【合格体験記2022】日本歯科大学 生命歯学部 現役合格 和田貫太さん 東京学芸大附属国際中等~高3生の4月入塾、上海のインターから日本の高校へ、推薦と一般入試を経験された怒涛の1年間をインタビューしました~

和田貫太さん 

日本歯科大学 生命歯学部 現役合格

東京学芸大学付属国際中等教育学校

 

 

ー初めまして、和田君は上海のインターから日本の高校を受験されてから医療系学部の受験されました。日本の大学を目指す多くの帰国生などにも、参考になるご経験をされていると思います。そのあたり今日はお話を聞かせていただければと思っております。よろしくお願いいたします。

 

はい、よろしくお願いします。

 

―まず、通っていた高校と合格した大学を教えてください。

 

東京学芸大学付属国際中等教育学校を卒業して 日本歯科大学 生命歯学部 に合格しました。

 

―今までの塾歴を教えてください。

 

1の12月から港区にある大手の映像中心の塾に通っていましたが、高3夏のはじめごろ一会塾に入塾しました。

 

 

―そちらの塾に通っていらしたころはどんな勉強を?

 

化学・生物・数学を選択し、自習で数学の青チャートをやっていました。

提案された講座をやる感じですね。

 

―そうなのですね。どうして一会塾に変えられたんですか?

 

先生が少ないのでなかなか質問ができなかった感じです。

あとは、医療系志望というのが大きいですね。

広く浅くではなく入試に必要な情報を専門の塾で得たいと思っていました。

映像中心の塾では、受講する時間帯が自由なのは、良かったのですが、その分 強制力に欠けるといいますか・・・

生の授業の場合は振り替えができない代わりに、半場強制的に数学・理科の時間に触れる時間を増やせるのもあります。

また、映像ではない授業にも惹かれました。なぜなら、映像では深堀できないですしその場で質問も難しいからです。

 

恵比寿校 受付ラウンジ

 

 

―なるほど。どのように一会塾を見つけたくれたのでしょうか?

 

母が調べてくれました。

母が調べてくれた塾は三つほどあって説明を聞きに行きました。

渋谷の大手医学部専門予備校メルリックスや、メディカルラボ、野田クルゼさんは資料を取り寄せ説明を聞きに行きました。

 

―そのなかで一会塾にした決め手はなんだったのでしょうか?

 

正直に言ってしまうと家から近かったのが大きな決定打でした(笑)

あとは、アットフォームに感じたのも理由です。

 

 

 

―では実際に映像授業に比べて対面授業を受けてどう感じましたか?

 

やる気は出る点も大きかったですが、映像と比べると受けたあとドッと疲れるなあ、とは感じました()

でも質問はしやすかったです。

 

―一会塾で選択していた科目を教えてください。

 

化学は千葉先生、

生物は高橋靖先生、

数学は佐藤悠太先生と寺井先生、

メディカル英語を鍋谷先生に教わっていました。

 

化学科 千葉講師 ※↑写真をクリック

 

生物科 高橋靖講師 ※↑写真をクリック

 

 

数学科 寺井講師 ※↑写真をクリック

 

 

 

―授業内容にはついていけましたか?

 

自分的にはついていけていると思っていました。

でも医学部は届かなかったから足りなかったのかも…しれないですが。

 

―印象に残っている授業はありますか?

 

英語の鍋谷先生ですかね。面白い。すごく話が面白かったです。

英語だけではなくて、人として成長させられました。血液型がB型同士で波長が合ったといいますか・・・

関西出身の方で話に落ちをつけなさいとか…(笑)、とにかく授業がとっても楽しかったです。

自分は留学で英語をやってきていたので入試英語に役立ったというよりは人生に役立ったという感じでしょうか。

 

英語科 鍋谷講師 ※↑写真をクリック

 

―よく相談していた受付の人はいましたか?


川浦先生と高橋優子先生です。

川浦先生には数学でお世話になりました。

優しいあったかい先生です。

計画立てたり質問したり多方面でサポートしてくださいました。

 

校舎長 数学科 川浦講師 ※↑写真をクリック

 

 

高橋優子先生には面接対策をしていただきました。

自分は帰国子女で特殊なのにもかかわらずそんな自分を客観的に見て分析し

自分の長所を引き出し、その長所の活かし方、見せ方を教えてくださいました。

大学入学後にも活かせる学びをさせていただいたと思っています。

 

面接・志望理由 高橋優子講師  ※↑写真をクリック

 

―日本歯科大学 生命歯学部の実際の受験の様子について教えてください。何人くらい受けていましたか?

 

入試データ 

日本歯科大学 生命歯学部 一般選抜 

定員:53名

試験科目:英語、数学ⅠA・ⅡB or 現代文、理科1科目、面接

 

 

300人くらい受けて一次は100人とちょっと受かっていました。

最終合格は57人です。

 

―面接対策はいつごろから準備していましたか?

 

夏に推薦入試対策もかねて事前準備をしていました。

 

 ―この1年は、かなり忙しかったのですね。日本歯科大の面接ではなにをどんな風に聞かれましたか?

 

そうですね。主には

 

・どうして日本歯科大学なのか

・医学部・歯学部全部受かった場合どうするのか

・歯学部のみ受かったらどこに行くか

・身内に医療関係者はいるか

 

この4つですね。

 

―面接を受けてどんな感触でしたか?

 

初めて歯学部の受験だったので全然うまく行った感じはしなかったです。

自分が思っていた内容とは違っていました。

 

―(医学部を同時に受けていらしたので)難しい質問ばかりですね。和田君は実際は、どう答えたのですか?

