合格体験記(既卒) 獣医編 日本獣医生命科学 北澤さん

北澤新太さん 日本獣医生命科学大学 獣医学部獣医学科(都立小山台高校)

 

 

【北澤さん その他の合格大学】

★私立獣医学科 全勝いたしました!おめでとうございます。

麻布大学 獣医学部 獣医学科

日本大学 生物資源学部 獣医学科

北里大学 獣医学部 獣医学科

酪農学園大学 獣医学群 獣医学類

岡山理科大学 獣医学部 獣医学科

 

苦手だった暗記も、好きな動物のためなら頑張れる。

好き、を仕事にする。1年間の浪人生活を乗り越え手にした、夢への第一歩。

 

インタビュアー:川浦

勉強が嫌い、朝は苦手、暗記もできればしたくないと、スタートはどうなることかと思いましたが、始まってみればやると決めたことは絶対にゆずらない意志の固さでカバー。朝、ギリギリに登校、または数分の遅刻が続いた時期があり、その時ばかりはカミナリを落とし随分と落ち込んでもらいました。

数学のケアレスミスを防ぐためにミスノートを作ったり、集中力を持続させるために適度なストレス解消法を実施したりと創意と工夫、そしてそれを実行する行動力で見事獣医全勝。岡山理科の推薦がまさかの不合格の時はヒヤッとしましたが、そのことがさらに北澤君を奮い立たせたようです。何事にもプラス思考で改善していくガッツが彼の合格の源です。

 

 

(川浦) では、よろしくお願いします。今回のインタビューですが、北澤君が無事、日本獣医生命科学大学に合格しました。どちらかというと合格するまでのプロセスを聞きたいのですが、まずは小学校の頃までちょっと遡りまして、小学校・中学校・高校、そして大学、その一連のストーリーを、ところどころ聞いていこうかなと思っています。

 

(北澤) よろしくお願いします。

 

(川浦) 早速ですが、小学校のころを客観的に思い返してもらって、自分がどんな小学生だったか、子供だったか、ちょっと教えてください。

 

(北澤) 小学生のころは、まず小学生1年生のころからバスケットボールを始めました。もともとスポーツが大好きで、運動に興味があって、何をやろうかというところで、たまたまバスケットボールに出会い、それで小1からバスケットボール部に入って、小6のころにはキャプテンをやるくらい本格的に頑張っていました。それとは別に、習い事もいろいろしていました。

 

(川浦) それを聞きたいですね。

 

(北澤) 公文に通っていました。

 

(川浦) それは小学校の何年生から何年生。

 

(北澤) 保育園のころから、もしかしたら保育園の年長から通っていたと思います。公文に通ったりピアノを習ったり、水泳を習ったり。

 

(川浦) じゃあ、1個ずついこうか。公文って保育園から小6まで丸々? いつまで。

 

(北澤) 間違えたかな。小学校の低学年から小学校6年で、中学校に入るときにつらくなって辞めちゃって。

 

(川浦) 小6か。

 

(北澤) 小6まで行っていました。

 

(川浦) ピアノは。

 

(北澤) ピアノは小学校低学年から、5年生まで。

 

(川浦) 小学5年生までやっていたと。水泳は。

 

(北澤) 水泳は低学年から、それは4年生まで。

 

(川浦) じゃあ、結構小学校までの間に、いろいろ通わせてもらっていたんだね。結構大変だったね。そうでもない。

 

(北澤) 1週間で考えると何かしらやることがありましたね。公文の宿題とかも。

 

(川浦) じゃあ、そんな北澤君なんですけど、中学校は地元の中学校ですか。

 

(北澤) はい。

 

(川浦) 何中学校でしょうか。

 

(北澤) 文京区本郷台中学校。

 

(川浦) 中学のときの様子を聞きたいのですが。

 

(北澤) 中学は、地元のいくつかある中学校の中からバスケットボールで選びました。電車通学をしていました。区立なんですけど。

 

(川浦) そこに行ってからは。

 

(北澤) 部活は1年からかなり厳しかったです。中3の夏までずっとバスケをやっていたんですが、同じ中学に通っていた小学校からの同級生と2人で塾に通っていました。、その塾がすごくいいところで、厳しかったんですけどしっかり勉強を教えてくれました。そのおかげで忙しくバスケットボールをしながら、成績もしっかりいい点数も取れたので、勉強には苦労することなく中学3年間を過ごせました。

 

 

(川浦) それはどこにある塾なんですか。

 

(北澤) 今はもうなくなったんですけど、自宅の最寄り駅の新大塚にあるしゅうれい義塾です。

 

(川浦) 地元の塾に通っていたと。そこでは、どんな勉強をしていたんですか。

 

