【2025年】東海大学 医学部 既卒合格 M.Uさん

東海大学 医学部 既卒合格 M.Uさん

数ある予備校の中から、一会塾を選ばれたのはなぜですか?決め手はどこでしたか

もともとは大手予備校に通っていたのですが、自分の勉強スタイルや学力の伸び悩みに対して、なかなか手厚いサポートが得られず、限界を感じていました。そうした中で、より自分に合った環境を求めて医専予備校を探し始めたのがきっかけです。いくつかの医専予備校を実際に見学し、比較してみましたが、正直なところ、どの塾もカリキュラムや講師の質を売りにしていて、それほど大きな差はないように思えました。 そんな中で私が一会塾を選んだ決め手は、実際に生徒と接するスタッフの雰囲気でした。特に浪人生にとっては、日々の学習だけでなく、精神的なサポートも非常に重要です。毎日顔を合わせるスタッフがどれだけ親身になってくれるか、自分を見てくれるかという点が、自分のモチベーションにも大きく影響すると考えていました。その意味で、一会塾のスタッフの皆さんは非常に温かく、信頼できると感じたことが、最終的な決め手となりました。


中学・高校生活について教えてください

私は大学附属の中高一貫校に通っており、周囲の多くがそのまま内部進学を選ぶ環境でした。受験というものが日常の中に存在しない雰囲気で、正直言って競争意識も乏しく、勉強に対するモチベーションもほとんどありませんでした。勉強をしている生徒は、ごく一部の中学時代から鉄緑会に通っているような人たちに限られていて、私は完全に落ちこぼれていました。 高校3年生の時に受けた河合塾の全統模試では、3教科4科目の偏差値が32という結果で、自分でも驚くような数字でした。今思い返すと、この時点ではまだ自分自身が本気で医師を目指すという覚悟もなかったのだと思います。


進学先の大学・学部を選んだ理由について

私の家系には医師が多く、幼い頃から「自分も将来は医師になるのだろう」という漠然とした思いがありました。しかし、その気持ちはどこか他人事のようで、自分の意志として確立されたものではありませんでした。浪人生活に入ってからも、どこか本気になれない時期が続いていました。 転機となったのは、周囲の同級生たちが就職活動を始め、自分の将来について具体的に考え始めた時です。「自分はこのままでいいのか?」という問いと向き合い、「やはり医師になりたい」という気持ちが自分の中で確かなものになっていきました。それは、家族の影響だけではなく、自分の人生をどう生きるかという問題として、自らの決意として「医師になりたい」と思えるようになった瞬間でした。


一会塾の授業で特に印象に残っているものは何ですか?(科目・講師名・具体的な内容)

英語では、鍋谷先生と浅野先生に本当にお世話になりました。鍋谷先生の授業は、単なる語学指導を超えて、人生の在り方や人間関係についても学ばせていただける貴重な時間でした。特に、前期の授業で配られる「五文型」のプリントは、英文の構造理解において基盤となるもので、しっかりと身につけることで英語力が格段に伸びると感じました(私は十分に活用しきれなかったことを今でも後悔しています)。 浅野先生は、文法が全く分からなかった私に対して、非常に丁寧に優しく教えてくださいました。読解の授業では、生徒同士でホワイトボードに解答を書いていく形式が導入されており、他の生徒がどのように解釈しているのかを共有しながら学べたのが印象的でした。一つの英文に対して様々な視点からアプローチする力が養われたと思います。 数学では小林先生と松村さんに大変お世話になりました。小林先生の授業は非常に厳しくもありましたが、その分、受験数学に必要な力が徹底的に鍛えられました。先生の要求するレベルについていくのは容易ではありませんが、それを乗り越えた先には確かな力がついていると実感しました。松村さんは、授業外でも親身に質問に対応してくださり、まさに何でも相談できる存在でした。 化学は川原先生に、そして生物は佐藤智一先生にお世話になりました。川原先生の授業は、入試に出るポイントが網羅されたテキストとプリントで構成されており、それを完璧に仕上げればどんな医学部にも対応できる力がつきます。佐藤先生の生物の授業は、知識をストーリーとして捉えるスタイルで、生物を暗記科目から解放してくれました。特に論述対策では自分の弱点を的確に指摘していただき、国立対策として大きな力になりました。


受験勉強で苦労したこと、それをどう克服しましたか?

私は昔から「気分屋な性格」で、毎日の気分によって勉強への集中度ややる気が大きく左右されるタイプでした。良い日は何時間でも机に向かえるのに、悪い日は何も手につかないこともあり、そういったムラをどうにかしたいというのが浪人生活を通じての大きな課題でした。 そんな私を日々支えてくれたのが担任の関さんの存在です。毎日塾に来るたびに関さんから「愛のあるお言葉(時には厳しめのお叱り)」をいただくことで、強制的にでも自分の気持ちを立て直して、机に向かうリズムを作っていくことができました。自分ひとりだったら絶対に途中で投げ出していたと思います。関さんの存在は、まさに私の浪人生活の背骨のようなものでした。


成績が伸びたきっかけや勉強方法の工夫を教えてください。

私自身、昔から「才能はあるけど結果が伴わない」と言われることが多く、どこかでそれに甘えていた部分もあったと思います。浪人初期は色々な勉強法に手を出してみたり、自分に合っているかどうかもわからない参考書を試してみたりと、手探り状態が続きました。 結果的に自分にとって一番効果があったのは、「信頼できる先生に勉強法を聞き、そのまま実行すること」でした。悩んだり試行錯誤するよりも、実績のある先生が勧める方法をまずは信じて、素直にやってみることが一番の近道だと思います。…とはいえ、私自身は最後までその通りにやりきれなかった部分もありますが(笑)、それでも先生方の言葉を基準にすることで方向性を見失わずに済みました。


メンタル面や生活リズムなどモチベーションを維持するために意識していたことはなんですか?

