一会塾から、2026年9月実施の帰国生・外国人学校卒業生特別選抜第1回で2名が正規合格(昨年は4名中3名が一会塾生)。合格者を含む受験生の詳細な報告をもとに、新設「総合型選抜」の英語対策を考えます。
前回の記事:【2027年度・第2弾】総合型選抜と帰国生第2回の比較・試験内容の徹底分析
2027年度入試から、国際医療福祉大学医学部に「総合型選抜(専願制)」が新設されます。過去問が存在しない初年度の入試で、どのように準備すればよいのでしょうか。
前回の第2弾では、総合型選抜と11月21日実施の帰国生・外国人学校卒業生特別選抜第2回を、試験日・試験科目・試験時間・配点などの観点から比較しました。なかでも英語は、両試験とも200点でありながら、帰国生第2回は50分、総合型は60分という違いがあります。
今回は、その検討を一歩進めます。一会塾では9月1日に実施された帰国生特別選抜第1回を受験した生徒らから詳しい報告を集め、出題構成や長文のテーマを整理しました。募集人員が第1回・第2回を合わせて「若干名」の同選抜で、一会塾から今期すでに2名が正規合格しています。
| この記事で分かること 9月の英語試験で確認できた「15問+25問+長文10問×2題」という構成/長文テーマと設問の特徴/総合型選抜60分への対策/10月17日(土)に実施する一会塾のシミュレーションテスト。 |
1.受験生レポートから見えた、英語試験の全体像
今回の帰国生特別選抜第1回の英語は50分。複数の受験生の記憶を照合し、過去回の情報も踏まえると、4つの大問からなる計60問という構成が確認できました。
大問ごとの問題構成
Ⅰ 英文法・語法などの4択空所補充(15問)
Ⅱ 下線部4か所から誤りを1つ選ぶ問題(25問)
Ⅲ 科学系長文①:海洋細菌SAR11と環境変化(10問)
Ⅳ 科学系長文②:微小重力と宇宙飛行(10問)
合計 4つの大問/試験時間50分(60問)
つまり、全60問のうち40問が文法・語法分野、20問が長文読解です。単に長文だけを読めればよい試験ではありません。文法問題を正確かつ素早く処理し、残り時間を長文読解に確保する力が問われたと考えられます。
※問題文そのものは非公表です。上記は受験生の記憶レポートと一会塾の蓄積情報に基づく分析で、大学公表の出題構成ではありません。
2.文法40問は「知識」と「処理速度」の両方が必要
大問Ⅰ:4択空所補充15問
英文中の空所に入る語句を選ぶ問題です。英文法・語法に加え、語彙の理解も必要だったという報告があります。
大問Ⅱ:下線部の誤り指摘25問
1文にある4か所の下線部から、文法・語法上誤っている箇所を選ぶ形式です。受験生からは、例外的な語法や、見慣れない単語を含む問題もあったという感想が寄せられています。
このタイプの問題では、単元別の文法問題集で正解できても、英文のどこがおかしいのかを自力で発見するのに時間がかかることがあります。標準的な文法知識を固めたうえで、誤り指摘形式の演習を重ねることが大切です。
一会塾では、この大問Ⅰと大問Ⅱの予想問題を10年分作成しています。個別指導をご希望の方は、この教材を使って受講することが可能です。詳しくは下記までお問合せください。
3.長文は医学部らしい科学テーマが2題
長文①:海洋細菌「SAR11」と環境変化
1題目は、海に大量に存在する細菌SAR11を扱った文章です。受験生の報告には、この細菌の発見や、海洋環境・気候変動との関わりが挙げられています。
関連する一般向け科学記事には、環境に高度に適応した生物が、逆に環境変化に弱くなる可能性を紹介したものがあります。専門知識を暗記していなくても、研究の背景・結果・意義という文章の流れを理解できるようにしておきたいところです。
長文②:「微小重力(microgravity)」と宇宙飛行
2題目は微小重力をテーマとした文章です。受験生の記憶には、宇宙船内の宇宙飛行士や自由落下(free fall)などの語句が残っています。また、NASAのウェブサイトに由来する文章だったという報告もあります。
たとえば「宇宙飛行士は、重力が全くないから浮いている」という説明は正確ではありません。宇宙船と宇宙飛行士が一緒に地球の周りを自由落下するため、互いに浮いて見えるのです。こうした科学的な説明を英語で読み取り、表面的な知識と区別できるかが重要になります。
2題とも、文章の長さは受験生の記憶では各350~400語程度。語彙の言い換えを問う問題と、段落の内容や筆者の説明を読み取る問題が出されたようです。語彙問題は各4~5問程度という報告があり、正確な内訳は確認中です。
4.新設・総合型選抜の英語はどう対策する?
大学の公表情報によると、2026年11月21日(土)に実施される総合型選抜の英語は60分・200点。同日に行われる帰国生特別選抜第2回は50分・200点です。試験時間以外にも、両者には科目や日程などの共通点があります。
一会塾では、帰国生特別選抜で問われる英文法・語法の処理力と、自然科学系の文章を読み取る力が、総合型選抜でも参考になると考えています。一方、「総合型の試験が同じ60問になる」「第1回の文章が再出題される」と大学が発表しているわけではありません。
そこで対策としては、①文法の空所補充と誤り指摘の両方を練習する、②350~400語程度の科学系長文を継続して読む、③時間を測って語彙問題と内容理解問題を解き分ける、という3点を推奨します。特に、文法問題に時間を使いすぎない訓練が欠かせません。
5.10月17日(土)「総合型選抜シミュレーションテスト」を実施します
では、現時点の実力で、理科・数学・英語を本番に近い時間配分で解き切れるでしょうか。一会塾では、帰国生特別選抜の分析と大学公表の入試情報を基に独自の予想問題を作成し、総合型選抜を受験する方に向けたシミュレーションテストを開催します。
| 10/17(土)開催 | 申込締切:10/10(土) 13:50集合/14:00~17:40 理科80分(2科目選択・200点)→数学60分(200点)→英語60分(200点)。各科目の間に10分の休憩があります。会場:一会塾 恵比寿校・武蔵小杉校/オンライン受験にも対応。※今回は小論文を実施しません。 |
帰国生特別選抜を分析してきた一会塾だからこそ、新設入試に向けても「分からないまま本番を迎えない」ための材料を提供したいと考えています。現時点の得点力や時間配分の課題を確認し、本番まで約1か月の学習計画に役立ててください。
| 対象 | 参加費・申込方法 |
| 一会塾の塾生 | 無料/校舎受付でお申し込みください。 |
| 新規生・外部生 | 5,500円(税込)/事前の登録面談が必要です(オンライン面談可)。 |
お申し込み・お問い合わせ:一会塾 恵比寿校 03-6809-0989(受付 13:00~22:00) ぜひ、総合型選抜の本番前に、一度「本番に近い条件」で実力を確かめてみてください。


ついに開催決定 総合型選抜 国際医療を知り尽くした一会塾が贈る「集団面接」対策の決定版 10/11(日)のみの受講が可能です。



