【合格体験記2022】東京女子医科大学 医学部医学科 『至誠と愛』 推薦合格 H.Wさん ~国際バカロレア(IB)の取得を目指し国内中高一貫校に入学するも一転海外留学へ。帰国後、進路に迷う中での女子医との運命の出会い、一会塾で対策、そして文系キャリアからの夢の医学部への切符を手にした波乱万丈合格物語~

H.Wさん

東京女子医科大学 医学部医学科

通信制高校卒

 

 

【合格体験記2022】東京女子医科大学 医学部医学科 『至誠と愛』 推薦合格 H.Wさん ~国際バカロレア(IB)の取得を目指し国内中高一貫校に入学するも一転海外留学へ。帰国後、進路に迷う中での女子医との運命の出会い、一会塾で対策、そして文系キャリアからの夢の医学部への切符を手にした波乱万丈合格物語~

 

― まずは、医師になろうと思ったきっかけを教えていただけますか。

 

中学高校時代、どこの大学に進学しようかということですごく迷っていました。将来なりたいものも興味があるものも沢山あって・・・・その中で文系から理系まで色々な大学のオープンキャンパスに行ったんですけど、医学部の授業内容が面白そうだと感じたんですね。生物も好きだったので、そこから医学を深く勉強したいと思って、それが(医学部が進路の選択肢の一つになった)きっかけでした。

 

 

― それはいつぐらいですか。

 

中学です。オープンキャンパスも中3の時に行って、高1の時にも行きました。その後はコロナでオープンキャンパスは、全然無くなってしましました。

 

 

― なるほど文系に行く可能性もあったんですね。

 

結構ギリギリまで迷っていました。

 

― そんな中で、今回 東京女子医科大学を受けようと思った理由は?

 

母が女子医出身ということもあるんですけど、昔からそんなに医師という職業に興味があったわけではなく、医学部以外も含め色々な大学を調べたり、オープンキャンパスを巡る中で決めました。女子医大は雰囲気がまず良さそうで、先生方の説明もすごく丁寧で。面倒見が良さそうな感じがして、それも自分に合っているなと。みんなで頑張ろうみたいな雰囲気も感じました。

 

― 一体感と親しみやすさという点で雰囲気が良かったのですね。他の医学部も見に行ったりはしたんですか。

 

はい。見に行ったりはしました。

 

―さて、それで医学部受験の勉強というのは、一般入試に向けてやっていたんですよね。その為に準備を始めた、塾に通い始めたのはいつぐらいですか。

 

塾に通い始めたのは高1です。進路はギリギリまで決められないでいたんですけど、準備をしながら迷おうと思っていました。(笑)

 

 

―中3から高1にかけて迷うというのは、理系と文系の選択で困ったりしませんでしたか。学校はコース分けとかは支障なかったですか。

支障はなかったですね。例えば文系に行くにしても、英語とかをメインにした文系に行こうと思っていたので、そんなに関係なかったと思います。

 

 

―卒業した高校は通信制ですよね。最初からそちらの高校だったのですか。

 

最初は国際バカロレアコースのある中高一貫校に所属していました。高校1年生の時に1年間留学して、帰国後に都内の私立高校に入ったんですけど、そこが提携していたのが通信制高校だったんです。ところが、途中で女子医の推薦の出願資格で必須の履修科目の数や生物、化学の単位をその高校では取得できないことを知って、これは転校しなきゃってなりました。それで高2の秋に他の通信制高校に転校しました。

 

 

―そうだったんですね。その中で女子医の推薦を色々調べて、一般公募枠と「至誠と愛」というのがあって、条件を満たしていたから「至誠と愛」にチャレンジされたんですね。一般枠でもチャレンジしようと思えばできましたか。

 

できました。基本的に卒業子女であるという条件以外の出願資格は同じなので。

 女子医大の「至誠と愛」推薦入試には2回試験があります。1回目は至誠会の筆記試験・面接2回目は大学で行われる思考力試験・小論文・面接です。至誠会の面接で不合格でも、一般推薦で出願できるんです。ただ、一般推薦にある集団討論が「至誠と愛」推薦ではないです。

 