(北澤) そこでは毎週の授業としては、1年通して2つのテキストを細かくしっかり勉強して、予習・復習もしっかりと塾に管理されて。予習・復習が取りこぼしのないように勉強ができているのかという。テスト期間になると、テスト勉強をしっかりとやらされました。

 

(川浦) そこで高校受験対策をして、小山台高校に入学されます。この頃はどうでしたか、高校12年のときは。

 

(北澤) 高校12年のときは、中学3年生のときに勉強はしていたんですけど、推薦入試で受かったので、学力で言うと余裕なのかなと思っていたら、実はそう簡単にはいかず、しょっぱなの中間テストで、ほとんど下の方に成績が落ち込んで、そこからずっとバスケも忙しかったので、正直遅れていましたね。

 

(川浦) 高校2年生までは、結局部活が結構中心になっちゃっていた。

 

(北澤) そうですね。

 

(川浦) 受験を意識したのは、高校3年のいつごろですか。

 

(北澤) 受験を意識したのは高34月。そのときちょうど高校が同じだった地元の友達が、通っている塾を紹介してくれて、その友達と一緒に4月から通い始めました。その塾が個人塾だったんですけど、わりと面倒見がよくて。しっかりやらなきゃなって思うようになったのは、ちょうどその頃です。

 

(川浦) そしてそこに1年通われたわけですね。高3のときは、どこを受けたのかな。

 

(北澤) 高3のときは。

 

(川浦) 現役のときは。

 

(北澤) 北里大学、日大、もう1次は3校。

 

(川浦) 3校受けた。どうでしたか、結果は。

 

(北澤) 全敗でした。

 

(川浦) やった感じとしては、どうだった。いろいろあるじゃない。もしかしたら、合格しているかもしれないとか。

 

(北澤) 12月ごろからは、浪人を覚悟してました。

 

(川浦) でも3校は、ちゃんとやろうということだったのかな。いろいろありまして、一会塾に来てくれたんですけど、一会塾に入ったきっかけについて教えてください。

 

(北澤) 浪人生になるに当たって、浪人するならまじめに勉強しようと決め、医学部志望の予備校に行けば、合格がより近づくんじゃないかという母親の提案もあり、学費も少し高くなるとは思うんですけど、通わせてもらうことになりました。医学部専門予備校を探すに当たって、いろいろなところに行って、雰囲気とか、校長先生の話とか聞いて回っていたんです。その中で、先生やスタッフの人たちがとても明るく、雰囲気がものすごくいいなという印象を受けて、一会塾にしました。

 

(川浦) ありがとうございます。それでちょっと振り返って、1年塾で頑張ってもらって、一会塾のよかったところについて3つ挙げましょう。

 

(北澤) まず教室の雰囲気が、すごく明るいところですね。 やっぱり浪人生というのは、毎日毎日同じ場所に通ってそこで勉強をして、同じ時間に家に帰ってという、その繰り返しなので、そこにはストレスができるだけない方がいいと思うんです。一会塾は、ストレスをも軽減させるんじゃないかというぐらい明るい。

 

 

(川浦) それが、まず1つ目のよかったところ。

 

(北澤) はい。

 

(川浦) 2つ目は。

 

(北澤) どうしてもコミュニケーションを取らざるを得ない環境だったということ、いい意味で、すごい環境だったということですね。

 

(川浦) 3つ目。

 

(北澤) テストを意識した勉強ができたと思います。毎週の単語テストだったり、各科目のまとめテストだったり、テストがすごい身近にあって、緊張感が常に続いていたのは覚えています。

 

 

(川浦) じゃあ、ちょっとここからは受験勉強についての話を少しさせてもらいたいのですが、得意な科目と苦手な科目ってあったと思うんですね。それぞれの勉強方法について聞きたいなと思うんですが、まず得意な教科って。相対的でいいです。

 

(北澤) 数学です。

 

(川浦) どんな風に勉強されていましたか。

 

(北澤) 浪人のときの、勉強すべてにおいてそうなんですけど、塾から与えられたテキストだったり問題を、完璧にこなしていく。かなりの量をこなしました。

 

 

 

(川浦) そうですね、かなり量がありますよね。それ以外には。

 

(北澤) それ以外、数学に関してはまったくやっていません。ほかの科目に関しても、まったくやっていません。

 

(川浦) 苦手な科目は、どう克服していましたか。克服というか、工夫していたか。苦手は何ですか。

 

(北澤) 苦手な科目は化学でした。どうしても苦手意識が抜けなくて、勉強をするときにどうしても嫌だなと思ってしまう科目でした。けれど化学の先生から言われた勉強方法を100%信じて。

 

(川浦) どんなアドバイスを。

 

