずい空気にはならなかったので、落ち着いて受け答えすることができました。
質問内容としては、昭和大学を志望した動機などの他に、寮についてのことはほぼ聞かれるので、特に寮のことについて、想定される質問とその答えをまとめておくとスムーズに話すことができると思います。待ち時間もかなりあるので、ルーズリーフ等に自分の考えをまとめておくとその時間を使って見返すことができて良いと思います。
薬学部を志望した動機について教えてください
私が薬学部を志望したきっかけは、周りの環境でした。親戚に医療従事者が多くいた影響で、親戚の集まりなどがあった際に医療業界の現状などを子供ながらに多く耳にしました。そこから医療業界に興味が湧き、職業体験などに参加しているうちに、医療の中でも薬学に関することが面白いと感じ、薬学部を志望するようになりました。
志望大学を決定したのは高二の冬ごろでしたが、やはり昭和大学特有の寮での生活が大きかったです。私は将来働く上で薬学の知識だけでなく、医学や看護学などの様々な知識と視点も知っておきたいという考えがあったので、学部混同の寮生活にはかなり魅力を感じ、志望しました。
※昭和大学での寮生活については医学部入試研究所みらいのブログを参考にしてください
受験勉強を振り返っての感想を教えてください ~夏期の過ごし方が大切~
私は学校推薦型選抜(指定校)で合格をしたので、12月までの受験勉強になりますが、夏期など長期休暇での勉強がとても大事だなと感じました。もちろん、通常の勉強の積み重ねも大事ですが、周りと差がつくチャンスは長期休暇だと思います。通常と比べて学校の授業や小テストが忙しくない分、自分の弱点を埋める時間や得意な分野に気付き伸ばす時間があります。私の場合、夏休み中に志望している一通りの大学の過去問を解き、問題傾向を掴み、それに合わせて勉強をしていました。長期休暇の一日一日を大事にすることで、やり切った後に自分に自信を持てるようになると思います。
これから受験する人にひとことへアドバイスをお願いします
推薦入試を狙っている人でも、一般入試で合格するぞという気合で勉強するといいと思います。実際私も、夏休み明けまで推薦入試は全く眼中になく、一般入試までいくつもりでした。奇跡的に志望大学の指定校推薦の枠が来てたので申し込んでみたところ、その枠をもらえてしまい、自分でもびっくりしていました。
もしも指定校推薦の枠を狙っていたならと思うと、夏休みやそれ以前の勉強量にはならなかったし、どこか甘えて勉強を疎かにしていたかもしれない、と思うと恐ろしいです。自分が取り組んだ勉強は将来確実に力になるので、最後まで気を抜かずに頑張ってください!