―そして、一会塾に来てくださったわけですけれども、授業を受ける前と受けた後では大分変わりましたか。

 

もちろんです。

元々、一会塾の合格体験記で、「至誠と愛」で合格された●●さん(現在は非公開となっています)の記事を何度も読んで対策をしていました。至誠と愛の推薦試験内容は公になっていないので、とてもありがたかったです。ですが、至誠会の面接の1週間前に急に不安になって一会塾に連絡したんです。そしたらすぐに対応してくださいました。

 

―一会塾での1回目の授業について、色々とアンケートにお答えいただきましたが、どんな印象でしたか。

 

初回は先生が、私の今までの人生、どういう経験をして、それに対してどう感じたかとかを1から聞いてくださって、しかも生まれた時から掘り下げて聞いてくれたので、すごく打ち解けた感じがします。リラックスできましたし、この先生だったら、自分と同じような考えを持って対策ができそうだなとも思いました。

 

 

―高橋優子先生は、女子医のことは詳しかったですか。

 

詳しかったです。あと、女子医は“女性であること“女性の立場から考えられるのはよかったかなと思います。考え方とかも男女では違うこともありますし・・・

型にはまった受け答えではなく、優子先生は色々話をしていくうちに、“私らしさ“を引き出してくれました。

 

 

 

H.Wさんが合格直後に書いてくれた受講生アンケート

 

―なるほど。至誠会というのは卒業生で作られた組織で、それでその事務局に面接に行ったわけですよね。

 

今年はコロナ対策で、時間も細かく分けられていました。まず筆記試験があり、その後1人ずつ面接に呼ばれます。

 

 

―テストは何分ぐらいですか。

 

20分です。テストは簡単だったと思います。簡単といっても、勿論準備していないと何も解けない問題で、女子医や吉岡彌生先生のことをどれぐらい知っているかのチェックのような問題でした。それによって女子医に対しての熱意があるかがわかるようになっていました。

 

H.Wさんが熟読した吉岡彌生伝(どこを中心に読めば良いかは受験レポートにかかれています)

 

 

 

―筆記は、第一基準のようなものなのかもしれませんね。

 

はい。だけどそれが点数として明確に出るので、緊張しました。穴埋めが大半なのですが、最後に50字ぐらいで、吉岡弥生先生のことについての記述もありました。

対策として、本を読むのはもちろんですが、漢字は書くとなったら難しいものも結構あるので、練習しておいた方がいいと思います。

 

 

―事前説明会とかで、ある程度そういう情報は開示されているんですか。

 

いえ、至誠会の面談があることさえも、ホームページには書かれていないんですよ。私の場合は母が至誠会に電話をして、それで試験があることを知りました。だけど内容とかそれ以上の情報は何も教えてもらえないです。

 

 

―なるほど。そういう方針なんですね。定員ってありましたか。

 

定員は10人です。

 

 

―一般推薦はどれくらいか覚えていますか。

 

一般は23人です。

 

 

 

―それで、筆記試験が終わったら個別面談。こちらはいかがでしたか。

 

親も同伴するんですが、ピリッとした空気が。(笑)両親で来ている人もいるんですけど、誰も喋らないみたいな・・・・感じです。

 

 

―時間はどれくらいでしたか。

 

まず親同伴で入るんですが、私だけ質問されて10分、その後私が退出して母が5分でした。

 

 

―志望動機などを聞かれたんですか。

 

まずは3分ぐらいで自己PRでした。それで、その前々日ぐらいに高橋先生と考えていたことを全部言いました。本当にもう一語一句漏らさず全部。一会塾に行く前に考えていた自分の長所は2個ぐらいだったんです。だけど面談をした後に高橋先生が7個ぐらい入れましょうと言って。そんなに入れるんですか!?って驚いたんですが、最終的にあるもの全部詰めようということで全部入れました。

 

 

―それを整理して頭の中に入れて話したんですね。

 

はい。結構長くなってしまいましたが、一応時間内に納められたと思います。

 

 

―面接の雰囲気はどうでしたか。

 

結構厳しかったんです。

 

―ちょっと圧迫気味だったんですか。

 