(北澤) 化学の分野はどうしても暗記しないといけないところもあり、それを応用して解かなきゃいけない問題もあって。暗記するところは細かくプリントの隅々まで覚えさせられました。覚えるようにと言われたところは妥協してはいけないと。

 

(川浦) 手を抜かずにやったということね。ちょっとここからは獣医学部について話を聞きたいのですが、現在の獣医学部を志望した理由というのを教えてほしいんです。

 

(北澤) 獣医学部を志望した理由は、単純に動物が好きということと、もう1つは手に職をつけたいというのがありまして。それにつながるような勉強を大学でしたいなと。その2つの理由から獣医がいいんじゃないかなって。

 

(川浦) いつごろから獣医学部を志望というか、考えていたの。

 

(北澤) 志望しだしたのは、高2の夏ですね。

 

(川浦) 高2の夏。何かきっかけがあったの。

 

(北澤) 高2の夏というのは、だいたい学校側から志望校を決めろと言われる時期で、そのときに自分が何になりたいかって考えたときに、ふと思いついて。

 

(川浦) そうだよね。こういうことが好きでって考えるようになって。

 

(北澤) 勉強する間に、どんどんその気持ちが強くなっていきました。

 

        

 

(川浦) じゃあ、今、大学に入りましたよね。どうですか、大学に入って。

 

(北澤) 学校の雰囲気は明るくて楽しくて、やっぱり自分が好きなものになりたいと思って入った大学なので、趣味嗜好が似通った友達もたくさんいて、すごく楽しい環境です。

 

(川浦) 大学の雰囲気っていうと、どういう人が周りにいるんですか。動物マニアみたいな感じの人もいるの。

 

(北澤) 動物マニアとまではいかないんですけど、動物が好きで何かしら動物にかかわることをしたいという人が多くて、獣医学部といっても臨床獣医師になる人も多く、資格を取ったところから、さらにいろいろな職種に広がっていくので、みんないろいろな目標を持って勉強をしています。

 

(川浦) サークルは、バスケでしたっけ。

 

(北澤) バスケットボールとバレーボール。

 

(川浦) サークル活動は、どうですか。

 

(北澤) サークル活動は、ものすごく楽しいです。

 

(川浦) 学校の大学の授業について、授業はどんな感じですか。大学1年生は。

 

(北澤) 大学1年生は、基礎的な勉強もあります。大学受験の範囲と少しかぶったりもしているんですけど、それとは別にやっぱり1年生のころから獣医学部に向けた勉強もあって、解剖学、生理学とか、少しずつ獣医になっていくんだなと思うような授業があります。自分は生物が苦手で、特に暗記に対して苦手意識が強かったんですが、今はやっぱり自分の好きな動物に関わることなので、すんなりと頭に入ってきて、暗記もしやすい気がします。

 

(川浦) やっぱり獣医を目指す人にとって日獣は人気の大学だと思います。志望されている塾生たちも沢山いると思いますが、そういう人たちに向けて、あと日獣だけじゃなく、他の大学の獣医学部を目指している、そんな人たちに向けて、うちの大学のこういうところがいいみたいな。まだ入学して1年弱ではありますが、自分が広報宣伝部長だと思って紹介してください。

 

(北澤) 大学のよいところは、まずキャンパスの狭さです。広い方がいいんじゃないかなと思われると思うんですけど、キャンパスが狭いというのは、一つ一つの部分が近いということです。先生への質問なども気軽にできる環境で、あとは動物を扱う授業が多く、自分たちが扱う動物を自分たちで世話をするなど、動物がいつも身近にある環境が狭いキャンパスならではの良さではないかと。

 

直前獣医対策を担当した山口先生(左:英語)、一瀬先生(:数学)

 

(川浦) キャンパスはどこでしたっけ。

 

(北澤) キャンパスは中央線の武蔵境という駅にあって、三鷹、吉祥寺の近くです。

 

(川浦) じゃあ、都心からすぐですね。

 

(北澤) はい。都内で考えている人は、都内にある獣医学の学校は、日獣だけですね。

 

(川浦) もう、お薦めですね。分かりました。じゃあ、最後に一言、これから獣医学を目指す受験生に向けて、何かエールを一言いただければと思います。

 

(北澤) 受験勉強をするに当たって、自分がこうなりたいという目標があると思うんですけれども、その思いを強く持って、1月・2月に向けて最後まで一生懸命勉強してください。頑張ってください。

 

(川浦) ありがとうございました。では、インタビューはこれで終わりです。ありがとうございます。

北澤さんが、医歯薬進学2月号(2020年1月12日発売)で記事になりました。ご希望の方には記事を郵送させていただきます。

(医歯薬進学で取材を受けた14人の先輩たち)

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