 

医学部が受かったらという質問では、「医学部へ行きます」とは言いました。

でもそうしたら次の質問で「歯学部のみ受かったらどうしますか」と聞かれたので

「日本歯科大学の国際的な環境と留学プログラムについて惹かれています。」と話しました。

実際、歯学部でグローバルな環境は他にない魅力だと思っていました。

そうしたら合格したので本当に良かったです。

 

―医学部に比べて歯学部の受験はいかがでした?

 

医学部に比べてしまえば、学科が難問が少なくて解きやすかったですね。

実際に歯学部の受験をしているときの方が手ごたえはありました。

 

―和田くんは現役生なので、もう1年浪人して医学部を目指す選択肢も考えられる中で歯学部を選ばれた理由はどういったことでしたか?

 

自分の場合は、もう一年やるってことに対してモチベーションを保てないかもと思ったことが大きかったです。もちろん自分次第だと思いますが、成績がどう上がるか確信が持てませんでした。そういう意味では、自信がなかったのだと思います。でも悔いはありません。

 

―では、大学に入るまでの和田君のここまでの経緯についてお聞きしますね。

 

 

 

生まれは日本でしたよね?

はい。日本で生まれて小5まで東京で区立の小学校に通っていました。その後、父の転勤で上海へ引っ越してインターナショナルスクールに一年半通っていました。

 

ーそこには日本人はどれくらいいたのですか?

いや、日本人の人はいなかったです。せっかく行くなら日本人学校には行きたくないと思っていました。実際、様々な国籍の人がいてとても勉強になりました。

 

―スーパー小学生ですね() 主要言語は英語ですか?

 

そうですか?笑。はい、だいたい、みんなは英語を話していましたね。

 

―英語オンリー環境の中、慣れていったのですね。

 

そうですね。はじめは英語も全く話せなかったですけど、その一年半で次第に慣れていったという感じです。

 

―言語を習得するのは大変でしたか?

 

いえ、そんな感触はなかったです。サッカーをやっていたのでサッカーを通して仲間を作っていました。

英語は話せなくてもコミュニケーションができたので楽しかったです。そして中学からは、現地校国際部に通っていました。地元の学生も様々な国の学生もいました。

 

―どうして現地校国際部に通ったのですか?

 

中国語に力を入れたかったからですね。言語が好きなので、英語だけではなく中国語も話せるようになりたいと思っていました。

 

―すばらしいガッツですね、中学で生活していて言葉の面で支障などはありましたか?

 

生活には支障がありませんでした。

 

 恵比寿校 自習室

 

 

―すごい、中国語はどれくらい話せるようになったのですか?

 

HSKという中国語検定があって6級が一番難しく、4級までは合否が出るようになっていて、4級の合格を持っています。5、6級は得点のみで、5級は6割ちょい、6級は5割ちょいの結果でした。

 

―中国で携帯を契約できるくらいにはできるようになりましたか?

 

それは、できます!でも難しい契約には親がいないとだめでした。

 

―英語は検定を持っているのですか?

 

英検を準一級合格しています。ただ英検は日本に帰ってこないと受けられないので

日本の英検に受かるために日本に帰ってきていました。何度も・・・

 

―わざわざ英検のために帰ってきたのですか?

 

 

 

そうです。日本の高校に編入するために準一級はないと入れないと言われていまして・・・

何度も挑戦してやっと合格しました。

 

―上海での生活は日本での生活に比べてどんな感想をお持ちですか?

 

とても生活しやすかったです。

人は優しいですし、なにより活気がありました。明るく、人の熱量に違いがありました。

日本は朝、電車でうつむいて静かにしている人が多いですが、上海では、全体的に活気があって、若い人がうるさくて(時にはうるさすぎて)怒られる感じです。

また、いま日本でいうPayPayなどの電子決済アプリはもうとっくに中国にありました。

日本の未来の世界を一足先に見られて貴重な体験になりました。日本に戻ってきたときは中国で経験済みのIT技術が次々と実現されていく感じでしたね。

 

―中国のソーシャルネット―ワーク(SNS)やサービスについては不便に感じることはありましたか?

 

中国の人はWechatを基本利用します。

そんなに不便だとは感じませんでした。

 

 

―日本人からすれば、YouTubeGoogleのない世界が想像できないですが・・・

 

その辺は、ないならないで特に困ることや疑問に思うことはなかったですね。むしろ、知りたいことは調べ方から自分で調べられる自立心みたいなものが育ちしました。

 

―高校へはどのような受験科目で入ったのですか?

 

学芸大の試験科目は英語エッセイと日本語エッセイでした。

 

―いわゆる学科の科目は無いのですね。

 

 そうですね。筆記はなかったです。

 

―クラスは何クラスあったのですか?

全学年4クラスずつですね。

(自分のような)あとから入る少しの編入生は、その4クラスのいずれかに振り分けられることになります。自分の年は編入生(の枠)が多くて助かりました!

 

―ところで和田君の高校では、どんな受験生が多かったのですか?

 

みんなほぼ公募推薦狙いですね、自分も文系なら早慶上智のAO推薦を狙っていったと思います。

 

―推薦が強い学校なのですか?

 

そんなことないです。みな、それぞれが個人の力で推薦を勝ち取っていました。

 

―なるほど和田くんの高校は、みんな活発で目標を立てて自分で勝ち取る高校生が多いのですね。今日は、海外での経験から高校受験とそして大学受験のお話まで、いろいろ聞かせていただき、大変勉強になりました。ありがとうございました。

 

こちらこそ、ありがとうございました。

 

 

 

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