東京工業大学 生命理工学院
総合型選抜〈一般枠〉現役合格
M.Y さん(横浜共立高校)
数ある予備校の中から、一会塾を選ばれたのはなぜですか?決め手はどこでしたか。
私は中学受験の時に通っていた塾が少人数の集団指導塾でその雰囲気がとても気に入っていたので、大学受験の塾も集団指導塾がいいと思っていました。そんな時に中学受験後も通い続けていた塾の先生から一会塾をお勧めされたことが入塾のきっかけでした。
また、一会塾のカリキュラムは春季からなので、中3の最後に入塾した私は高一になる前の春休
みから集団授業に参加し始めました。最初の一年は数学と英語のみを受講していました。
高校生活について教えてください
中高一貫の女子校に通っていました。授業の進みは速くて、高3の授業はほとんど演習でした。文理の割合は 6:4 くらいで、理系の子も多かったです。
部活動は全く盛んではなかったのですが、小テストがほぼ毎日あって、多かったので塾に入
り始めた高一の時は塾との両立がたいへんでした。
大学・学部志望動機について教えてください。
元々、東工大を受けようとは全く思っていませんでした(笑)
別の学校の総合型選抜を受けようと思っていたのですが、私の選択科目(化学、生物)では受
けられなくて一般で頑張ろうと思っていました。そんな時に学校の先生から東工大の総合型選抜を勧めていただいて、受験することにしました。
高3で受験勉強をしていく中でそれまで好きだった化学に加えて生物も好きになっていた
ことが受験を決めた大きな理由でした。本格的に受験を決めたのは高3の夏休み前だった
と思います。
一会塾で受講された授業について教えてください。
いままで受けた授業については以下の通りでした。
英文法
英文読解
数ⅠAⅡB
数Ⅲ
生物
化学
生物個別 7 回
数学個別 4 回
志望理由書添削 3 回
各科目の学習計画、受験勉強の進捗について教えてください。
〇数学
苦手科目でした。計算が遅く問題を解くのに時間がかかっていました。特に確率と整数が苦手でとても苦しみました。私の場合は高3になってからほとんど数ⅠAⅡB の演習を行わなかったので過去問演習をする段階になってとても焦りました。個別授業でお世話になっていた小田先生が直前期に対策プリントをくださったのでそれを解いていました。
逆に数Ⅲは学校でも塾でもたくさん演習をしていたので段々と解けるようになっていきました。佐藤悠太先生がくださった積分の冊子を永遠に解いていました。そのおかげで積分が解けるようになり、好きになりました。佐藤悠太先生の授業では毎回予習テストと復習テストがあり、加えて予習してきた問題の解法を言わされる(笑)ので、緊張感があって一年間さぼることなく予習と復習を継続できました。
〇英語
語法と熟語をさぼっていたので私大の並べ替え問題は絶望的でした。それでも、高3の夏休みに単語を頑張っていたおかげで内容一致問題と和訳はどうにかなっていました。理系の大学の入試問題は長文読解の配点が高いので何とかなったんだと思います(笑)
〇化学
中学までは好きでしたが、高一で学校の授業が全く分からずお手上げ状態でした。高一の最後に塾で授業を受け始めると得意科目になりました。川原先生の授業は本当に分かりやすくて楽しかったです。特に高3になると授業の中で演習の時間も取ってくださり、授業に出ているだけで計画的に学習できました。毎週川原先生が来る日は受付で過去問の質問に答えていただいていました。どの問題もすらすら答えてくださって、私が分からなそうな顔をすると説明の仕方を変えながら何度も教えてくださいました。私大の受験では化学を使ったのですが、どの学校でもしっかりと解くことができました。
〇生物
一番伸びた科目でした。東工大生命理工学院の総合型では二次試験は生物だけなので9月ごろから集中的に論述対策を始めました。論述対策を始めてみると生物の理解が深まって楽しかったです。10月ごろから佐藤智一先生の個別授業を受け始めると、どのように生物を学ぶべきかが分かりさらに問題が解けるようになりました。代謝や発生など覚えることが多くて混乱しやすい分野を、図を用いながら分かりやすく教えてくださったので、自分がどこを覚えきれていなくてどこの理解があやふやだったのかが分かって効率的に復習できました。復習のときは資料集を見ながら自分なりに図を書いてみるのが効果的でした。
〇過去問演習
過去問演習は共通テスト前までは時間を計らず行っていました。時間を計らないことで苦手分野をとばすことなく演習できました。自分の苦手な範囲が分かって、復習ができたことで整数や化学平衡、進化などはある程度解けるようになりました。とばす問題を見極める練習は過去問を2、3年分解けばできるようになるのでまずは苦手をなくすこのやり方はとてもおすすめです。理科や数学は過去問を解いていく中で理解が深まるので点数は気にしすぎず挑戦するといいと思います。
一会塾での学習環境についてはいかがでしたか?