緊張しているのもあってそのように私は感じて。だけどフェイスシールドとマスクをしていたので、それを悟られないように頑張ってました。(笑)

 

 

―内容はどんなことを聞かれましたか。

 

建学の精神を知っているかということ、それについての解釈。あとボランティアは何をしていたかとか、時事的な問題、コロナウイルス感染症についてどう思うかを聞かれました。その後は調査書をもとに、個人的な質問もいくつか聞かれました。

 

 

―高校を何度か変わったことについてやっぱり聞かれたんですか。

 

聞かれました。説明はしたのですが、緊張もあったし上手く伝えられなくて・・・でもまぁいっかって思って割り切りました。(笑)

 

 

―なるほど。本気で話すと長いですもんね(笑)時間的には、午前中にあって2時間ぐらいで終わるぐらいのスケジュールですか。

 

そうですね。私は面接が2番目だったので。

 

 

―それが925日。次に本番が1120日にあったと。だいぶ離れてますね。至誠会の面接を通過した人だけが本番に臨めるんですかね。

 

はい。面接合格の通知が来て、そこから志望理由書と自己評価書を提出して本番に行きます。それでその1120日は、至誠と愛も一般も指定校もみんな一緒なのですが、部屋は分かれてました。それまでに準備をしたのは思考力テストの対策で、それは10月ぐらいから始めました。

 

 

―適性検査みたいなものですね。就職試験のSPIみたいな。

 

SPIよりもはるかに難しかったです。あれで大丈夫だったのかなって思いました。でもみんな難しかったと言ってたので、差がつかない問題も沢山あったと思います。噂では簡単って聞いてたんですよ。簡単で問題数が多いと。だけど今年からなのか、時間も足りないし内容もすごく難しかったです。時間は80分だったんですけど足りなくて。

 

 

―時間としては長いですね。内容的には科目というより多種雑多なことが出題されていたんですか。

 

基本的には、数学とか生物。どちらも(特に生物)は予備知識がそんなにいらない問題ですが、持っておくに越したことは無いと思います。知らなくても頑張れば解けるみたいな感じでした。対策していたことはあまり役に立たなかったです。計算力とかは使いました。(笑)とにかく時間が足りないので、わかるものから先にどんどんやっていく方がいいです。

 

 

―まぁそういう目的の試験でしょうから。対策は通用しないような試験を用意するという趣旨があると思いますね。解答用紙はどんな形式ですか。

 

マークシートです。

 

 

―じゃあ、わかるものからやる際にはズレないように注意しないとだめですね。() それで80分。

 

はい。それが終わった後に10分休憩があって、次が小論文。小論文も対策として新聞はいつも読むようにしていて、その中で母がピックアップしてきた記事が的中しちゃったんです!女性の理系研究者が少ないという内容の記事で。だけど母がこれどう?って言ってくれていたのに、私は「ふーん。」みたいな感じで1回ぐらいしか読んでいなくて。(笑)でも少し役に立ちました。

 

 

内容が的中した新聞記事

 

 

―至誠と愛の試験問題と一般公募の問題は違うんですか。

 

はい、違います。至誠と愛は、建学の精神とか理念を理解した上での解答が求められています。女子医の建学の精神を受け継ぎますというのを見せないといけない。だけど一般公募は、自分の意見が求められている感じだと思います。

 

 

―人材として、目的別に取っているということですかね。

 

そうです。それはホームページにも、そういう趣旨でやりますということが書かれていました。至誠と愛では今年はグラフの問題が出て、グラフを見て思ったことを述べよみたいな。なので私は、それを建学の精神に結び付けて書きました。

 

 

―何についてのグラフだったんですか。

 

それがさっき言っていた、女性研究者の割合についてのグラフです。

 

―書いた手ごたえはどうでしたか。

 

50分で800字だったんですけど、ぎりぎり3分前ぐらいに終わりました。それで、奇跡的に最後の1マスに「。」できれいに終わりました。

その後に休憩があって、面接という感じです。面接は1~5番の人と611番の2チームに分かれていて、別の部屋で行われました。それぞれ1番と6番の人から呼ばれて、私は最後だったので、その間は持ち込んだノートをひたすら見返していました。

 

