Q1.講師をはじめたきっかけを教えてください
大学卒業後に入社した会社で業務に携わる傍ら参加した教育ボランティアがきっかけです。そのボランティアの中では、経済的な理由で塾や予備校に通えない高校生に勉強を教える活動をしていました。勉強したくてもそのための場所がない、教えてくれる人がいない、そうした生徒に大学受験の勉強を教えました。希望する大学に入学するサポートを行い、生徒それぞれの自己実現を図る活動でした。その活動の中で様々な生徒と接し、教えることの楽しさ、そして重要性に気付きました。この道を究め、多くの受験生の進路の実現を後押ししたいという思いから講師をはじめました。
Q2.どんな授業を心がけていますか
受講生のみなさんが「腑に落ちる」授業を心がけています。「腑に落ちる」というのは「納得し、今後自分が使える形で知識を吸収する」ということです。誰しも、納得できないことは覚えられませんし、実践的に活用することもできません。勉強していく中で疑問に思ったことや、生徒のみなさんが一般的につまづきやすい部分をすくいあげ、それを解き明かすような授業を目指しています。
Q3.授業を進めていく中で大切にしていることを教えてください
受講生のみなさんが、自分の授業を受けていく中で何を思い、どう感じているかを細かく観察するようにしています。受講生のみなさんが口にする言葉だけでなく、視線の動き方や体の姿勢にまでアンテナを張るようにしています。そうすることで、本当に目の前の問題や自分の課題を理解しているかがわかるからです。返答する際の声の調子や、目線の角度によって、腑に落ちているかどうかを判別し、その場に応じた対応をしています。あくまでも生徒のみなさんが納得づくで知識を吸収するのが重要なので、理解度に応じて説明の濃淡を変え、次につながる形で知識を得られるように工夫しています。
Q4.授業をしていて楽しいと感じる瞬間を教えてください
授業をするときの楽しさには2つあると考えています。ひとつは短期的なものです。目の前にいる生徒のみなさんが、私の説明を聞くことで「わかった」と反応してくれるときに楽しさを感じます。わからないことがわかるのは、人間にとって本来的な喜びです。その「わかった」を実現するときが楽しいです。もう一つは長期的なものです。受験勉強にかんしていえば、大学に入学するための手段です。大学に入学して学ぶために受験勉強をするわけです。そのため、私がサポートできる最終的な目的地は「志望校合格」です。志望校合格に向けて生徒のみなさんが努力し、結果として自身の目指す大学に合格したときに私も楽しさを感じます。
Q5.受験勉強をしていく上で一番大切なことはなんだと思いますか
今まさに勉強していることに対して「意味づけ」をすることが受験勉強では重要だと思います。「意味づけ」というのは、「自分が取り組んでいることがどのような意味をもっているのかを認識する」ということです。たとえば単語の暗記や文法の理解などは、ときに無機質に感じられることもありますが、それらは今後「入試問題を解く」という目標につながってくるものです。受験勉強の中で行うことを単なる「作業」にするのではなく、「目的意識をもった意味あるもの」として意味づけをしていくのです。そうした日々の意味づけを行うと、受験勉強が一本の線でつながり、能動的に取り組めるようになります。
Q6.一会塾の良いところはどんなところですか
一会塾は、校舎スタッフや講師と生徒との距離が近く、相談したいことや聞きたいことを言える信頼関係が成り立っているのが良いところだと思います。受験勉強の中心は学力の向上であるのは当然ですが、その中で迷いや悩みが生じてくるのもまた事実です。勉強法や進路の悩みについて、いつでも対応できる体制が整っている塾だと思います。
Q7.受講される方へのメッセージをお願いします
アクティブに授業に参加してもらえればと思います。自分から能動的に問いを発するのが重要です。与えられる情報を受け身の姿勢で飲み込むのでなく、「なぜそうなるのか」「これからどういかせばいいのか」といったことを自分の中で考えたり、講師に質問したりしてくれれば、実りある学びになるでしょう。どれだけ貪欲に、そして主体的に学び続けていくかが重要です。
Q8.受講を検討されている方へのメッセージをお願いします
受験までの限られた時間を過ごすのが塾・予備校です。数ある塾・予備校の中でどれを選ぶかはとても重要な選択です。将来を託すのにも似ていると言えるでしょう。一会塾のスタッフと講師は、豊富な情報量と経験をもとにみなさんを迎え入れます。そこに妥協はありません。志望校までの最短距離を全力で駆け抜けたい方にぜひ来ていただきたいと思います。