質問しやすい環境でした。授業の予定表が受付に貼ってあるので、質問したい先生がいる日までに質問をためて先生を見つけて質問していました(笑)
相談もしやすかったです。特に成美さんには、学校の授業選択のことや塾の授業選択、大学の学部や受験校など受験に関わる全てのことの相談に乗ってもらいました。志望学部を迷っていた時は何度も相談に乗っていただいて心強かったです。
周りは医学部志望の子が多かったですが、特に何の問題もありませんでした。高3になると塾で過ごす時間が長くなるので、自然と仲良くなり、一緒にお昼ご飯を食べたり、間食をたべたりする時間を楽しみにしながら自習を頑張っていました。特に、学校の授業が無くなって自習室にしか行かなくなった1月2月は精神的にすごく支えられていまし
た。
東京工業大学での受験当日について教えてください。
9:30~11:00 筆記試験
11:00~13:00 昼休み
13:15~16:00 面接 (一人 15 分)のような感じでた
受験者数が少ないためか、試験会場は私大の受験会場よりも寒く感じました。ひざ掛けやカイロは許可をもらえば使えるようでした。受験生の男女比率は 7:3 くらいでした。そんなに張り詰めた雰囲気ではなく、私もあまり緊張しませんでした。入試本番は2、3問自信のない問題がありましたが、手ごたえはそこそこよかったです。
筆記試験が終わってから面接が始まるまでにかなり時間があり、面接を待つ間は参考書を読むことができましたが私は集中できなかったので、ひたすら志望理由を頭の中で繰りかえしていました。
面接ではまず志望理由と生物の質問、志望理由についてさらに深ぼった質問をされました。生物の質問は比較的答えやすかったと思います。志望理由については少ししどろもどろになってしまったところもありましたが、頷きながら聞いてくださいました。
試験を通して論述の基礎を固めておくことが一番の対策だったと感じました。
推薦入試で大変だったことは何ですか?
情報が少ないことが一番大変でした。共通テストで何点取ればいいのかもわからず、共通テストが終わった後も一次試験が通ったかどうかの見通しもたてられませんでした。
M・Y さんが参考にされた合格体験記 東工大合格の小池ひかる先輩
また、一次試験の合格が分かってから二次試験までは五日ほどしかなく、その間にも私大の受験がありました。学校も塾もとても協力してくださいました。学校でも塾でもたくさん添削してもらい、論述は自信をもって書くことができました。
受験勉強を振り返って思うことはありますか?
合格した瞬間はとても驚きました。私立の合格発表も出ていなかったので、私の受験の初めての合格発表でした。合格書類が来たときにやっと実感が湧きました。
一年を通して大変なこともたくさんありましたが、自分が伸びていることをたくさん感じることができました。
私は共通テストがとても苦手で共通テスト前日はとても不安で眠れませんでした。共通テストの勉強をたくさんしてもなかなか点が伸びずたくさん悩みました。共通テストが終わった後、学校に自己採点を提出しに行った時に共通テストがうまく行った友人の話を聞いてとてもつらかったです。
それでも終わったことは仕方ないと思い、そこからまた国立に向けて頑張ることができたから合格できたのだと思っています。共通テストが終わってから国立まではたくさん時間があるので気持ちを切らずに頑張って欲しいです。
これから受験する人に向けてアドバイスをお願いします
受験は長期戦です。早めに始めて、続けられた人がうまく行く確率が高いです。一年間の受験生活を通して私は本当にこう感じました。特に英語と数学は早めに始めたほうがいいと思います。私は数学をさぼったために大変な思いをしました(笑)皆さんの受験がうまく行くことを祈っています。
★保護者の方から通塾の感想をいただきました★
~本人はもちろん家族にとっても初めての大学受験でした。そんな我が家を的確に導いてくださり本当にありがとうございました。適切な学習方法の提案や進路指導で信頼が持て、また急な面談にもご対応いただき安心して通うことができました。思えば昨年2月の保護者会がとてもよく、本当の意味での大学受験を理解できました。入試の勉強は試験に対する技術が必要だと思っております。それをしっかりとサポートしていただきありがとうございました~