 

 実際に対策したことをまとめたノート

 

―1回目の面接とは全然違いましたか。

 

そうですね、全然違いました。面接官も違います。人数はどちらも3人だったんですけど。雰囲気は優しくなったと感じました。まず聞かれたのは、女子医志望理由でした。医師志望理由は聞かれなかったです。予想していなかったのはMMIみたいな質問で、それは高橋先生の授業でやっていたので答えられたんですけど、びっくりしちゃって・・・・

 

「大学病院で待ち時間が長くて怒鳴っている患者さんがいます。あなた(研修医・学生)を医師と思ったのでしょう。あなたにクレームを投げかけてきました。その時あなたはどうしますか。」

 

という質問でした。『エッ?』・・って動揺したのですが、『ここで言わなきゃ』と思って、

 

「まずは謝る、そしてもう少しお待ちくださいと言います」

 

と答えたら、

「そのもう少しが1時間以上だったらどうしますか」

 

とさらに面接官から返ってきて、一瞬・・・困ったんですが、

 

「診察を受けていただくためには待っていただくことが必要ですので、理解していただけるようにご説明をします」

 

と答えたら、

 

「まぁそうですね」

 

と。もうすごく緊張しました。今思い出すだけでも緊張します。後から思ったのですが、もしそこで先にご案内するみたいなことを言ったら、駄目だったかもしれないなと。

 

 

―そうですね。できることを精いっぱい誠意をもってやるっていうことを示したんですね。

 

 

 

そして、また留学や高校のこと、あとは女子医関連だと、建学の精神に関わる質問も聞かれました。

 

それから、

「女子医に入って頑張りたいこと、卒業後はどんな医師になりたいか」

 

ということも聞かれました。終始和やかな雰囲気でした。

 

 

―その和やかな雰囲気の中で唐突にMMIがあったんですね。心づもりはしてたんですか。

 

まったく()。質問は調査書や志望理由書の内容から聞かれるものだと思っていました。それは確かに見てくれていたとは思うんですけど、それ以外に用意されていた問題とかあるとは・・・

 

―高橋先生と準備していたっていうことは、想定はしていたんですか。

 

多分先生は、私に色々な医療問題に触れさせるためにそれをしてくださっていたんだと思います。先生は、「他の医学部ではこんなことも聞かれたらしいよ、あなたならどう答える?」という風に授業内でもMMIのような質疑応答を何度かしてくださっていました。

 

 

―なるほど。でもそれである程度やっていたから、対処できたってことですね。良かったです。さて、それで1120日に受けて、合格したと。その時の気持ちはいかがでしたか。

 

自信はありました。(笑)

 

 

―あはは、そうですか。(笑)ホッとはしましたか。

 

はい。やっぱり安心しました。高橋先生が最初から「あなたなら大丈夫ですよ」って何度も言ってくださっていたので、自信は持って臨みました。ただ、思考力テストは予想より難しかったので。

 

 

―一会塾に来て、良かったことはありますか。

 

高橋先生のご指導やお人柄、全てです。本当に出会えて良かったって思います。

授業では、女子医に入るための対策だけでなく、自分のなりたい医師像も明確にすることができました

 

 

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―自分を認めてくれて、引き出してくれる、それを結果につなげるっていうところですかね。高橋先生も本当に喜んでいらっしゃいましたよ。
―じゃあちょっと昔にさかのぼって伺いたいんですが、ご出身は九州ですよね。何歳ぐらいまでいたんですか。

 

小学校卒業までです。

 

 

―そして中学からは東京に。これはどうして。

 

IB(国際バカロレア)クラスというのを母が偶然見つけて、興味を持ちました。私も見学に行って、英語で授業が行われることに、すごい!って感動して。カリキュラムとか、方針とかも最先端でした。あと建物も本当に綺麗だったんです。それで、ここに通ったら楽しいだろうなって思って選びました。

 

 

―特に塾の受験対策とかはいらなかったんですか。

 

始めは学習塾にも通っていましたが、最後の方は母が全部やってくれました。(笑)説明会とかで、こういうのが出ますよっていうのを聞いて、計算ノートや予想問題を作ってくれて。これやっといたらいいんじゃないって言って。