浪人生活は「長距離マラソン」のようなもので、ずっと全力で走り続けることはできません。そのため、私は意識的に「自分の機嫌は自分で取る」ことを大切にしていました。 一会塾では日曜日の授業が18時までなので、その後はサウナに行ったり、ジムに通ったりして、意図的にリフレッシュする時間を作っていました。無理に勉強のことを考えず、自分を甘やかす時間も必要です。逆説的に聞こえるかもしれませんが、「あえて頑張らない時間を作ること」が、結果的に長い受験生活の中で頑張り続ける力になったと感じています。


浪人生活で大変だったことを教えてください。

最も苦しかったのは「自分は本当に合格できるのか?」という不安が常に頭のどこかにあったことです。他人には言わないまでも、心の中では「この努力が報われる日は本当に来るのか?」と何度も自問自答していました。 でも、あるときふと「この時間、考えていても仕方ないな」と気づいた瞬間があって、そこから少し気持ちが軽くなりました。不安や焦りにとらわれる時間を勉強に使おうと意識するようになってからは、精神的にも安定し、勉強の質も上がったと思います。


浪人経験があったからこその強みはありましたか?

浪人生活を通して、私が得た最も大きな強みは「我慢強さ」と「感謝の気持ち」だと思います。 まず我慢強さについてですが、浪人というのは、ある意味で社会的には一時的に前に進めていない状態です。周囲が進学・就職していく中で、自分だけが立ち止まっているような感覚に襲われる日もあります。それでも、未来を信じて勉強を続けるというのは、決して簡単なことではありません。そうした時間を乗り越えたことで、自分の中に「簡単には折れない芯」が育ったように思います。 また、家族や塾の先生方、スタッフの皆さんへの感謝の気持ちは、浪人生活を通してより深まりました。高額な学費を出してくれ、毎日栄養のあるご飯を作ってくれた両親。入試前半戦で不合格が続いても、「あなたなら絶対に大丈夫」と言って励まし続けてくれた先生やスタッフの方々。そのすべてに、今まで以上に心から感謝できるようになったことも、浪人という経験がくれた大切な財産です。


試験で志望理由書や面接があった方は、対策はどのように行いましたか?

二次試験対策では、高橋優子先生に本当にお世話になりました。願書作成会や面接練習など、何度も厳しい指摘をいただきましたが、今振り返るとそのおかげで本番でも自信を持って臨むことができたと思います。 特に面接練習では、話し方だけでなく内容面での深掘り、ロジックの整理、姿勢や目線といった細かい部分までご指導いただき、緊張しがちな自分でも冷静に対応できるようになりました。先生の言葉がなければ、あそこまで自分を高めることはできなかったと感じています。


講師やスタッフとはどのように関わっていましたか?(メンタルケア・勉強の進捗確認など)

一番お世話になったのは、やはり担任の関さんです。関さんは、受験勉強の進め方だけでなく、その週にどのような目標を立てるか、学校ごとの対策、生活リズムやメンタル面まで、多角的にサポートしてくださいました。 また、単に「がんばれ」という言葉ではなく、私の性格や状態を見抜いた上で必要な言葉をかけてくれる存在でした。時には厳しく、時には優しく…自分にとって本当に大きな支えでした。関さんがいなければ、自分が医学部に合格できる未来はなかったと断言できます。


塾のサポート体制(質問対応・面談・weekly、monthlyテスト等)はどのように役立ちましたか?

私は普段、テストの点数をそこまで気にするタイプではなかったのですが、関さんから「全科目トップ5に入れ」と目標を設定されていたので、それを意識して頑張っていました。その目標があったからこそ、毎回のweeklyやmonthlyテストを本気で受けることができ、自分の実力を客観的に把握する良い機会にもなりました。 また、質問対応では先生方や校舎長の川浦さんスタッフの松村さんが親身になって、時間を惜しまず答えてくださったのも大きかったです。どんな些細な疑問でも快く対応していただけたので、安心して学習に集中することができました。


最後に受験勉強全体を振り返って感じたことを教えてください

受験というものは、基本的には「孤独」との戦いです。どれだけ仲間がいても、試験本番で答案を書くのは自分一人。結果が出るまでは不安に苛まれる日も多く、精神的に追い込まれることも少なくありません。 しかし、その中で一度は心が折れそうになりながらも、もう一度立ち上がって前を向いて勉強を続ける──その経験が、何よりも自分の人生の中で大きな糧になったと思います。浪人生活は決して楽なものではありませんでしたが、乗り越えた今は、自信と感謝に満ちています。これからも、あの時に培った「諦めない力」を武器に、前へ進んでいきたいと思います。

※校舎未定の場合は武蔵小杉校へご相談ください。

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