 

 

―そんなんでいいと思います。(笑)それで、中1から国際バカロレア

 

はい。でも最初は英語が全然わからなくて、しかも家からとても遠くて大変でしたけど、楽しく通いました。英語力もそこでかなり鍛えられました。

 

 

国際バカロレアは何人ぐらい在籍されているんですか。

 

私の時から増えて35人ぐらいです。その次の学年はもっと増えて2クラスに。

 

―普通コースとどう違うんですか。

 

何から何まで違います。もちろん授業は全部英語での授業なので、まず教科書は文部科学省の検定を受けたものとかではないです。数学は関数電卓を使ってもOK、プレゼンテーション、ディスカッションの機会も多いですし、英語での筆記試験、レポートなど、とにかく全然違います。

 

 

―なるほど。日本の国際バカロレアコースでも、海外基準を満たすために基本英語ということなんですね。SDGsとかもありましたか。

 

SDGsももちろん。クラブ活動で模擬国連とかに出たりしていました。

 

―ということは普通コースの人たちとはあまり交わらない。

 

はい。校舎も違います。

 

―バカロレアコースの人たちはどんな境遇の人が多いんですか。

 

小学校もあるので、そこから選抜で上がってきた人とか、あとは海外から来ている人も。

 

―中学入試の難易度でいくと、国際バカロレアは特別なんでしょうか。

 

一般コースよりはちょっと特殊かなと思います。科目は国語、算数、理科、社会なんですけど、社会は大問1つしかなくて、論述です。私の時は、歴史上の重要人物を2人挙げてその2人がどのように重要な役割を果たしたかという問題でした。

 

―えーっ、大学入試みたいですね。

 

はい。(笑)

 

国際バカロレアに入る人たちの目的は、海外の大学に行くためですか。

 

そうですね。あとは日本の大学で国際バカロレア入試がある大学に行く人もいます。

 

―Wさんは、国際バカロレアに行った時は、医学部とかは何も考えていなかったんですか。

 

全く考えてなかったです。医学部もそんなに興味がありませんでした。

 

―そこからカナダに留学をされるわけですが、留学しようと思ったきっかけは。

 

もともと海外で学ぶことに興味はありました。中学卒業はちょうどいいタイミングだったので。

 

―カナダでの経験はご自身にとってどういうものですか。

 

自分を見つめなおす良い機会だったと思います。中学は毎日忙しくて進路について深く考えることはありませんでした。自分が将来どうありたいのか、どうなっていたいのか、一歩引いて広い視点から考えられたと思います。留学に行ったことで今があると思っています。

英語力も上達しました。国際バカロレアで鍛えられていたので、聞くことも書くことも自信を持って行ったのですが、話すことはあまりしてこなかったので、友達とずっと英語で話すのは新鮮でした。カナダは移民の国と言われていて、私の高校の生徒も国籍も多種多様だったので、文化的背景もちがって話していると驚きもあり、面白かったです。

 

ー国際バカロレアはカリキュラムがぎちぎちに決まっていますよね。エッセイとかも何千字とかを何本も書くようですね。

 

いつも締め切りが23:59なんですけど、それまでに終わらせなきゃって必死で、中学生の頃はほぼ毎日床で寝ていました・・・

 

 

―受験生みたいな生活ですね。だけど、途中で留学したので、バカロレアは取得しなかったんですね。

 

取得すればよかったなって後悔したこともありました。

 

 

―バカロレアってどうやったら最終的に取得できるんですか。

 

高校の2年間です。中1〜高14年間でMYPというのを取得して、その後2年間でDPっていうのを修了した後に大きなテストがあって、その結果に合わせて大学を決めるんです。なのでMYPだけ持っていても仕方ないんです。

 

 

―壮大なコースなんですね。だけどまぁ色々な経験をされてきましたね。素敵です。

 

すごく遠回りもしましたが。(笑)

 

―色々頑張って来られて今があると思うので、素晴らしいですよ。その経験を糧にこれからも頑張って、素敵な医師になってくださいね。今日はありがとうございました。

 

 

 最後にガッツポーズをとっていただきました。

 

 

 

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